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【ポケモン机上論ORASシングル】「ねごと」で100%「ほえる」を出して行動スキップする"ねこのてねむる"+砂による判定勝ち

行動スキップループで一方的に勝ちたい

 

はじめに

 

 ポケットモンスターX・Yオメガルビーアルファサファイアのシングルバトルについての机上論の戦術記事です。

 

 以前、このような記事を書きました。

tetspond.hatenablog.com

 もしも剣盾にねこのてがあったら、ねこのて出ないダイビングをベースにしたキョダイガンジンでステルスロックを撒いて、ねこのてでねむるが・ねごとで100%ほえるが出るようにしたアローラペルシアンでねむる→ねごと→ねごとと動き続けて、相手をステロダメージで削って勝とうという構築です。

 詳しくは上記記事をご覧ください。本記事では先制ねごと強制交代についての詳しい説明は省きます。

 

 現実では、剣盾の第八世代ではねこのてという技がないので、その記事の中で、第六世代の環境でこの戦術を使うことについても軽く考察していました。

 今回、3DSのネット対戦ができなくなるというこの時期に、新たな構築案を思いついたので、書くことにしました。

 

 

 

第六世代である理由

 

第八世代以降は、ねこのてがありません。

第七世代は、総合時間なし・持ち時間ありのルールが基本なので、今回の戦術で勝ちを目指すことは難しいです。PPの問題など。

第六世代は、総合時間30分・持ち時間なしのルールが基本なので、今回の戦術で勝ちを目指しやすいです。

第五世代は、たしか総合時間60分のルールが基本だったはずなので、今回の戦術で目指すことは難しいです。PPの問題など。加えて、もっといい方法があります。

第四世代以前は、判定勝ちという勝ち方がないはずです。

 

 

 実際に試すことができる環境を持っていないのですが、以下の記事のときのような感覚で机上論で記事を書いちゃいます。

tetspond.hatenablog.com

 

 

 

戦術

 

カバルドンをまず出して、砂を撒きます。

さらさらいわにより8ターン砂が続くので、7回砂ダメージが発生します。

 

「ほえる」と「ねこのて」と「ねごと」を覚えたポケモンに交代します。

「ねこのて」では100%「ねむる」が出るように、他2匹の技を整えておきます。

「ねごと」では100%「ほえる」が出るように、そのポケモンの技を整えておきます。

 

「ねむる」で、ダメージを回復しつつ寝ます。

このとき1回攻撃を受けますが、次にねむるを使うターンに全回復します。

 

次のターンとさらにその次のターンは、先制して(すばやさが次第なのですばやさが重要)「ねごと」を使い、「ほえる」を確定で出し、相手を行動前に交代させます。

 

ねむる・ねごと・ねごとの上記ループ(③・④)を繰り返します。

 

総合時間切れの判定勝負に持ち込みます。

相手の砂ダメージ7回分の削れ具合と、自分の攻撃1回被弾による削れ具合の比較し、控えのハピナスのHPの多さにより勝ちます。

 

 

 

構築

 

ブニャット

種族値 71-82-64-64-59-112

個体値 31-0-31-31-31-31

努力値 196-0-4-0-52-252(あまり4)

性格 おくびょう

実数値 171-78-85-84-86-180

特性 あついしぼう

持ち物 たべのこし

技 ねこのて ねごと ほえる あなをほる

 

 先制してねこのてを使うため、最速にしています。

 ねこのてとは関係なく、ねごとで確実に技を出すために、ねごとで出ないあなをほるを一応入れています。なお、まもるはねごとで選ばれてしまいます。

 

「ねこのて」&「ほえる」を両立する最終進化ポケモンは、ドーブルを除くと以下のとおりです。それぞれ特徴があります。

ペルシアン H65 B60 D65 S115 一番すばやさが高い

ブニャット H71 B64 D59 S112 あついしぼう

ゴウカザル H76 B71 D71 S108 弱点が4つある 耐久数値が一番高い

 

 (ブニャットは爆弾以外でも活躍できます)

 

 

カバルドン

H種族値 108

H実数値 215

特性 すなおこし

持ち物 さらさらいわ

技 あなをほる まもる ねむる ふきとばし

 

 初手に出して相手に砂ダメージ7回を与える役割です。

 技はねむるを除いてねこのてで選ばれません。

 

 

ハピナス

H種族値 255

H実数値 362

技 ソーラービーム ゆびをふる カウンター まもる

 

 控えに待機して、圧倒的HPにより判定のHP割合勝負で活躍する役割です。

 技はねこのてで選ばれません。

 

 

メタモン

特性 かわりもの

持ち物 きあいのタスキ

 原案から続投で、パーティーに入れておきます。相手がステルスロックを撒いてきそうなときにはカバルドンの代わりに出して相手をコピーしステルスロックを撒きます。最初の7ターン以外もループ中は相手にダメージが入るようになるので、かなり勝ちやすくなります。しかし、相手依存です。

 

 

他2匹

 

 物理受けのポケモンを入れることで、見た目が受けループっぽくなり、相手視点では対面向きのポケモンより崩し向きのポケモンが優先され、すばやさが高かったり先制技を覚えたりするような、ループを崩してくるポケモンを選出されにくくなりそうです。

 

 

判定の例

 

相手が選出した3匹が砂ダメージで

132/159 (砂ダメ3回)

141/159 (砂ダメ2回)

141/159 (砂ダメ2回)

と削れていたとします。

このときHP割合判定に使われる数値は、

414/477=86.79...→86 86%です。

 

こちらの被弾が

ブニャット 74/171

カバルドン 215/215

ハピナス 362/362 だった場合、

HP割合判定に使われる数値は、

651/748=87.03...→87 87%です。

 

 ブニャットの被弾が6割程度までであれば、食べ残しの回復込みで勝つことができます。

 

 

 

弱いところと懸念点

 

弱いところ

 ブニャットより速いポケモンがいるだけで、「先制で相手の行動前に相手を強制交代させる」というコンセプトが崩壊します。

 ねむるのターンの被弾と先制技被弾で倒されても崩壊します。

 相手に砂ダメージがあまり入らなかった場合やブニャットの最後の被ダメージが大きかった場合は、判定負けします。公開当日追記 これを考えるとあられのほうが良いかもしれません(sv脳で砂だけで考えてました)。

 

 この他にも穴は多いです。

 

 

懸念点

 ねこのてのPP32は大丈夫ですが、ねごとのPPは16です。つまり、8セットしかループをできないということになります。

 ブニャットを交代で出す最初の1ターンと、8セット*3ターンの24ターンを合わせて、25ターンで、試合終了を迎えることができるかという懸念点があります。

 砂ダメージのエフェクトやたべのこしの回復エフェクト込みでギリギリ間に合うでしょうか……?

 

 

 

SVでの先制ねごとによる行動スキップ関係記事

 

ダブルバトルで、味方催眠により100%で強制交代技を出そうという試み

tetspond.hatenablog.com

 

・シングルで2/3で強制交代技を出す構築で戦うという試み(マスボ到達)

tetspond.hatenablog.com

 

 

 

おわりに 

 

 3DSのネット対戦終了まで今日で1か月です。

 トリプルバトル界隈などの動きを、近いような遠いようなところから見守っていきます。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

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【ポケモンSVダブル】ホーホーコータス 二重眼鏡噴火 (いろめがねスキルスワップホーホー+こだわりメガネふんかコータス)

ダブルバトルでも、半減を貫通する噴火で相手の場を更地にしたい

ホーホーをガチ対戦で活躍させる機会を楽しみたい

 

ホーホー

 

はじめに

 

 ポケットモンスター スカーレット・バイオレットのダブルバトル構築記事です。

 

 ガチ対戦でホーホーが活躍する機会がありました。

 選出固定のトリックルームパーティーで、ホーホーの力を借りたコータスが相手をワンパンしまくります。

 

 

 

対戦でのホーホー

 

 最終進化ですら対戦向きではないことが多い第二世代の、進化前のポケモンです。

 

 種族値 60-30-30-36-56-50 (合計262)

 普通の対戦で使われることはたぶん想定されていないです。

 

 

 今までの事例で言うと、第八世代で、ポケモン徹底攻略にホーホーの星5育成論がありました。

yakkun.com

 最初は「方法序説」とかけた「ホーホー序説」というタイトルだったというのは詳しい人しか知らない話    

 この執筆者の方とは、一時期Twitterで交流があったのですが、1年前くらいからだったか、アカウントが消えていなくなってしまいまいました。寂しいです。

 

 ポケモン動画投稿者最大手がこの育成論のホーホーを動画にしていました。

www.youtube.com

 

 

 

いろめがねスキルスワップの始まり

 

 ホーホーを使うに至るまでの経緯を書きます。

 

 ブログ初期からFF関係にある方で、コータス好きの方がいます。後出しバンギラスに勝てず困っていました。

  

 ロマンが好きなので、コータスバンギラスを倒してみたいという気持ちに共感しました。方法を思いついたので、お伝えしました。

 

 

 約一週間後

colon-sem.hatenablog.com

 トリックルームを貼った状態で、コンパンとコータスを出し、コンパンのスキルスワップコータスに使いながら、テラスメガネ晴れ噴火を叩きこみます。

 

 

 とても楽しそうなので、アイデア出した人としても、コンパンコータスで戦ってみよう!と育成しました。

 ランクバトルシーズン1(2022年12月)のマスボ級上げは、コンパンコータスでしました。

 WCSのときのトレーナーズクルーズでもコンパンコータスで遊びました。

tetspond.hatenablog.com

 

 

 前述のFFの方の最新のコンパンコータスの記事はこちらになります。

app-date.net

 

 

 

ホーホーの解禁

 

 コンパンコータスには、

3ターン目と5ターン目にまもるを使われるだけで相手を倒しきれずにトリルが終了し、次のターン、コンパンのいかりのこなではコータスを守り切れず負ける、

という展開があるという問題がありました。

 

 前述の別の方の記事は、フワンテ採用で1ターン中にトリル展開と退場を同時に行うことを目指すことでコータスにトリルを4ターン渡そうとしていましたが、実際に対戦してみたら理想どおりに行くことは少なかったです。

 サイコフィールドの展開をするという前提で安定性を求めると、イエッサンとブリムオの組み合わせで、トリル貼りに1ターン・退場に1ターン使うというのが良いかなということに自分の中では落ち着きました。

 

 

 事態が動くのはDLCでした。ダウンロードコンテンツ碧の仮面(2023/9/13)で、ホーホーが解禁されました。2023年10月のランクバトルシーズン11から参加できます。

 これまで、いろめがねスキルスワップができるポケモンはコンパン系統だけでしたが、ホーホー系統が追加されました。

ホーホーのスキルスワップ

 

 ホーホーの技を見てみると、「ふういん」がありました。

 トリル3ターン目(ホーホーにとっての1ターン目)はコータススキルスワップを使うとして、4ターン目にふういんでまもるを封印すれば、5ターン目に相手に守られることがなくなります。

 コンパンの枠をホーホーに変えて、戦ってみることにしました。

ホーホーのふういん

ホーホーの理想展開

 

 

 

パーティー

 ハバタクカミ・トドロクツキ+下4匹などというパーティーにしていました。

 

イエッサン

種族値 70-55-65-95-105-85

個体値 31-0-31-x-31-0

努力値 252-0-244-0-12-0

性格 のんき(すばやさダウン 防御アップ)

実数値 177-60-127-x-127-81

特性 サイコメイカ

持ち物 メンタルハーブ

ラスタル くさ

技 このゆびとまれ いやしのねがい トリックルーム ふういん

 

 サイコフィールドを展開しつつ、ブリムオンのトリックルームをサポートする役割です。

 相手にモロバレルがいて、ブリムオンはサポートなしでトリルを展開できそうなら、初手いやしのねがい→2ターン目ホーホーまもる(その間にブリムオン爆発)と動いていました。イエッサンにテラスを切らず&誰も眠らずにモロバレルを倒せます。

 

 

ブリムオン

種族値 57-90-95-136-103-29

個体値 31-0-31-31-31-0

努力値 252-0-116-0-140-0

性格 ずぶとい(攻撃ダウン 防御アップ)

実数値 164-95-143-156-141-30

特性 マジックミラー

持ち物 リリバのみ

ラスタル みず

技 トリックルーム ミストバースト 

マジカルシャイン) (じゅうりょく

(ワイドフォース) (まほうのこな)

 

 このゆびとまれで守れない抜群範囲技であるゴールドラッシュ意識のリリバのみを持っています。

 ランクバトルをしている間はマジカルシャインじゅうりょくを覚えさせていましたが、コータスの並んだときに動きやすいように後で技を変えました。イエッサンのサイコフィールドのおかげで強く攻撃できるワイドフォース、ホーホーの代役を務めることができるまほうのこな(相手をエスパータイプに変える技・トリル中はコータスより後に動くのでホーホーほどはうまくいかない)です。

 

 

ホーホー

種族値 60-30-30-36-56-50

個体値 31-0-31-31-31-0

努力値 252-0-236-0-20-0

性格 のんき(すばやさダウン 防御アップ)

実数値 167-35-88-56-79-49

特性 いろめがね

持ち物 くろいてっきゅう

ラスタル ひこう

技 スキルスワップ エアカッター ふういん まもる

 

 スキルスワップは採用理由です。

 エアカッターはタスキつぶし用です。

 ふういん・まもるは前述のとおりコンパンとの差別化です。

 まもるは、1ターン目にイエッサン・ブリムオンのどちらかだけが倒れた場合に、もう片方が退場する2ターン目をやり過ごすことにも役立ちます。

 トリックルーム中に2匹が横に並ぶことが前提のギミックでは、少なくとも2匹のどちらかはまもるを使えないと、扱いにくいです。

 

 くろいてっきゅうによって、すばやさ実数値は24となります。

 本来、ホーホーはひこうタイプを持っているため、地面にいないです。そのため、サイコフィールドが展開されていても、相手からの先制技を受けてしまいます。しかし、くろいてっきゅうを持つことで、見た目どおりにサイコフィールドの恩恵を受けることができます。

名実ともに接地しているホーホー

 

コータス

種族値 70-85-140-85-70-20

個体値 31-0-31-31-31-0

努力値 156-0-0-252-100-0

性格 ひかえめ(攻撃ダウン 特攻アップ)

実数値 165-81-160-150-103-25

特性 ひでり

持ち物 こだわりメガネ

ラスタル ほのお

技 ふんか ねっぷう ふんえん かえんほうしゃ

 

 ふんか以外をほぼ使わない(たまにトリルを貼れなかった負け濃厚の試合でねっぷうを使うくらい)ので、そのままにしてしまっていましたが、今技を覚えさせるなら、ウェザーボールは入れておきたいです。

 個体値0で性格補正なしだと、実数値25となり、鉄球最遅ホーホー+1となります。

 

 いろめがね+こだわりメガネ+テラスタル+威力MAXの噴火は、HD252ガオガエンすら93.75%で倒せます。

半減タイプをまとめてワンパン



 

ホーホー 結果

 

 ランクバトルレギューレーションE(2023年10月のシーズン11~12月のシーズン13)のどこかの月で、このパーティーで戦いました。

 スーパーボール級ランク9からのマスボ級上げに使いましたが、たしか30試合くらいやってマスボ級に上がれなかった気がします。

 

 ランクバトルレギュレーションF(2024年2月のシーズン15)のマスボ級上げでリベンジを目指し、38試合(19勝19敗)かけてマスボ級到達を達成できました。

マスターボール級到達直後

 そんなに強くはなかったです。

 

 

 

コンパンとホーホーの比較

 コンパンコータスとホーホーコータスを両方体験しました。コンパンとホーホーを比較してみます。

 

・すばやさ

 コンパンは最遅で実数値45になれるので、鉄球込みで実数値22になります。よって、コータスのすばやさ実数値は23(最遅+1)にできます。

 ホーホーは最遅で実数値49になるため、鉄球込みで実数値24になります。よって、コータスのすばやさ実数値は25(最遅+3)になります。

 低速トリルアタッカーのすばやさは低いほうがいいので、この点ではコンパンのほうが良いです。ただ、どちらにしても最遅コータス以上最遅29族(ブリムオン)未満なので、あまり変わらないです。

 

・それ以外のステータス

 耐久はコンパンのほうがホーホーの1.1倍くらい硬いです。

 特攻の値はほぼ同じですが、そもそも攻撃性能は期待されていないのであまり関係ないです。

 コンパンのほうが良いです。

 

・技

 スキルスワップは確定として、残り3つの技の候補を比較します。

 

コンパン

ねむりごな:何とかしてくれる

アシッドボム:ディンルーや高耐久チョッキや炎1/4勢を噴火で倒せるようにする

むしのていこう:タスキつぶし兼耐久サポートになる

がむしゃら:うまくいけば相手を大きく削れる

いかりのこな:トリルかサイコフィールドがないときのコータスを守れる

 

ホーホー

きりばらい:相手の壁などを除去できる(サイコフィールドも除去してしまう)

さわぐ:催眠対策になる

さいみんじゅつ:何とかしてくれる

エアカッター:タスキつぶし

ふういん:トリル5ターン目のまもるを防げる

ハイパーボイス:エアカッターより命中と威力が高いタスキつぶし

ねっぷう:晴れていればハイパーボイスより火力が高いタスキつぶし

他 リフレクター ふきとばし

 

共通

まもる:コータスと並ぶために必要となる

ナイトヘッド:一番安定して相手を削れる

 

 ホーホーもエスパー系ポケモンだけあっていろいろ覚えるのですが、コンパンは覚える技一つ一つがとても優秀で、コンパンのほうが偉そうに感じます。

 

<ホーホーのふういんについて>

 4・5ターン目も何かしらやるべきことがあることが多く、封印を決める余裕があるときが少ないです。また、何かしらやるべきことをやっているうちにトリルターンが終了した後、ホーホーはできることが少ないですが、コンパンはいかりのこなでサポートをすることができます。ここが大きな違いでした。

 ニードルガード・みきりはまもる封印でも防げないという穴もありました。

 

 

 すばやさ、すばやさ以外のステータス、技の3つの観点から、ホーホーよりコンパンのほうが強いという判断に至りました。

 

 ホーホーのためにホーホーが優れている点を言うと、タイプです。ゴースト無効がえらかった試合がありました。

(記事投稿翌日追記:VSキラフロルでどくびしを回収できるコンパンのほうがタイプも優秀かもしれません)

 

 

場面紹介

 

 あめふらしへの交換・いたずらごころあまごいは、ホーホーのスキルスワップによってホーホー側でひでりが発動する関係上、怖くないです。スキルスワップのターンの次以降は、相手にスキルスワップを使うことでひでりを再発動できます。

ニョロトノ破壊

 

 

 後発ヒードランは、ホーホーのスキルスワップで特性を奪うことでコータスで倒せます。先発だと、ホーホーのいろめがねをヒードランに渡すことになり、いろめがねスキルスワップがない分そのあとうまくいかないことが多いです。

ヒードランを炎技で倒す

 

 

 しめりけラグラージに遭遇し、ブリムオンが爆発退場することができなかった試合がありました。面白かったです。しめりけで負けるという体験をできました。

ラグラージのしめりけ

 

 

 ホーホー仁王立ちエンドの試合 (棒立ちだけど)

最後の1匹を倒したホーホー

 

 バンギラス兄弟に負けた試合(トリル展開は怯みで崩壊しがち)

テツノイバラ+バンギラス

 

 

おわりに

 

 特性・技・遅さが良ければ、進化前ポケモンでも唯一無二の活躍機会があります。すてきなことだと思います。

 

 PJCS2024の3月予選はコンパンコータスのパーティーを登録しました。楽しみます。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 この前の2/29に、このブログは開設4周年を迎えました。うるう開設をしていました(初投稿は10月)。時の流れを感じます。いつもありがとうございます。

 

 

 ↓ いろめがねが活躍した仲間大会記事 モルフォン登場

tetspond.hatenablog.com

 

 

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【ポケモン】2022年にした仕様文献調査 Part3

2022年にインターネット上で調べてポケモンwiki編集をした仕様のことをまとめておきたい③

 

 

はじめに

 

 2022年の仕様調査に関する記事の第6回です。最初の3回では、2022年に自分で検証することによって調べた仕様についてまとめました。

【ポケモン】2022年した仕様検証 Part1 - テツポンドのブログ

【ポケモン】2022年した仕様検証 Part2 - テツポンドのブログ

【ポケモン】2022年した仕様検証 Part3 - テツポンドのブログ

 

 第4回から、インターネットの海に散らばった仕様検証を、仕様知識の集積場所であるポケモンwikiに持ってきた記録について書いています。今回はそのPart3です。

【ポケモン】2022年にした仕様文献調査 Part1 - テツポンドのブログ

【ポケモン】2022年にした仕様文献調査 Part2 - テツポンドのブログ

 

 

 

 

 

 

タンバシティのメノクラゲ+色違い

 

 HGSSにて、タンバシティで条件を満たすと詰み防止のためのメノクラゲをもらえるという隠し要素があります。

 

メノクラゲ - ポケモンWiki

タンバシティ - ポケモンWiki

 

 色違いがもらえるということが検証されたので、タンバシティのページとメノクラゲのページに追記しました。

www.youtube.com

 この検証は3桁再生ですが、もっと再生されていてほしいですね。忍耐力尊敬します。

 

 

 

マナフィの専用技

 

 レジェンズアルセウスが出る前のこと。

 

幻のポケモン - ポケモンWiki

で、マナフィだけ専用技が書かれていませんでした。

 あれ、ハートスワップは?と調べてみると、どうやら第七世代以降はマギアナが覚えることによって専用技ではなくなっているようです。

 それでも、登場当初は専用技だったので、「(第六世代まで)」をつけて専用技:ハートスワップと記載しました。

 

 今では、それに加えてブレイブチャージも書かれています。

 

 どうして、専用技を持たない準伝説ポケモンを差し置いてマナフィクレセリアには2つ目の専用技が与えられたんですかねー……

 

 そういえば、ばかぢからは当初3レジの専用技だったという話、それ以降の世代の人間にとってはすごく意外な事実です。

 

 

 

こだわり系アイテムとぶきよう獲得

 

 不思議な仕様で、ポケモンwikiに書かれていない仕様に遭遇しました。

 

 本文には書かれていないですが、ゲンガーがこだわり系アイテムを持っているということで間違いないと思います。

 

1ターン目

ゲンガー スキルスワップ ゲンガーの特性がぶきようになる

2ターン目

ゲンガー ほろびのうた 失敗する

3ターン目

ゲンガー トリック 失敗する

 

 

 第七世代以降、こだわり系アイテムの仕様に、こだわった技以外を出そうとしても失敗するというのが追加されました。

注 これは、仮に技選択を潜り抜けてもそうなるようになったという意味で、第六世代以前も技選択時の制限により普通はこだわった技以外を出すことはできませんでした。

 

 一番メジャーな例は、こだわりアイテムを持ってゆびをふるをして、溜め技(そらをとぶなど)が出たとき、

他の持ち物なら、ゆびをふるでそらをとぶを出して飛翔し、次のターンに着地攻撃するということになるはずのところ、

次のターンの行動が失敗になる

という事例です。

 

 そこに、別の事例が加わったということになります。

 

 

 普通に考えると、こだわった状態になった後に道具の効果が無効になった場合、こだわった技以外の技も選択することができ、さらに行動を成功させることができそうです。

 実際、さしおさえ・マジックルームで道具の効果が無効になった場合は、そのとおりになります。

 しかし、特性ぶきようを得た場合は違うのです。こだわった技以外を選んだ場合、選ぶこと自体はできますが、行動を成功させることができません。

 

 ポケモンwikiに次のように書きました。

こだわり系アイテム - ポケモンWiki

  • すでに技をこだわっているポケモンが特性ぶきようさしおさえ/マジックルーム状態になって道具をさしおさえられると、技を自由に選べるようになる(ただし、第七世代以降は次項の仕様により選べても失敗する場合がある)。状態が治ると先ほどこだわっていた技しか出せなくなる。
  • 第七世代以降では、こだわり系アイテムで技をこだわったポケモンがこだわった技以外を使うと必ず失敗する。
    • この仕様は、こだわり系アイテムを持ちながら使った技で特性がぶきようになった場合にも、ぶきようを無視して働く。

 

 

 今(2024/2/25)は、第七世代という項目に「次項」の部分が分離されて、こうなっています。

 

技をこだわっているポケモンが、以下の方法でこだわった技以外を使おうとすると失敗する。このとき、出そうとした技はメッセージで表示される。ただし、わるあがきを出すときは成功する。

  • 技をこだわった後、特性ぶきようの効果を得てこだわった技以外を出そうとすると失敗する。
    • さしおさえ/マジックルームによりこだわった技以外を選べたときは失敗しない。ぶきようとさしおさえ/マジックルームが両立している場合も失敗しない。

 

 

関連豆知識

こだわり系アイテム - ポケモンWiki

 「第五世代・第六世代のみ」の項の上のところに書いてある仕様により、

「しめつけバンドの効果 で しめつける しか 出せない!」というようなメッセージを表示させるという遊びをできます。

 

 

 

 

ネコにこばん

 

 ポケモンwikiの「ネコにこばん」にこのような記述があります。

ネコにこばん - ポケモンWiki

第五世代以降では、1度の戦闘で拾えるお金の最大値は99,999円である[4][5]

 

 これの根拠として示されているのが第五世代の検証でした。

 第六世代について、検証したツイートを見つけたので、参照を追加しました。

 第五世代と同じ結果でした。

 

 今はアカウントが消えてしまった多良津さんのツイートでした。

 

 

 

レポートにたくさんかきこんでいます

 

  こういう検証ツイートを見かけました。

 

 

 ポケモンwiki

レポート - ポケモンWiki には、

  • HGSSなどでは、レポートを書くときに出てくる表示に「ポケモンレポートに かきこんでいます」と「レポートに たくさん かきこんでいます」の2種類がある。ポケモンボックスの操作によって6つ以上のボックスに変更があったときに後者の表示が出ることが確認されている[1]

と書いたのですが、今見たら

になっていました。たしかにこちらのほうが正確な記述なので、反省しました。

 

 

 また、元のツイートでは、他にも検証がなされていて、

・ボックス単位でセーブ

・変更のあったボックスのみセーブ

・6ボックス以上だと「たくさん」と言われるけれどただの目安

と推測されていました。

 

 

 

おわりに

 

 2022年終了から1年2か月ほど経過していますが、2022年にした~シリーズをやっと終えました。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 関係ない話題ですが、今日のポケモン竜王戦ゲーム部門優勝インタビューの「今年の目標は?」に対する「ポケットモンスターに関しては、~~」という回答は、後に続くであろう質問に対しての漢字五文字関連の回答を想定したものであったであろうに、そこでインタビューが終わってしまって、「え、終わっちゃうの!?」と拍子抜けしました……。

 

 

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【ポケモン】エネコロロではなくエネコが適任の戦術(エネコロロロック)

あれ、これってエネコロロよりエネコのほうが良くない?

 

 

はじめに

 

 ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイアの対戦動画を見ていて気がついたことについて書く記事です。

 

 

 

 

 

取り上げる動画

 

 以下の動画を見ました。

 ノーマルスキン+ゴーストタイプ+交代封じで相手をロックする戦術(エネコロロロック)は情報をよく追っていた分野だったのでサムネを見た瞬間すぐに分かり、嬉々として動画を見ました。

www.youtube.com

 

 動画閲覧前提で、エネコロロロックの説明は省きます。

 

 

タブンネエネコロロパンプジンと出し、

 

1ターン目

タブンネ  エネコロロになりきり

エネコロロ ねこだまし

パンプジン トリックルーム

 

2ターン目 トリックルーム

タブンネ なかまづくり(ノーマルスキンなかまづくり)

エネコロロ タブンネ行動直後にまねっこ(ノーマルスキンなかまづくり)

パンプジン エネコロロのハロウィン

 

と動きます。

 

 

きっかけ

 

 動画にこういうコメントがついていました。

 

 以下で、本当にそうなのか調べていきます。

 

 

 

動画から分かる情報

 

エネコロロ種族値

70-65-65-55-55-70(合計380)

 

エネコロロのすばやさ実数値

 

動画15:25付近で

パンプジンは特大・最遅

タブンネのすばやさはパンプジン+1

エネコロロのすばやさは黒い鉄球所持でタブンネ+1

と載っています。

 

 パンプジンのすばやさ種族値は、動画内のトーク(3:36)から特大サイズのパンプジンと分かるため、54です。

 最遅で実数値は53になります。

 

 タブンネのすばやさは、54ということになります。

 

 エネコロロのすばやさは、鉄球込みだと55ということになります。

 鉄球なしだと110または111と分かります。ここでは、必要努力値が少ない110とします。

 

 動画15:25付近の情報から性格はようきだと分かるため、努力値76振り、性格補正ありで、実数値110にしていることになります。

 

 ※エネコロロは第七世代以降はすばやさ種族値が90になっています。しかし、オメガルビーアルファサファイアでは、ぎりぎりまだエネコロロはすばやさ種族値は70です。第七世代以降だったなら、無振りでちょうど110になります。

 

 なお、道具なし最遅エネコロロのすばやさ実数値は67です。

 

 

エネコロロのHP実数値

 

 動画3:44の画面から、177と分かります。

 エネコロロのHP種族値は70なので、努力値252を振り切っている値です。

 

 

エネコロロのその他の実数値

 

 「陽気Hbds」とあります。

 上述のとおり、努力値は、HP252,すばやさ76となっているため、残り126の努力値を防御と特防に振っているようです。

 

 HBD/(B+D)を最大化していることと仮定すると、防御44、特防132振り(あまり6)になります。

 

 

まとめ

 

 ここまで、下げたい個体値はなかったので、すべて31とします。

 

 まとめると、

個体値 31-31-31-x-31-31

努力値 252-4-44-0-132-76

性格 ようき(特攻ダウン・すばやさアップ)

実数値 177-86-91-x-92-110

 (すばやさはくろいてっきゅう込で55)

ということです。

 

 

 

エネコの場合

 

 

エネコの種族値

50-45-45-35-35-50(合計260)

 

エネコのすばやさ

 

 エネコは、すばやさ種族値が50なので、個体値0・性格補正なし・無振りで、実数値55となります。

 くろいてっきゅうなしでこのすばやさを達成できるので、持ち物が自由になります。

 

 

エネコの耐久

 

 努力値・持ち物・性格補正をすべて耐久に使うことができます。

 進化前なので、しんかのきせきを持つことができます。

 

 こんな感じになります。

 

振り方1

個体値 31-31-31-x-31-0

努力値 196-0-116-0-196-0

性格 わんぱく(特攻ダウン・防御アップ)

実数値 150-65-88-x-80-55

きせき込みだと 150-65-132-x-120-55

 

 

振り方2

個体値 31-31-31-x-31-0

努力値 252-0-116-0-140-0

性格 わんぱく(特攻ダウン・防御アップ)

実数値 157-65-80-x-80-55

きせき込みだと 157-65-120-x-120-55

 

 ここでは、のちの比較のため振り方2を採用します。

 

 

 

エネコとエネコロロの比較

 

すばやさ

 

 どちらも、最遅パンプジン+2である55になれます(エネコロロは道具込)。

 

 

火力

 

 ねこだましの火力は、

エネコロロ 実数値86

エネコ 実数値65

ということで、エネコロロのほうが高いです。

 

 しかし、このパーティーはロック戦術が主軸なので、ねこだましの少々のダメージが試合に影響を与えることは少ないです。

 

 ねこだまし以外の技はすべて変化技です。

 まねっこで攻撃技を出すこともできなくはないですが、直前に行動するタブンネは変化技しか覚えていないことから、そのケースは少ないです。

 

 

耐久

 

エネコロロ

HP177 防御91 特防92

物理耐久指数(HB) 16107

特殊耐久指数(HD) 16284

 

エネコ

HP157 防御80 特防80

きせき込みだと HP157 防御120 特防120

物理耐久指数(HB) 18840

特殊耐久指数(HD) 18840

 

ということで、1.15倍ほどエネコのほうが硬いです。

 

ちなみにHBD/(B+D)で比較すると

エネコロロ 8097.5 エネコ 9420.0(最大化した場合は9428.6)です。

 

 

結論

 

ねこだまし

②まねっこで攻撃技を万が一出す場合の攻撃技

のダメージを除けば、

エネコロロではなくエネコのほうが良い

 

 

 何か見落としが怖いですが、たぶんこうです。

 

 トリルを見抜かれやすいというデメリットは、もともと他5匹の見た目がトリル構築なので、特に増えないかなと思います。

 

 

 

進化とすばやさ

 

 単なる耐久比較では、オボン発動前提エネコロロのほうがきせきエネコより硬いです。

 しかし、今回はすばやさという観点が入ったため、エネコロロがくろいてっきゅうを持つ必要が出てきて、エネコが勝ちました。

 

 進化前採用の理由の一つとして、進化後では実現できないすばやさになれる、というのがあります。

 逆に、すばやさの高さで進化前が採用されるニョロゾニョロモなどという存在があるのも面白いです。

 

 

 

エネコロロロック

 

 以前、こういう記事を書きました。

 第七世代以前のエネコロロロックの文献をまとめてもいます。

tetspond.hatenablog.com

 今考えるとこの戦術はアイアントではなくなかまづくりムラっけ最遅オクタンのほうがいいのでは?と一瞬思ったのですが、オクタンのなかまづくりは剣盾時点では没収されていました。あと1/5で相手のすばやさグーンで崩壊するという穴もありました。

 

 

 

おわりに

 

  以下の記事以来の、パデックさん動画関連記事でした。

tetspond.hatenablog.com

 

 トリプルバトルのオンライン対戦の終焉が近づきさみしいです。

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

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【ポケモンSVシングル】ノココッチバトンからの先制ねむねごドラテほえるカイリュー・ブリジュラス

カイリュー・ブリジュラスのすばやさを上げて、ねむねごドラテほえるをしたい

 

ほえる

 

 

はじめに

 

 ポケットモンスタースカーレット・バイオレットのシングル構築記事です。

 

  ダブルバトルで、味方催眠とねごとでドラゴンテール・ほえるを優先度0で出すという戦術をしました。

tetspond.hatenablog.com

 ただ、ねごとドラテというのは、本来はシングルでねむるを使って起動するものです。そして、上記のダブルの構築では動きの関係上、設置技を使う余裕がありませんでしたが、シングルなら無理なく撒けます。

 

 ダブルの構築記事を書いたことで、シングルでも優先度0ドラテほえるをやってみたくなり、やりました。

 

 11月にこれをやり、記事も昨年のうちにほぼ書いていたのですが、12月のダウンロードコンテンツで登場したブリジュラスで試したところ良好だったので、付け足すかたちでそれも書きます。

 

 

 

 

ねむねご+強制交代とは

 

 強制交代技の優先度は-6です。ただ、ねごとでそれらの技が出たときは、ねごとの優先度である0でそれらの技を使えます。

 よって、すばやさが勝っているポケモンがねごとでドラゴンテールなどを使った場合、相手を行動前に手持ちに送ることができます。そのターンは一方的に攻撃できるというわけです。

 

 自分自身が寝ていないとねごとを使えないので、ねむるで寝ます。

 

 ちなみに、ネッコアラは、強制交代技を覚えません。覚えたら、ねむるで寝る必要もなく初手から強制交代技を確定で出すということができたのですが、ダメでした。(たぶん与えられることはないのでしょうが、ネッコアラに関してはまずとっておきを返してほしいところです。)

 

 

 

ドラテほえる役の選定

 

 ダウンロードコンテンツ碧の仮面で、カイリューがほえるを習得しました。

 もともと覚えるドラゴンテールと合わせて、ねむる・ねごと・ドラゴンテール・ほえるという技構成が可能になりました。

 

 この戦術では、相手の攻撃を何回も受ける必要があり、1回はもちろん、2,3回攻撃を耐える必要があります。マルチスケイルでおかしな耐久力を持つカイリューはすばやさ以外この戦術に適任でした。

 ねむるでマルスケ発動状態まで一気に持っていけるのも相性がいいポイントです。

 

 

 カイリュー以外だと、基本はすばやさが重要なので、

碧の仮面前は、ブーストエナジーですばやさを上げられるポケモンとして、テツノコウベが一番アツいポケモンでした。その後、ウネルミナモが加わりました。

碧の仮面後は、ほえるを覚えたトドロクツキがブーストエナジー系統だと一番適任です。

 

 こだわらないすばやさ上昇というのがこの戦術ととてもマッチしていて、初めてテツノコウベをこの戦術で使っている動画を見たときは感動しました。完全にサザンドラとの差別化に成功していますし、この時点では全ポケモンで唯一の個性でした。

 のちにインゲンさんなども動画にしていますが、この動画がたぶん初出です。

youtu.be

 

 ただ、今回はカイリューでいきました。トドロクツキの耐久だと不安でした。

 カイリューでいくとなると、低いすばやさが問題です。ねごとを相手の行動前に使うためには、相手にすばやさで勝っている必要があります。

 

 バトンタッチですばやさアップを引き継ぐことにしました。

 

 

 

バトン役の選定

 

 何回も攻撃を受ける戦術なので、できればすばやさのほかに防御・特防も上げたいです。

 

 ポケモン徹底攻略の詳細検索で、防御・特防・すばやさを上げる技をそれぞれ覚えるポケモンを検索しました。

詳細検索 - タイプ耐性や覚える技などで検索|ポケモン図鑑SV|ポケモン徹底攻略

 ノココッチ・ニャイキング・オオタチが候補になりました。

 

 なお、ポケモン徹底攻略の詳細検索で、防御特防を上げる技で「たくわえる」がヒットしない不具合があります。

 たくわえる・こうそくいどう・バトンタッチができるポケモンとしてプクリンがいます。

 

 

 比較します。

 

ノココッチ

125-100-80-85-75-55

こうそくいどう とぐろをまく ドわすれ

・特性びびりが今回有用

・耐久が一番高い

 

プクリン

140-70-45-85-50-45

こうそくいどう たくわえる

・特性おみとおしで火力強化アイテムを見ることができる

・技枠に余りがある

 

ニャイキング

70-110-100-50-60-50

くさわけ てっぺき ドわすれ

・特性シェルアーマーが今回安心

 

オオタチ

85-76-64-45-55-90

こうそくいどう とぐろをまく ドわすれ

・特性おみとおしで火力強化アイテムを見ることができる

 

ハハコモリ

75-103-80-70-80-92

こうそくいどう てっぺき めいそう

 

 

今回は以下の理由からノココッチにしました。

・まずこうそくいどうから入り、次のターンに上から防御か特防を上げて相手の攻撃を受けたく、それができるすばやさを持っている(すばやさ種族値55)。

・てっぺきめいそうより、ドラゴンテールで活きる攻撃防御命中特防上昇のとぐろドわすれのほうがいい。

・単純に耐久が高い。

 

 

 

チーム

 

キラフロル

CS振り

特性 どくげしょう

持ち物 きあいのタスキ

ステルスロック どくびし おきみやげ ヘドロウェーブ

 

 ステルスロックとどくびしを撒く役です。特殊相手にもステルスロックを撒いたあとはどくびしを撒きたいので、「どくびし」を覚えさせています。

 退場してノココッチにつなぐために、珍しいおきみやげを入れています。

 

 特殊相手には2回行動したいので、ハバタクカミのシャドーボールを2回耐えられるくらいまで特防に振るのもありだと思っています。

 

 

・キラフロルの枠

サケブシッポ(ステロ両壁)

ユクシー(ステロあくびおきみやげ)

ダグトリオ(ステロおきみやげ)

を経て、キラフロルになりました。

 

 

 

ノココッチ

ラスタル フェアリー

努力値 164-4-76-0-36-228

性格 しんちょう

実数値 221-121-110-82-110-104

特性 びびり

持ち物 メンタルハーブ

こうそくいどう とぐろをまく ドわすれ バトンタッチ

 

 こうそくいどうでテツノツツミまで抜けるようにして、残り耐久です。

 本当はこの技構成なら攻撃を下げたほうがいいですが、攻撃技を1つ入れていたときの名残でこうなっています。

 

 オボンを持っていたときもありましたが、メンタルハーブに落ち着きました。アンコールを防げますし、ちょうはつに対しても、メンハ発動からすばやさ逆転バトンタッチですばやさアップだけなら繋げます。

 

 

・ノココッチの枠 

最初はクエスパトラでした。リュガのみ・みがわりで防御を1段階上げ、めいそうで特防を上げます。カジュアルと最初のランクバトル5試合のあと、ノココッチに代わりました。

 

たぶん一番積めたとき

 

 

 

カイリュー

ラスタル みず

努力値 252-4-36-0-28-188

性格 わんぱく

実数値 198-155-132-x-124-124

特性 マルチスケイル

持ち物 たべのこし

ねごと ドラゴンテール ほえる ねむる

 

 すばやさ2段階上昇で最速スカーフサザンまで上を取れます(主に最速スカーフウーラオス意識)。びびり発動などによりすばやさ3段階上昇ならすばやさブーストテツノツツミまで抜けます。

 

 放置でねごとが出るようにねごとを技配置順で一番上にしています。

 

 たべのこしを持つことで、相手を行動させていない間にねむるターンのダメージを回復してマルスケを復活できる場合があります。居座るので1試合でカイリュー1匹分以上回復することもあります。

 

 

 

 

戦績1

 

2023年11月(レギュレーションE・シーズン12)のランクバトルのマスターボール級上げに使いました。

 

xxxxx ooxoo 4-6

xxxox xxxxo 2-8

oooxx xoxoo 6-4

xoxxo oxxox 4-6

xooo 3-1

 

 最初に5連敗したのはたしかなんですが、ポケモンHOME上の対戦履歴だと1試合記録が少なく4連敗として記録されています。合計の試合数も、ポケモンHOMEでも勝敗数は19勝25敗と表示されていて44試合したことになっていますが、対戦履歴に残っているのは43試合分だけです。謎です。

 

 

6試合目からノココッチ

34試合目からキラフロル 以降9-7

40試合目からカイリューみずテラス 以降6-4

 

 

マスターボール級到達時

レート1425.339

58926位

 

 

 マスターボール級に到達することはできましたが、強くはなかったです。

 でも、先制強制交代で相手の行動をスキップし続けるとき、とても楽しかったです。

 

ねごとカイリュー

 

 

 

 

ブリジュラス

 

 ダウンロードコンテンツ藍の円盤の新ポケモンとして、ブリジュラスが登場しました。

 ドラゴンテールとほえるを覚えます。

 居座り防御系戦術に向いた特性である「じきゅうりょく」を持っていて、すばやさはカイリュー以上にあり、特防も努力値などで補えばそこまで脆くもないということで、この戦術におけるカイリューの役割を代わりにやらせてみました。

 

 以下でブリジュラスを使い、特防の脆さは努力値と持ち物で補えば全然気にならなくなるということを実感していたことも、やってみようと思った理由の一つです。

【ポケモンSVダブル】エルポット叩きパ(弱点保険砕ける鎧袋叩き)withトリル下先制サワムラー(すばやさ1809以上) ブルーベリープロローグ最終106位レート1752 - テツポンドのブログ

 

 

 

ラスタル:みず(水流連打半減などから)

種族値:90-105-130-125-65-85

個体値:すべて31

努力値:172-4-4-0-252-76

性格:しんちょう

実数値:187-126-151-130-128-115

特性 じきゅうりょく

持ち物 タラプのみ

技 ねごと ねむる ドラゴンテール ほえる

 

物理方面は特性と種族値によりかなり硬いですが、

特殊方面は特防種族値65により脆めなので、特防特化に寄せた配分とタラプのみによって補っています。

 

 特殊技を受けたときにも防御が上がっていきます。

 攻撃を2回受けるところあたりまでで倒れなければ、物理では基本倒せず、特殊でも倒すに苦労する要塞ができあがります。

 弱点のじめん・かくとうはアタッカーが物理に寄っていることが強さを加速させています。 

 

 

戦績2

 

 2024年1月(レギュレーションF・シーズン14)のブリジュラスが使える最初のシーズンでマスターボール級のランクバトルで試しました。

 

 結果、戦績をちゃんと数えてはいませんがカイリューより強いという感覚でした。

 レート1500あたりをうろうろするくらいでした。

 

 

ブリジュラスのほうが強いところ

・タイプが優秀なので、カイリューと違い、テラスタルをしなくても受けやすい。そのため、ノココッチにも積極的にテラスタルを使っていける。

・物理アタッカーと対面している状況が安心盤面になるため、強制交代をしても不利盤面が続くという事態が少ない。また、眠るタイミングを物理アタッカー対面で調節することで特殊アタッカーとも戦いやすい。

・ノココッチは物理アタッカー相手にとぐろバトンをするより特殊アタッカー相手にどわすれバトンをするほうが成功しやすく、それとブリジュラスの性質が噛み合っている。

 

 

カイリューのほうが強いところ

・ノココッチからバトンした次のターンに降参される

ドラゴンテールの火力がちょっと高い

 

 

 

ねごとドラゴンテールほえる確率メモ

 

 理論的にこの戦術の強さを考えるということを今回の記事ではじっくりとはしませんが、簡単な確率のメモを貼っておきます。

 

 

ねごと2回で出る技がどうなるか 確率

2/9 ドラテほえる

2/9 ドラテねむる

2/9 ほえるねむる

1/9 ドラテドラテ

1/9 ほえるほえる

1/9 ねむるねむる

 

 

VS 普通のポケモン

4/9 交代交代

4/9 交代失敗

1/9 失敗失敗

 

VS フェアリータイプorサーフゴーなど

1/9 交代交代

4/9 交代失敗

4/9 失敗失敗

 

 

 

 

戦術の弱いところ

 

 上のメモのとおり、攻撃を3回受けると倒される状況では、「失敗失敗」だとねむるで全回復したあとの3連打でやられてしまいます。

 ハバタクカミ・サーフゴーなどの使用率上位のポケモンに対して4/9の確率でそういうことが起きます。しかも、1試合で4/9というわけではなく、それらのポケモンの前で眠るたびに4/9で倒されるということなので、試合に勝つより前に倒される可能性がとても高いです。

 

 3回連続で攻撃を受けても倒れないという状況であれば、上記のような心配はしなくてよいのですが、そうなると今度は、ねむるで単純に回復が間に合うということなので、積み技を考慮しなければ普通にねむる+ほかの技で戦っても同じになり、この戦術の強みが薄れてしまいます。

 

 

 ABDS2段階上昇のカイリューなんてものが登場したら普通は勝ち確ですが、この戦術のカイリューだと運次第でそうもいかないというのも弱いところです。

 

 

その他

・こだわりトリックで停止する

・回復技持ち2匹以上が相手にいると、たいてい総合時間切れで判定負けする

・VS強制交代技持ちで、ねごと失敗のタイミングで強制交代技を使われるとこちら流されてしまう。

 

 

 

開拓

 

 ブリジュラスは、すばやさバトンだけでもそこそこ戦えていたので、クエスパトラと組んでもいいかもしれません。

 クエスパトラがどわすれを覚えたらもっと良かったのですが、覚えませんでした。どわすれ加速バトンポケモンの登場に期待です。

 

 1月のランクバトルでキレイハナちょうのまい・ねをはるバトンタッチからブリジュラスに繋ぐ構築が最終3桁以内だったかに入っていたので、キレイハナからつなぐのも面白そうです。

 

 

 

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おわりに

 

 特性きもったまのポケモンがともえなげ・ほえるorふきとばしを使えば、無効タイプがなくて良いです。しかし、SVには肝っ玉巴投げをできるポケモンがいません。

 

 

 今回カイリューのほえるを使いました。覚えているので使いますが、強いポケモンに特別イメージとマッチするわけでもない技を配らないでほしいです。カイリューはそもそもツルツルに見える肌なので、ジャラランガにマルチスケイルを渡すべきだと思っています。

 エネコロロになかまづくりを。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

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