初めての"データ上での仲間大会1位"!
初めての"運要素が大きくない仲間大会"優勝!
はじめに
制限あり2on2のポケモン仲間大会「ブライダルカップ」にて優勝することができました。
過去には【ポケモン】仲間大会初優勝!負けるが勝ちのポニータつのドリル1on1 - テツポンドのブログでシステム上の最下位を取って優勝したことはありましたが、運要素が少ない大会(実力が出やすい大会?)での優勝は初めてで、さらに仲間大会の機能の上(データ上)での1位は初めてでした。
嬉しいので記事を書きます。
大会概要
#ブライダルカップ#仲間大会
— Yakan.GOLD(ブライダルカップ主催その2) (@GoldYakan) 2021年10月18日
パスワード発行しました!
開催日時
10月23日(土) 21:00~24:00
パスワード
0 G J 7 R P Y M G
相方(@NoiqLssUR858l5d)との共同開催です。嫁ポケとタッグを組んで戦う大会です。よろしくお願いします! pic.twitter.com/KcsyqBspvv
主なルール
・基本はパーティー2匹で選出2匹の2on2
・ポケモンその2(自分枠)は技2つのみ。攻撃技はタイプ一致のみ。
・禁止伝説幻禁止
少し制限がある2VS2の大会です。
ずっとやりたかった2on2ダブルバトルの大会ということで、参加しました。
「はかいこうせんorギガインパクト1on1」の仲間大会にも興味があったのですが、こちらを優先しました。ツンデツンデを持っていなかったのもあり。
作戦
前提知識
ほろびのうたは、滅びの歌を使用したターンの次の次の次のターン終了時にその技を受けた全員がひんしになる技です。交換でほろびのうた状態は解除されます。ほろびのうたで同時に倒れるときはすばやさ順(トリックルームなどは適用される)に倒れていき、一番最後まで場に残っていたポケモン側が勝ちます。つまり、基本的には同時滅び倒れではすばやさが低いほうが勝ちます。
ヤヤコマ滅び
ずっとやりたかった2on2。やりたかったのは、ヤヤコマ滅びをしたかったからです。
<ヤヤコマ滅びとは>
1ターン目 滅び役がほろびのうた ヤヤコマまもる ターン終了時にヤヤコマかえんだま発動(ノーマル・ひこう) 滅びカウント残り3
2ターン目 ヤヤコマが特性はやてのつばさにより先制でそらをとぶ 攻撃回避 ヤヤコマにこのターンからやけどダメージが入る 滅びカウント残り2
3ターン目 ヤヤコマの特性は発動しなくなっているため、最遅の実数値60の行動でそらをとぶの攻撃 ここまでの攻撃回避 滅びカウント残り1
4ターン目 ヤヤコマまもる
ヤヤコマより遅い相手がいないコンビに対してはこれで勝ち
過去世代のスペシャルレートで使われた戦術で、「ヤヤコマ滅び」とか「ヤヤマージ」で検索すると出てくると思います。
しかし、問題がありました。今回は、コンビのうち片方のポケモンがダイマックス可能です。1ターン目にダイマックス技をヤヤコマ方向に使われたら、まもるを微貫通してダメージを受けてHPが満タンではなくなり、2ターン目に先制でそらをとぶを使えなくなってしまいます。
残念ですが諦めました。はやてのつばさヤヤコマを手に入れた後に登場予定もないのに最遅ヤヤコマを育てるくらいには好きなので、ダイマックスがなければ2on2の相棒でした。
イバン滅び
それでも、交換ができない2on2において滅びが強力な戦術であることに変わりはありません。別の滅び戦術にします。
以前から、1on1の強い戦術である「イバン+溜め技+滅び」はダブルでも使えると思っていました。滅び→こらえる→イバンで先制ダイビング→後攻ダイビングという戦術です。
今回はそれを使うことにしました。先制溜め技後攻着地という点ではヤヤコマ滅びとやっていることは同じです。
1on1のイバン滅びにおける一番の相棒であるマリルリを、技2つのイエッサンメスのこのゆびとまれでサポートすることにしました。
ルール確認
曖昧な概念を取り入れた大会では、定義・ルールをしっかり確認することが大切です。
今回の場合、ルールを見ると
「相棒側は基本何でもアリ!」
自分側のルールの中に「ポケモンの選定は自由です」
とあります。
よって、相棒マリルリ自分イエッサンの組み合わせで問題ないと判断できます。
これが「アイコンと関わりがあるポケモン」などの指定になっていた場合は今回のメンバーが不可になります。(イエッサンどころかどのポケモンなら関わりあるか分からなくて詰む。)
ルール確認は大切です。
ただし、自由と言われていても一応の関連付けはしておきます。
相棒枠
1on1における相棒であるので、マリルリ。
過去に、各回プール数十匹程度の1on1仲間大会でマリルリを複数回使用したことがあります。
自分枠
人型なので、イエッサン。
人間は超能力を使えないので、エスパータイプの技は不採用。補助技はタイプ不一致でも使えるのですが、タイプ一致のノーマルタイプ補助技しか採用しませんでした。
人生を振り返ると「このゆびとまれ」みたいなことをした出来事もあったので、なお良し。
自分枠に採用したいポケモンがネンドールとかドラミドロとかじゃなくて良かったです。
基本戦術
・イバンダイビングルート
1ターン目 イエッサンこのゆびとまれ マリルリほろびのうた イエッサン倒れる
2ターン目 マリルリこらえる ここでHP1/4以下へ
3ターン目 マリルリイバンのみ発動 先制ダイビング 先制技はフィールドで無効
4ターン目 マリルリ後攻ダイビング 滅びのカウント0 倒れる順番で勝ち
・ウォール指ウォールルート
1ターン目 イエッサンこのゆびとまれ マリルリほろびのうた イエッサン生き残る
2ターン目 イエッサンまもる マリルリダイマックスダイウォール
3ターン目 イエッサンこのゆびとまれ マリルリダイストリーム
4ターン目 マリルリダイウォール イエッサンこのゆびとまれ 滅びのカウント0 倒れる順番で勝ち
メンバー
マリルリ
特性:そうしょく
持ち物:イバンのみ
207(252)-70-121(164)-80-123(92↑)-49(↓)
技:ほろびのうた こらえる ダイビング まもる
総合的に硬くしつつダウンロード調整。
草食はとても活きました。弱点がでんきとどくの2つで、数値もいいので硬かったです。
まもるはダイウォールで済むのでほとんど使わないのですが、とびはねるによる滅び回避警戒で1ターン目両方まもるから入るケースでは使いました。
ダイストリームの火力は、通常のHAちからもちマリルリの1/3未満。
ニックネームは「AさぎUさぎ」。攻撃種族値詐欺ポケモンであること、うさぎポケモンであることから。A詐欺の部分は特性ちからもちだというミスリードを促す役割も。
次にマリルリを使うときにはNN「AさぎUさぎ」のアタッカーを使う可能性もあります。
余談。アタッカーとして有名でありながら別の型も成立しているのはなかなか強いので、特攻種族値10アップの強化はいらなかったと思っています。せっかくの綺麗な種族値が……。
イエッサンメス
特性:サイコメイカー
持ち物:オボンのみ
177(252)-?-126(236↑)-?-128(20)-81(↓)
技:このゆびとまれ まもる
このゆびとまれを覚えて耐久種族値が高いのがメスのほうです。種族値は70-55-65-95-105-85でゴチルゼル似。
いつもはダブルバトルのギミックパーティ使用時にこのポケモンに苦しめられています。
総合的に硬くしつつダウンロード調整。ただ、合計でB<Dになっていればいいので2匹どちらもがダウンロード調整をする必要はなかったです。
攻撃を耐える回数は2回より1回か3回のほうがいいということで、タスキではなくオボンを持たせました。1回で落ちるならイバンダイビングルートを取りやすく、3回で落ちるならウォール指ストリームウォールルートを取りやすいです。
特性がサイコメイカーなので、ねこだましを防げます。また、マリルリがイバンのみ発動からダイビングを使うまでに先制技で倒されることも防げます。優秀。
ニックネームは「イエノウメコ」。なんとなくニックネームをつけていたときに3番目に孵化したためです。
一匹目に生まれたイエッサンメスになんとなくニックネームをつけたくなり、イエノマツコと。二匹目がオスだったのでタケオ。いつかの朝ドラの兄弟の名前とたまたま同じになったと思います。メスオスと生まれたあたりで「あ、これ次理想個体のメスが来たら朝ドラのあれでいい感じだな」と思っていたら本当にきました。攻撃個体値高めでしたが妥協。
結果
14勝2敗
レート1653
1位
優勝!!!
勝敗 oooxo ooooo ooxoo o
参加者数(エントリー数) 23
実際の参加者数 22
対戦履歴
再戦が見込まれるのもあってメモをしていました。
3連勝でレート1545で5th
バチンウニに負けて1525で4th 順位が上がる珍事
レート1498に勝って4-1でレート1540 6th
レート1580と対戦。初めてイバンダイビングルートで勝ち。5-1 1558 4th
4連勝して3位到達。一試合だけ1500台(1576)との対戦しそこだけイバンダイビングで勝ち。9-1 1607 3rd
レート1617と対戦。デコレーションを吸ってウォールルートで勝ち瞬間一位。10-1 1623 1st
差が小さいと思っていたので潜ってさらに一勝。11-1 1634 1st
ここで22時半。大会時間折り返し。一度休憩。
22:39にレート1650まではあげておこうと潜る。
再戦相手にほろびのうたを回避されて負け 11-2 1611 3rd
すぐ潜る。レート1595相手の負けそうな試合を拾って再び一位 12-2 1626 1st
ここで22:56
順位を定期的に確認。23:06時点1位。23:08に2位になったので再び潜る。
いつもの動きでレート1559に勝ち 13-2 1640 1st
1626~1640の間に一人いたことは確実で、レート差が一戦分だけなので潜る。
レート1578に勝ち。ウォールルートで初めて赤ゲージまで削られた試合。 14-2 1653 1st
大会関連ツイート調べ。23:28に別の方Tさんが瞬間一位になっているのを確認。さっきの試合の間に抜かれて、試合の結果で抜いたよう。
23:41時点では1位。23:36の時点で当たらないというツイート複数観測、23:40にTさんもマッチングしないとツイート。2,3位の追い上げがしにくい状況なので潜らないことを決める。23:07頃瞬間一位の方がバンバドロ使いという情報も後押し(最遅だと負けるので)。
23:41にTさんが最悪不利マッチングを引いたツイート。ますます潜らないほうが有利のよう。
バチンウニの方の撤退をこのあたりで確認。潜る場合の不安要素ひとつ解消。
23:47にもTさんが不利マッチングをしたようなツイート。1652以下から2敗したなら追い越される事はないと判断。
並行して順位の頻繁なチェック、23:42,43,44 46 47 50 53 54 55 56 57 58
23:59になった直後に順位表示画面から前の画面に戻ろうとBボタンを押すと、更新されて大会が終了。
あとはこの瞬間にマッチングしている人たちの勝敗次第。
翌日1:59 Switchにて結果が出る。優勝決定!
ギリギリの勝ち試合
コータス+セキタンザン
コータスは努力値無振りでもマリルリより遅いので、そのままでは滅びのすばやさ順で負けます。
試合
繰り出し画面でセキタンザンのプレシャスボールを確認。個体値31の下降補正だと45でマリルリより遅くなるものの、しばらく前の配布セキタンザンならすばやさ振りなので、最遅セキタンザンの可能性を切る。
1ターン目。セキタンザンのキョダイフンセキによりマリルリのこらえるイバンは使えないので、コータスを倒してからの滅びルートは無理。よって、滅びからのコータス倒しを目指す。指滅びでコータスのあくびとフンセキをイエッサンが吸う。
2ターン目。ここからはコータスを全力攻撃。あくびをマリルリがくらうと攻撃回数が足りなくなるので、イエッサンはこの指。しかしフンセキでイエッサンが倒れてしまう。マリルリのダイストリームは晴れもありコータスに1.5割程度のわずかなダメージ。コータスのあくびがマリルリに当たって終わりかと思われたが、ふんかを選んでくれていたおかげで助かる。コータスはたべのこしで回復
3ターン目。セキタンザンがダイソウゲンをマリルリに使ってくれ、特性により無効化して攻撃一段階上昇、物理技ダイビングを元にしたダイストリームの火力が上昇し、雨もありコータスに7割のダメージ。コータスはマリルリにあくび。セキタンザンダイマックス終了。
4ターン目。セキタンザンまもる。マリルリがダイストリームでコータスを倒す。マリルリがあくびで眠ったあと、滅びで決着。セキタンザンのほうが速いので、勝ち。
お相手の行動に助けられました。
2ターン目のふんかは、セキタンザンの攻撃でこの指状態を無くせることを忘れてあくび状態のイエッサンにあくびが吸われるのを嫌ったことによる行動と予想します。
3ターン目のダイソウゲンは、滅びマリルリのテンプレを知らなかったか忘れていたことによる行動と予想します。ただ、この攻撃上昇がなくても倒せていたとは思います。
3ターン目にダイバーンを使わなかったのは、コータスが生存するかどうかの勝負であるとお相手が気がついていなかったことによるものと予想します。晴れストリーム2発+雨ストリーム1発ではたべのこしH振りコータスを倒すことはできません。
最終順位ではこのときのお相手がレート1648で2位だったので、この勝負で負けていたら優勝はありませんでした。
負け試合
バチンウニ+ジュカイン
バチンウニはすばやさ種族値が15しかなく、努力値100振りでもマリルリのほうが速いです。
ダイマックスしてバチンウニを倒してから、イバン滅びルートに入ってなんとか勝てないかと、1ターン目からマリルリをダイマックスさせました。しかし、にらみつける+フィールド珠ダイサンダーでダイマックスマリルリが一撃でした。ついでに急所。ダイマックスマリルリ一撃は逆側だったらかなり爽快感ありそうです。
一戦目は安全に勝ちましたが、二戦目の1ターン目にブラッキーがあなをほるを使ってほろびのうたを避けました。
2ターン目と4ターン目にダイストリームを当てるものの当然それでブラッキーが倒れません。ブラッキーが生き残って負け。
1戦目最終ターンにあなをほるを使われていたにもかかわらず警戒しなかったのは大きな反省点です。メモを取っていた意味が……。警戒していても択ではあるのですが、二戦目ならば両まもるから入るべきでした。
ルール違反者について
前述の上位争いをしていたTさんが、自分枠のポケモンに技を4つ覚えさせていたことを大会ハッシュタグツイートで公表していました。
実際に使った技は2つだけだということで問題視する声は他になかったようなのですが、メタモンの変身や特性きけんよちやPP削りなどで、使わないことにしている技が試合に影響を与えるケースはあります。
仲間大会でルール違反をする人はごく一部で、ルール違反者と上位を争うことになったのは初めてでした。負けなくて良かったですが、違反者が3位入賞してしまっていることは残念に思います。
うっかりルール違反をしてしまうことは誰にだって起こりうることなので、ルール違反に気がついてすぐに潜るのをやめた人に対しては優しく接するべきだと思っています。しかし、ルール違反を分かっていながら潜り続ける人に対しては厳しく接しなければ、仲間大会が好きな人たちにとって良くない方向へ進んでいくと考えています。
こういうことは上の順位を取った人が言わないと(本来そうであってはいけないのですが)嫉妬や順位上げ目的だと思われる場合があるので、優勝した立場としてしっかりここに記しておきます。
追記
今回の告知画像に示されているルールでは「使える技は2種類まで!」と記載がありました。ここだけを見ると「技を4つ覚えて2種類の技だけ使う」という行動が問題ないと解釈することもできます。実際には、当日の主催の告知ツイートへのリプで行われていた質問で「(覚えされる技は)最初から、2つです。」という回答が主催からされていましたが、メインの告知ツイートにおいては何も言及されていませんでした。ルール一覧及びそのツイートの下にどちらの解釈なのか掲載していなかったことから、上に書いていたほど厳しく書く必要はなかったかもしれないと、ツイートを調べ直していて思いました。さすがに、主催者の一ツイートへのリプで行われた解釈決定まで把握することを参加者に強いるのは酷です。
メモ
ポケモンHOMEデータ
マリルリは他にもハチマキじゃれつくアクジェのマリルリを自分枠で使っていた方がいて、使用率2位でした。
複数人が使用したのはサザンドラマリルリバチンウニブルンゲルだけらしいです。バチンウニが他にもいたのは怖い。
あとはS種族値46でマリルリより遅いアゴジムシが性格のんきでいたらしいです。バンバドロはいじっぱりだったのでもし当たっていてもセーフ。のんきカビゴンも当たったら負けでした。
他にトリックルームも苦手ですが、対戦したシャンデラはフルアタだったので助かりました。
イエッサンは10匹以上のポケモンに倒されました。役目を遂行してくれました。
レートは上から
マリルリ(イエッサン)1653
セキタンザン(コータス)1648
アイアント(マルヤクデ)1640
シャンデラ(マホイップ)1632
アーマーガア(エースバーン)1624
以降1602,1588,1554,1520,1508
ピチューが倒されていなければサザンドラにでんじはを入れてすばやさ関係逆転させられたのに、というツイートを観測しましたが、サザンドラにピチューがでんじはを使ってもまだマリルリのほうが遅いです。
ゾロアーク+エルフーンで出されてどちらが本物のエルフーンか分からないというツイートを観測しました。ダブルバトルにも選出の1番目2番目の概念はあり、イリュージョンの仕様上化けるならゾロアークが出てくる位置は1番目側(エルフーンから見て左にゾロアーク)で固定なのではないかと思いました。2番目がゾロアークだと最後尾ゾロアークということになりおそらくゾロアークが化けずにそのまま出てきてしまいます。
おわりに
初めて記事を投稿してから、一年が経ちました。
一周年を過ぎて最初の記事が、ある意味での仲間大会初1位の記事になって良かったです。
一年間のアクセスを振り返る記事を書きたくなっているので書くかもしれません。ダイマックス禁止ルール期間が残り少ないこともありギミックパーティーについての記事も書きたいので、詰まっています。
今回は再び長くなって約7800字でした。
お読みいただきありがとうございました。
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