ペルシアンが剣盾で「ねこのて」も「ほえる」も使えたならできた、「ずっと俺のターン」戦術を供養したい
はじめに
101本目の記事です。
実現不可能だとしても書く価値があると思える面白いシングルギミックパーティーを思いつきました。記事101本目〜の新たなスタートとして空想で別の世界線の記事を書くのもありかなと思い、書きます。
舞台は、廃止技も没収技もない世界戦の剣盾。
シングルバトルの猫の手を利用するギミックパーティーです。タイトルのとおり、"猫の手眠る"を介した、「寝言」からの確定「吠える」で相手の行動をスキップするという戦術を、キョダイガンジンを添えて使います。
※剣盾で実際に使うことはできない戦術です。ご注意ください。
前提
「ねこのて」は、剣盾においてデータから削除され使えない技となりました。
が、今回の記事では過去世代同様存在していることにします。
「ほえる」は、剣盾のペルシアンが覚えることはできません。
が、今回の記事ではペルシアンがほえるを覚えることができることにします。
経緯
メモっぽい書き方です。
先制して強制交代技を使いたい!
これをすることで、相手に行動させずにもう一度こちらが行動できる
連続でできるようになると「ずっと俺のターン!」を実現できる
なまけで片方を止めつつ、さきおくり+ドラゴンテールで2体がかりで1体に対してそれをできた ↓
他には?
ねごとで強制交代技を出すと、優先度0で強制交代技を使えるという仕様がある
すばやさが高いポケモンなら相手より先に相手を手持ちに戻して、相手に何もさせないということができる
先駆者↓
ねむる ねごと ほえる ふきとばしのプテラ
ねむる ねごと ほえる ともえなげのリオル
でも各ターンの成功率は2/3
先制ねむる 相手攻撃
ねごとほえる 相手行動なし
ねごとねむる失敗 相手攻撃
5/9の確率で、上記のように1回のねむりに対して2回以上の攻撃を受けてしまう
ねごとで強制交代技が100%出るようにすればいいのでは?
でも、ねごとを使うためには寝る必要があって、自力でねむるためには「ねむる」が必要。しかし、ねむるはねごとで選ばれてしまう。
「ねこのて」で「ねむる」を出せばいいのでは?
「ねこのて」は「ねごと」で選ばれない技。
動き
キョダイガンジン(元技ダイビング・ねこのてで出ない)で相手の場にステルスロックを撒く
↓
カジリガメやワタシラガのこらえるで相手のダイマックスをやり過ごす
カジリガメのダイアタックやワタシラガの特性わたげによって相手のすばやさを上げさせない
↓
ここから本番
ペルシアンを出す
相手の攻撃を1発耐える
↓
相手の攻撃を1発耐える
↓
ペルシアンねごと ほえるが出る 相手強制交代 ステルスロックダメージ
相手の行動 なし
↓
ペルシアンねごと ほえるが出る 相手強制交代 ステルスロックダメージ
相手の行動 なし
↓
以下、上記の3ターンをループ
↓
時間切れ判定勝ち
メンバー紹介
(アローラ)ペルシアン
最速 115族なので実数値183
技構成
ねこのて ねごと ほえる あなをほる
今回のコンセプトのために左3つはまず確定です。
残りの技は、ねごとで出ない技である必要があります。ペルシアンが覚える技の中で、ねこのて・ねごと以外でそれを満たすのは「あなをほる」のみでした。
特性
ファーコート(びびりも候補)
原種ペルシアンでも同じ技構成が可能です。
ちなみに、剣盾にいないポケモンだと、ゴウカザル・ブニャット・ドーブルも、ねこのて・ねごと・ほえるの両立が可能で、ブニャット以外はあなをほるも覚える可能性が高いです。
配分・持ち物は、
強制交代が効かない最後の一匹との戦いを意識するなら
AS@やわらかいすな
あなをほるの威力が96にまで上がります。
ループの安定性を意識するなら
hdS@たべのこし
ファーコート込み実数値例 H161B160D97
ねごとのターンで先制技を使われても倒されにくくなります。
カジリガメ
通常、ねこのて構築でステルスロックを撒く場合はねこのて使用者自身がステロを覚えておくことになります。他のポケモンが覚えているとねこのてでステロが出てしまうので。
しかし、今回はねごととの兼ね合いでねこのて使用者がステロを覚えているわけにはいきません。ねごとでステロが出てしまうので。
そこで、今回は特殊なステロの撒き方をする必要がありました。
ねこのてで出ない技でステルスロックを撒くしかない!ということで、
不遇ダイマックスと呼ばれた
キョダイカジリガメ
が活躍します(なおダイオウドウはねこのてで出ない鋼タイプの攻撃技を持ちません)。
専用キョダイマックス技のキョダイガンジンはみずタイプの技を元として放つ技で、相手の場にステルスロックを設置します。ダイビングを覚えさせることで、ねこのてで出ない技でステルスロックを撒くことができます。
技構成
ダイビング ロケットずつき こらえる ドラゴンテール
ダイビング:キョダイガンジンの元技となり、かつねこのてで出ない、神業
ロケットずつき:ねこのてで出ない ダイアタックで相手のすばやさを上げさせない用
こらえる:ねこのてで出ない 相手のダイマックスをやり過ごす用
ドラゴンテール:ねこのてで出ない 相手がすばやさを上げる積み技を使っても流す用
カジリガメが覚える、ねこのてで出ない技一覧
・溜め技
ダイビング メテオビーム ロケットずつき あなをほる
・まもる系
まもる こらえる
・その他
ドラゴンテール カウンター ねごと
(かなり多い)
特性
シェルアーマー(他の特性は活きないので)
持ち物
リンドのみ とか?
ワタシラガ
技構成
ねむる まもる こらえる ねごと
ねむる:ねこのて用 ねむるの技スロット提供
こらえる:ねこのてで出ない 特性わたげですばやさ下げ ダイマックスターン枯らし
まもる:ねこのてで出ない ダイマックスターン枯らし
ねごと:ねこのてで出ない 技枠が余ったので
特性 わたげ
持ち物 きあいのタスキ?バコウのみ?脱出ボタン?
カジリガメと違って、ワタシラガはねこのてで出ない技を3つしか覚えません。その3つはほぼ全てのポケモンが覚える技なので、技だけ見るとポケモンの中でもねこのて適性最小クラスです。しかし、特性が良いので入れてみました。
弱いところ
ペルシアンを一撃で倒してくる相手がいると無理
一撃でなくても、攻撃+先制技でペルシアンを倒してくる相手がいると無理
ダイマックスをペルシアン登場のタイミングまで温存されると無理
ねごとのPPが16しかないので8セットしかできない
よって、ステルスロックのダメージを16回しか入れられない
判定勝ちを狙うにしても、総合時間切れより前にねごとを使い切らないようにした上で判定勝ちできるところまで相手を削る必要がある
ねむるターンに回復技を使われると、ループを繰り返しても全然相手を削れない
おそらく他にもたくさん
過去世代である程度実現可能?
第六世代 第七世代
カジリガメの枠をメタモンが務めることで、相手依存ですがステルスロックを撒ける可能性があります。カイリューやパルシェンをパーティーに入れてステルスロックを覚えたポケモンを誘いつつ、それをメタモンでコピーしてステルスロックを撒こう、という企みです。
第七世代ではペルシアンがあなをほるを覚えないので、ペルシアンは攻撃手段を完全に失います。それから、第七世代の対戦ルールでは時間切れによる判定勝ちは存在しないため、第七世代のルールは向いていないです(さらに、これによりあなをほるを覚えないことがより致命的になっている)。
第五世代
普通にねこのてで直接ふきとばしを出せる(ちなみにドラゴンテール系は出ない)ので、素直にそっちを使ったほうが強そうです。
第六世代で考えてみる
【ポケモンORASシングル】「ねごと」→確定「ほえる」で行動スキップする"ねこのてねむる"(前提:メタモンでステロ撒きをコピー)
ペルシアン(ねこのて ねごと ほえる あなをほる)@たべのこし
ペラップ(おしゃべり オウムがえし ものまね ねむる)@こだわりスカーフ?
ペラップとメタモンが覚えている技のうち「ねこので」で出るのは「ねむる」だけ
ペルシアンが覚えている技のうち「ねごと」で出るのは「ほえる」だけ
(ペラップのところをキノガッサにしてペルシアンがねこのてキノコのほうしする方が強いよなあということが頭にちらついてしまう)
本当は、ねこのてが使える世代で実際に使ってから記事を書くべきだと思いつつも、第四世代で結構手間をかけて個体を用意してバトルタワーで戦う、しか実際に使う方法が現状だとなかったので、諦めました。すみません。
参考文献
いつもお世話になっております。
詳細検索 - タイプ耐性や覚える技などで検索|ポケモン図鑑ソードシールド|ポケモン徹底攻略
カジリガメやペルシアンの個体ページ
など
おわりに
今まで書いていたギミックは、アレンジはしていても、起源主張をできるものはありませんでした(強いて言うなら剣盾のダブルゴチルアント)。しかし、今回の記事に関しては、ねこのてでねむるを出すという意外な手段を自力で思いつくことができました。そこにかなり達成感を感じていて、空想ですが記事を書くことにしました。ねこのてでねむるを出すことが鍵になる戦術、とても面白いです。
お読みいただきありがとうございました。
本記事を皮切りに、記事100本後も記事を投稿していきます。
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