ダブルバトルでも、半減を貫通する噴火で相手の場を更地にしたい
ホーホーをガチ対戦で活躍させる機会を楽しみたい
はじめに
ポケットモンスター スカーレット・バイオレットのダブルバトル構築記事です。
ガチ対戦でホーホーが活躍する機会がありました。
選出固定のトリックルームパーティーで、ホーホーの力を借りたコータスが相手をワンパンしまくります。
対戦でのホーホー
最終進化ですら対戦向きではないことが多い第二世代の、進化前のポケモンです。
種族値 60-30-30-36-56-50 (合計262)
普通の対戦で使われることはたぶん想定されていないです。
今までの事例で言うと、第八世代で、ポケモン徹底攻略にホーホーの星5育成論がありました。
最初は「方法序説」とかけた「ホーホー序説」というタイトルだったというのは詳しい人しか知らない話
この執筆者の方とは、一時期Twitterで交流があったのですが、1年前くらいからだったか、アカウントが消えていなくなってしまいまいました。寂しいです。
ポケモン動画投稿者最大手がこの育成論のホーホーを動画にしていました。
いろめがねスキルスワップの始まり
ホーホーを使うに至るまでの経緯を書きます。
ブログ初期からFF関係にある方で、コータス好きの方がいます。後出しバンギラスに勝てず困っていました。
— colon_everywhere (@SemColon) 2022年12月11日
ロマンが好きなので、コータスでバンギラスを倒してみたいという気持ちに共感しました。方法を思いついたので、お伝えしました。
実用的かはおいておいて、考えてみました。
— テツポンド (@tetspond) 2022年12月11日
鉄球ブリムオンの魔法の粉+バンギ後出し位置2択当て
→砂眼鏡テラ噴火Wダメで超バンギHD無振りなら44%一撃
色眼鏡鉄球コンパンのスキルスワップ+S23コータス
→晴眼鏡眼鏡テラ噴火Wダメで岩バンギH252D140まで100%一撃
ブリムオンいい感じですね、トリルからそのまま繋がりそう コンパンは選出に入れる枠があるかどうかですね
— colon_everywhere (@SemColon) 2022年12月11日
約一週間後
鉄球フワンテでトリルを展開し、コンパンのスキルスワップからコータスの晴れ色眼鏡眼鏡噴火で全てを倒す構築です!勝率こそ低いものの強烈な勝ち方をする印象的なギミックでした! #はてなブログ
— colon_everywhere (@SemColon) 2022年12月19日
【SVダブル シーズン1】フワンテ入りコンパンコータス【決まれば強い】 - 噴…https://t.co/CKLPN5mJAd
コンパンコータスのここが強い コンパンのスキスワでコータスを色眼鏡にしながら日照りも発動、コータスの晴れ色眼鏡眼鏡噴火でバンギラスが確定1発! #ポケモンSV #NintendoSwitch pic.twitter.com/F15mfwYyLS
— colon_everywhere (@SemColon) 2022年12月19日
トリックルームを貼った状態で、コンパンとコータスを出し、コンパンのスキルスワップをコータスに使いながら、テラスメガネ晴れ噴火を叩きこみます。
とても楽しそうなので、アイデア出した人としても、コンパンコータスで戦ってみよう!と育成しました。
ランクバトルシーズン1(2022年12月)のマスボ級上げは、コンパンコータスでしました。
WCSのときのトレーナーズクルーズでもコンパンコータスで遊びました。
前述のFFの方の最新のコンパンコータスの記事はこちらになります。
ホーホーの解禁
コンパンコータスには、
3ターン目と5ターン目にまもるを使われるだけで相手を倒しきれずにトリルが終了し、次のターン、コンパンのいかりのこなではコータスを守り切れず負ける、
という展開があるという問題がありました。
前述の別の方の記事は、フワンテ採用で1ターン中にトリル展開と退場を同時に行うことを目指すことでコータスにトリルを4ターン渡そうとしていましたが、実際に対戦してみたら理想どおりに行くことは少なかったです。
サイコフィールドの展開をするという前提で安定性を求めると、イエッサンとブリムオの組み合わせで、トリル貼りに1ターン・退場に1ターン使うというのが良いかなということに自分の中では落ち着きました。
事態が動くのはDLCでした。ダウンロードコンテンツ碧の仮面(2023/9/13)で、ホーホーが解禁されました。2023年10月のランクバトルシーズン11から参加できます。
これまで、いろめがねスキルスワップができるポケモンはコンパン系統だけでしたが、ホーホー系統が追加されました。
ホーホーの技を見てみると、「ふういん」がありました。
トリル3ターン目(ホーホーにとっての1ターン目)はコータスにスキルスワップを使うとして、4ターン目にふういんでまもるを封印すれば、5ターン目に相手に守られることがなくなります。
コンパンの枠をホーホーに変えて、戦ってみることにしました。
パーティー
ハバタクカミ・トドロクツキ+下4匹などというパーティーにしていました。
イエッサン
種族値 70-55-65-95-105-85
個体値 31-0-31-x-31-0
努力値 252-0-244-0-12-0
性格 のんき(すばやさダウン 防御アップ)
実数値 177-60-127-x-127-81
特性 サイコメイカー
持ち物 メンタルハーブ
テラスタル くさ
技 このゆびとまれ いやしのねがい トリックルーム ふういん
サイコフィールドを展開しつつ、ブリムオンのトリックルームをサポートする役割です。
相手にモロバレルがいて、ブリムオンはサポートなしでトリルを展開できそうなら、初手いやしのねがい→2ターン目ホーホーまもる(その間にブリムオン爆発)と動いていました。イエッサンにテラスを切らず&誰も眠らずにモロバレルを倒せます。
ブリムオン
種族値 57-90-95-136-103-29
個体値 31-0-31-31-31-0
努力値 252-0-116-0-140-0
性格 ずぶとい(攻撃ダウン 防御アップ)
実数値 164-95-143-156-141-30
特性 マジックミラー
持ち物 リリバのみ
テラスタル みず
技 トリックルーム ミストバースト
(ワイドフォース) (まほうのこな)
このゆびとまれで守れない抜群範囲技であるゴールドラッシュ意識のリリバのみを持っています。
ランクバトルをしている間はマジカルシャイン・じゅうりょくを覚えさせていましたが、コータスの並んだときに動きやすいように後で技を変えました。イエッサンのサイコフィールドのおかげで強く攻撃できるワイドフォース、ホーホーの代役を務めることができるまほうのこな(相手をエスパータイプに変える技・トリル中はコータスより後に動くのでホーホーほどはうまくいかない)です。
ホーホー
種族値 60-30-30-36-56-50
個体値 31-0-31-31-31-0
努力値 252-0-236-0-20-0
性格 のんき(すばやさダウン 防御アップ)
実数値 167-35-88-56-79-49
特性 いろめがね
持ち物 くろいてっきゅう
テラスタル ひこう
技 スキルスワップ エアカッター ふういん まもる
スキルスワップは採用理由です。
エアカッターはタスキつぶし用です。
ふういん・まもるは前述のとおりコンパンとの差別化です。
まもるは、1ターン目にイエッサン・ブリムオンのどちらかだけが倒れた場合に、もう片方が退場する2ターン目をやり過ごすことにも役立ちます。
トリックルーム中に2匹が横に並ぶことが前提のギミックでは、少なくとも2匹のどちらかはまもるを使えないと、扱いにくいです。
くろいてっきゅうによって、すばやさ実数値は24となります。
本来、ホーホーはひこうタイプを持っているため、地面にいないです。そのため、サイコフィールドが展開されていても、相手からの先制技を受けてしまいます。しかし、くろいてっきゅうを持つことで、見た目どおりにサイコフィールドの恩恵を受けることができます。
コータス
種族値 70-85-140-85-70-20
個体値 31-0-31-31-31-0
努力値 156-0-0-252-100-0
性格 ひかえめ(攻撃ダウン 特攻アップ)
実数値 165-81-160-150-103-25
特性 ひでり
持ち物 こだわりメガネ
テラスタル ほのお
技 ふんか ねっぷう ふんえん かえんほうしゃ
ふんか以外をほぼ使わない(たまにトリルを貼れなかった負け濃厚の試合でねっぷうを使うくらい)ので、そのままにしてしまっていましたが、今技を覚えさせるなら、ウェザーボールは入れておきたいです。
個体値0で性格補正なしだと、実数値25となり、鉄球最遅ホーホー+1となります。
いろめがね+こだわりメガネ+テラスタル+威力MAXの噴火は、HD252ガオガエンすら93.75%で倒せます。
ホーホー 結果
ランクバトルレギューレーションE(2023年10月のシーズン11~12月のシーズン13)のどこかの月で、このパーティーで戦いました。
スーパーボール級ランク9からのマスボ級上げに使いましたが、たしか30試合くらいやってマスボ級に上がれなかった気がします。
ランクバトルレギュレーションF(2024年2月のシーズン15)のマスボ級上げでリベンジを目指し、38試合(19勝19敗)かけてマスボ級到達を達成できました。
そんなに強くはなかったです。
コンパンとホーホーの比較
コンパンコータスとホーホーコータスを両方体験しました。コンパンとホーホーを比較してみます。
・すばやさ
コンパンは最遅で実数値45になれるので、鉄球込みで実数値22になります。よって、コータスのすばやさ実数値は23(最遅+1)にできます。
ホーホーは最遅で実数値49になるため、鉄球込みで実数値24になります。よって、コータスのすばやさ実数値は25(最遅+3)になります。
低速トリルアタッカーのすばやさは低いほうがいいので、この点ではコンパンのほうが良いです。ただ、どちらにしても最遅コータス以上最遅29族(ブリムオン)未満なので、あまり変わらないです。
・それ以外のステータス
耐久はコンパンのほうがホーホーの1.1倍くらい硬いです。
特攻の値はほぼ同じですが、そもそも攻撃性能は期待されていないのであまり関係ないです。
コンパンのほうが良いです。
・技
スキルスワップは確定として、残り3つの技の候補を比較します。
コンパン
ねむりごな:何とかしてくれる
アシッドボム:ディンルーや高耐久チョッキや炎1/4勢を噴火で倒せるようにする
むしのていこう:タスキつぶし兼耐久サポートになる
がむしゃら:うまくいけば相手を大きく削れる
いかりのこな:トリルかサイコフィールドがないときのコータスを守れる
ホーホー
きりばらい:相手の壁などを除去できる(サイコフィールドも除去してしまう)
さわぐ:催眠対策になる
さいみんじゅつ:何とかしてくれる
エアカッター:タスキつぶし
ふういん:トリル5ターン目のまもるを防げる
ハイパーボイス:エアカッターより命中と威力が高いタスキつぶし
ねっぷう:晴れていればハイパーボイスより火力が高いタスキつぶし
他 リフレクター ふきとばし
共通
まもる:コータスと並ぶために必要となる
ナイトヘッド:一番安定して相手を削れる
ホーホーもエスパー系ポケモンだけあっていろいろ覚えるのですが、コンパンは覚える技一つ一つがとても優秀で、コンパンのほうが偉そうに感じます。
<ホーホーのふういんについて>
4・5ターン目も何かしらやるべきことがあることが多く、封印を決める余裕があるときが少ないです。また、何かしらやるべきことをやっているうちにトリルターンが終了した後、ホーホーはできることが少ないですが、コンパンはいかりのこなでサポートをすることができます。ここが大きな違いでした。
ニードルガード・みきりはまもる封印でも防げないという穴もありました。
すばやさ、すばやさ以外のステータス、技の3つの観点から、ホーホーよりコンパンのほうが強いという判断に至りました。
ホーホーのためにホーホーが優れている点を言うと、タイプです。ゴースト無効がえらかった試合がありました。
(記事投稿翌日追記:VSキラフロルでどくびしを回収できるコンパンのほうがタイプも優秀かもしれません)
場面紹介
あめふらしへの交換・いたずらごころあまごいは、ホーホーのスキルスワップによってホーホー側でひでりが発動する関係上、怖くないです。スキルスワップのターンの次以降は、相手にスキルスワップを使うことでひでりを再発動できます。
後発ヒードランは、ホーホーのスキルスワップで特性を奪うことでコータスで倒せます。先発だと、ホーホーのいろめがねをヒードランに渡すことになり、いろめがねスキルスワップがない分そのあとうまくいかないことが多いです。
しめりけラグラージに遭遇し、ブリムオンが爆発退場することができなかった試合がありました。面白かったです。しめりけで負けるという体験をできました。
ホーホー仁王立ちエンドの試合 (棒立ちだけど)
バンギラス兄弟に負けた試合(トリル展開は怯みで崩壊しがち)
おわりに
特性・技・遅さが良ければ、進化前ポケモンでも唯一無二の活躍機会があります。すてきなことだと思います。
PJCS2024の3月予選はコンパンコータスのパーティーを登録しました。楽しみます。
お読みいただきありがとうございました。
この前の2/29に、このブログは開設4周年を迎えました。うるう開設をしていました(初投稿は10月)。時の流れを感じます。いつもありがとうございます。
↓ いろめがねが活躍した仲間大会記事 モルフォン登場
実戦(構築記事など) カテゴリーの記事一覧 - テツポンドのブログ
Twitterアカウント