久しぶりに時間切れによる判定勝ちを狙いたい
技「フェアリーロック」を活躍させたい
ポケモンチャンピオンズ
公式大会 マンスリーチャレンジ2026.05 構築記事
公式大会 マンスリーチャレンジ2026.06 構築記事

はじめに
ポケモンチャンピオンズ(『Pokémon Champions』、公式略称ポケチャン)のシングルバトルの構築記事です。レギュレーションM-A のマンスリーチャレンジ2026.05、レギュレーションM-Bのマンスリーチャレンジ2026.06の、広義のロマンギミックパーティーです。
総合時間終了時の判定勝ち、いわゆるTODを毎試合狙う特殊戦術で、遊びました。強さはそこそこですがシステマティックな面白い構築を作れたと思うので、構築記事を書きます。
構築の概要
クレッフィがフェアリーロックを使った直後、相手に倒してもらいます。
そして、相手が物理ならヤドラン、相手が特殊ならカビゴンを出して、フェアリーロックの効果が残っている次のターンに「とおせんぼう」を使い、相手の交代を封じます。
試合終了間際に相手を倒します。お互いに残数が2ですが、倒れているクレッフィのHPが低く、倒れていないヤドラン・カビゴンのHPが高いため、HP割合で勝ちます。
経緯
マンスリーチャレンジのルール
2026年05月13日、公式大会の開催が発表されました。レギュM-Aのシングルバトルです。
5月29日(金)から、『Pokémon Champions』の公式オンライン大会「マンスリーチャレンジシリーズ 2026.05」の開催が決定!
— ポケモンチャンピオンズ【公式】 (@Poke_Champ_jp) 2026年5月13日
参加賞としてエルレイドが貰えるから、気軽に参加しよう!https://t.co/9Dt0CViEN7#ポケモンチャンピオンズ #ポケチャン pic.twitter.com/j6Laiz8mxp
その中で、驚きの記載がありました。
制限時間について
対戦の総合時間が時間切れになると、対戦は終了し、残ったポケモンの数とHPで勝敗が決まります。
(出典:「マンスリーチャレンジシリーズ 2026.05」開催!)
現在のチャンピオンズのランクバトルでは、対戦の総合時間が0になって対戦が終了すると、引き分けになります。よって、対戦終了に持ち込んで勝つという戦術は、システム上、不可能でした。
しかし、マンスリーチャレンジであれば、それが可能ということになります。ポケモンSVと同じように、総合時間が0になると勝敗の判定が発生するため、対戦終了に持ち込んで勝つという戦術、いわゆるTOD戦術が可能です。
これはやるしかない!ということで、毎試合判定勝ちを狙う構築を組むことにしました。
強いかどうかはおいておき、とにかくやりたかったので、やりました。
戦術の検討
戦術を考えます。
一般的にはこういった戦い方をするとなると一番に候補になるのは、「受けループ」と呼ばれる、高耐久3匹のサイクルで戦う構築です。
しかし、これは使い手が他にもたくさんいそうで、自分でやる意味が薄いのでやりませんでした。
もう一つの候補として、交代封じを使う、ロック系の戦術があります。
例えば以下のような構築です。
【ポケモンSVシングル】全試合いちゃもんゴチルゼル選出で最終3桁達成 低個体値黒バドと組み禁伝をハメる シーズン40(レギュレーションI) 最終810位レート1836 - テツポンドのブログ
こちらはあまり使い手がいないため、これをやることにしました。
しかし、こういう戦術の大黒柱であるゴチルゼルが、いません。メガゲンガーも、かげふみを軸にした戦術をすることまではできますが、時間切れ時の判定勝ちを狙う戦術には向いていません(ねむるゲンガーは最近検討中ですが難しそうです)。
かげふみに頼らないとなると、「とおせんぼう」「くろいまなざし」などの技を使って交代を封じる必要があります。 これらを軸に、戦術を組み立てます。
しかし、これらの技を使うターンに相手が交換することは防げないため、狙った相手をキャッチするのは難しいです。
そこで、フェアリーロックでサポートすることにしました。

フェアリーロックはクレッフィの専用技です。使うと、次のターンまで、互いがポケモンの交換をできなくなります。
クレッフィが倒されるターンにこれを使うことで、倒されたあとに繰り出すこちらのポケモンが、次のターンに相手を逃さずキャッチできます。
今回は、物理ポケモンにはメガヤドラン、特殊ポケモンには残飯カビゴンを出して、とおせんぼうでキャッチすることにしました。クレッフィ・ヤドラン・カビゴンで、ちょうど選出する3匹がまとまります。
キャッチすれば成功というわけではなく、そのあとの判定に勝つ必要があります。クレッフィを1匹失っている状態であるため、キャッチしたポケモンを試合終了間際に倒して、残数2VS2に持ち込みます。
クレッフィのHPを低くし、他2匹のHPを高くすることで、HP割合の判定でかなり有利になります。詳しくは後の項で書きます。
マンスリーチャレンジへの参加
このようにして構築ができたので、マンスリーチャレンジに参加しました。
2026.05(第1回)は、別の予定を優先させたので、対戦数が少しでした。全試合、クレッフィ・ヤドラン・カビゴンを選出しました。時間がかかる戦術であるため、普通の構築の倍くらいの時間がかかります。
そして、レギュがM-Bになり、2026.06(第2回)の開催が発表されました。
同じことをできそうだったため、少し、見せポケや技を変えて、もう一度戦いました。全試合、クレッフィ・ヤドラン・カビゴンを選出しました。
HP割合
通常、クレッフィは耐久力が求められるわりにHPが低いため、HPに31か32振りすることが多いです。 H31,B10,D25 ずぶとい 実数値H163,B133,D132 などです。
しかし、この構築では、HP割合判定で勝つために、HP0振りです。実数値132です。
HP割合の判定は、「選出した3匹の現在のHPの合計値/選出した3匹の最大HPの合計値」(%表記時の小数点以下切り捨て)で判定されるとされています。大きいほうが勝ちます。チャンピオンズでの検証は見たことがないですが、ポケモン剣盾時代に詳しく検証されていて、ポケモンSVでもそうだった ので、おそらく今もそうです。
そのため、互いが1匹ずつ倒れている場合は、倒れているポケモンのHPが少ないほうが、分母が小さくなるので判定用数値が大きくなって有利です。

具体的な計算をします。
例1
クレッフィ 0/132 0%
ヤドラン 190/202 90%
カビゴン 267/267 100%
判定用割合 457/601 = 76.03... → 76%
例2
クレッフィ 0/132 0%
ヤドラン 202/202 100%
カビゴン 241/267 90%
判定用割合 443/601 = 73.71... → 73%
例3
クレッフィ 0/132 0%
ヤドラン 202/202 100%
カビゴン 267267 100%
判定用割合 469/601 = 78.03... → 78%
相手の例1
ポケモン1 0/150 0%
ポケモン2 150/150 100%
ポケモン3 150/150 100%
判定用割合 300/450 = 66.66... → 66%
相手の例2
ASマスカーニャ 0/153
ASガブリアス 185/185
HDブリジュラス 197/197
判定用割合 382/535 = 71.40... → 71%
このように、かなり割合勝負に強いです。
また、すばやさに振らない分、クレッフィでは普通しないすばやさ振りをすることで、フェアリーロック前に相手の先制技で倒されるという展開を減らすことができます。すばやさ振りによって、メガハッサムなどを抜けます。
基本的な動き
この構築の基本的な動きは以下のとおりです。
1 クレッフィがフェアリーロック・まもるを交互に使って、フェアリーロックのターンに倒される
2 場に出ている相手のポケモンに応じて、ヤドランかカビゴンを出す
3 とおせんぼうを使う
4 積み技で耐久を上げて倒されない体勢を作る
5 相手のポケモンのHPをあと1発で倒れるところまで削る
6 時間をつぶす
7 ラスト4ターンに、ねむる→グーグー→グーグー→攻撃と動いて相手を倒す
8 残数2VS2でHP割合判定で勝つ

残り6分で最後から2回目のねむる、残り3分半で最後から1回目のねむる、残り1分で最後の行動、と技選択するとだいたいうまくいきます。
HP割合判定で勝てるか微妙なときは、最後から2番目のターンに倒して、最終ターンに眠る、という動きもありえます。
パーティー
マンスリーチャレンジ202606に、以下のチームで挑みました。


使うのは本当に使いたい人だけにしたほうがいいと思っているので、コーディネートチームとしては公開しません。
クレッフィ
最速 残り耐久
ひかりのねんど(メンタルハーブ)
フェアリーロック まもる リフレクター まきびし
まもるは、フェアリーロックを使った次のターンに使います。フェアリーロック状態でフェアリーロックを使うと失敗するため、まもるでそのターンをやり過ごします。
リフレクターは、ヤドランの弱点をついてくるポケモンを意識して入れています。カビゴンは弱点が1つですが、ヤドランは弱点がまあまああり、試運転で積みが間に合わないことがあったため、メガヤドランにだけ耐久補助をつけることにしました。
まきびしは、相手の2匹目に踏ませることで、HP割合判定を有利にしようという意図で入れています。また、クレッフィが放置される盤面で使うことで、放置を多少抑制できるかなという期待もあります。
持ち物は、マンスリーチャレンジ202605ではメンタルハーブ、202606では解禁されたひかりのねんどにしました。メンタルハーブは、2回目メンタル技を使われたら結局意味ないので、片壁でも粘土のほうがよさそうという判断です。
メガヤドラン
防御特化
ヤドランナイト
とおせんぼう てっぺき ねむる ひやみず(なみのり)
シェルアーマーにより急所の心配がないのが偉いです。
なまけるだと回復技のPPとしても、ヤドランの技全体のPPとしても足りないため、ねむるにしています。状態異常の対策にもなります。
マンスリーチャレンジ202605では攻撃技をなみのりにしていましたが、積みに多少抗うため、202606ではひやみずに変えました。
カビゴン
特防特化
たべのこし
とおせんぼう ドわすれ ねむる かみくだく
攻撃技は、無効タイプがない命中安定の技の中から選びました。メガヤドランの無振りひやみず(11250)よりも火力指数が低い(10400)です。ゴーストタイプはキャッチできないので、ゴーストタイプを無視してノーマル技を入れるという選択もありましたが、ゴーストタイプを悪技で倒してどうにかする展開のために、悪技にしました。回復技持ちも、防御ダウンを何回かひけば突破できるかもしれないのも、かみくだくの利点です。
カビゴンはシェルアーマーではないので、急所を意識して早めに眠ります。
ここからは見せポケです。
Hゾロアーク
初手にゴーストタイプが来るのを抑制する役割を持ちます。とおせんぼうが効かないゴーストタイプはこの構築の天敵です。
メタモン
積みポケモンを抑制する役割を持ちます。
ガメノデス(スターミー)
偽のメガエースです。速いポケモンにも対応できるような選出をある程度要求する役割を持ちます。
マンスリーチャレンジ202605では、スターミー、202606では、レギュM-Bで登場したガメノデスにしました。ランクバトルで、クレッフィガメノデスの壁からやぶ戦術をやっていたので、その縁でガメノデスにしました。
PP勝負
互いに交代できない状態で居座り続けるので、相手とのPP勝負という側面もあります。
ねむるが、1回あたり眠りで2ターン過ごすことにより、実質PP24の技とみなせるので、これでかなり稼げます。チャンピオンズの最大PP20より多いです。
ヤドランの場合、
とおせんぼう8 てっぺき16 ねむる実質24 で、
攻撃技以外で48のPPがあります。
カビゴンの場合、
とおせんぼう8 ドわすれ20 ねむる実質24 で、
攻撃技以外で52のPPがあります。
相手より先にPPがなくなることは稀です。
本来突破できない相手も、PPを全部削ることによって突破できる可能性があります。技のPPが全体的に減ったチャンピオンズならではの突破方法です。

実際に、あまのじゃく・はねやすめのせいでひやみずによる突破が難しいムクホークを、わるあがきで退場させることができました。
カビゴンだと、たべのこしのエフェクトが入るため、どちらかのPPがなくなる展開はあまりありませんでした。序盤にかなり余裕があるときは、ドわすれをあえて1~2回で止めて残飯エフェクトをかせぐということもしました。
真剣に戦う場合、相手の技のPPをすべて数え続けて、わるあがき退場のタイミングをうまく試合終了に重ねる必要があります。
結果 マンスリーチャレンジ2026.05
あまり時間がなく15試合だけしました。全試合、クレッフィ・ヤドラン・カビゴン選出です。
7勝8敗
最終レート1485.677
最終順位 90881位

勝ち試合
作戦成功 5
ヤドランで全部勝つ 2
負け試合
サイコショックメガマフォクシー
みがわりゲッコウガ(とおせんぼう無効)
両刀オニシズクモ
絶対零度バイバニラ
剣舞ハッサム&ラウドボーン
作戦成功・初手ゴウカザル・判定負け
作戦成功・Aボタン一時的不具合・負け
挑発アーマーガア
結果 マンスリーチャレンジ2026.06
ある程度の時間をとった結果、それでも45試合はできませんでしたが、35試合できました。全試合、クレッフィ・ヤドラン・カビゴン選出です。
23勝12敗
最終レート 1656.169
最終順位 6768位


勝ち試合 王道ルート
ミミズズはめ ヤドランPP足りず最後サイクル
メガボスゴドラはめ 相手の持ち時間切れ
メガリザYはめ 想定どおり
メガラグはめ 降参される
スピンなしキラフロルはめ 想定どおり
ガブリアス 想定どおり
ガブリアス ヤドランPP足りず最後カビゴン耐久
勝ち試合 フェアリーロックなしでキャッチ
物理メガカイリューはめ(相手の初手がドラパルト)
ガブリアスはめ(相手が通常ゲンガー入り)
ヒスイダイケンキはめ
通常バンギラスはめ (相手の初手がアーマーガア)
メガムクホークはめ (わるあがきさせて突破)
ふきとばしなしカバルドンはめ 2
メガメタグロスはめ (相手の初手がコノヨザル)
アーマーガアはめ (わるあがきさせて突破)
メガオーダイル (ひやみずでしのいで判定勝ち)
勝ち試合 その他
りゅうのまいメガバンギラスを倒す→サイクル
物理3匹をヤドランで詰ませる
通常特殊カイリューはめ→相手がPP切れで退場→ニンフィアキャッチ→残数1VS1で勝ち
メガバシャはめ→判定が不安なので倒す→ハッサムキャッチ
スカーフバサギリはめ→相手がPP切れで退場→サイクル戦を逃げ切って勝ち
VSロンゲアマガドラミ 残数33のまま、最後に眠ってまきびし1回分の差で判定勝ち
負け試合 王道ルート
マンムーはめ 最終ターンに倒す 死に出し選択中に判定負け
通常ガルーラはめ 最終ターンに倒す 死に出し選択中に判定負け
残飯ブリジュラスはめ 突破できず判定負け
特殊サメハダーはめ 別の作業をしていたら残り2分で眠って判定負け
メガライチュウYはめ ドわすれ2回→ねむる→とおせんぼうでキャッチに成功するがラストターン急所で判定負け
負け試合 その他
ドラテガブリアス 2
メガライチュウY 立ち上がり失敗 でんじほうしびれ
メガライチュウY 立ち上がり失敗 きあいだまDダウン
Hダイケンキ 立ち上がり失敗(リフレクターなし)
ドダイトス 立ち上がり失敗 からやぶウッドハンマー
挑発まけんきコノヨザル
結果 まとめ
15試合と35試合で、ちょうどぴったり50試合になりました。
30勝20敗 勝率60%
まあまあです。
202606では、最終4桁に入ることができました。1001位〜10000位であるため、「MCS202606ホープ」の称号を手に入れました。
もともと、上位を目指せる戦術だとは思っていなかったので、これで結構満足しています。片手間でやっていたことによる人為的なミスもありましたが、別の作業が進むという恩恵の代償であるため、まあ仕方ないです。
おわりに
「フェアリーロック+物理はめ+特殊はめ」というシステマティックな構成が好きな構築でした。
マンスリーチャレンジがあるおかげで、引き続きこういう戦術で遊べるので、ありがたいです。次回は何をしようか?と考えています。
お読みいただきありがとうございました。
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最近話題のことについて一つだけ言及するとしたら、これがかなり言いたいことに近いです。
ポケモンのダメージ計算式は解析で分からない部分が多すぎたから少数派の検証ガチ勢が細かく検証して解明してきた部分が多いのに解析データだと断定してる人がいるのがモヤモヤしてる派です
— シタビラメのダニエル@ポケモン (@pokemon_rice) 2026年6月29日















