25試合の仲間大会での自己最高レートを更新して優勝できた、わるあがきさせるヤミラミを紹介したい
はじめに
ポケットモンスター スカーレット・バイオレットの仲間大会の記事です。
仲間大会とは、公式ではなく有志が仲間大会システムを使って開く大会です。主催者がルールを自由に決めることができます。今回は、1匹だけチームに登録して1VS1でバトルするルールです。
優勝でき、最終レートが仲間大会における瞬間自己最高レート・最終自己最高レートを更新したため、記事を書きます。
大会概要
主催者 カイトさん(TN カイト)
エントリー数 33人
実際の参加者 32人 ※順位一覧に表示される人数
【仲間大会開催】
— カイト (@kite_pokepoke) 2023年3月6日
君に決めた!推しポケ杯#ギアル杯
日時:3/15(水)22:00〜23:59
大会id:MBQVGR
詳細は画像参照。リプ欄にも続きます。
お手数ですが、ルール等熟読の上、違反のないようエントリーをお願いします( ˘ω˘ )#仲間大会 #ポケモンSV pic.twitter.com/6pc4LqkxwU
主なルール
推しの1匹のみチームに登録
テラスタルあり
普通のパラドックスを除く準伝以上は禁止(サケシOK、イサハNG、四凶NG、ミラコラNG)
当日、参加できるか怪しかったのですが、夜になっていろいろと解決されたため参加できました。
使用ポケモン
くらやみポケモン
タイプ あく・ゴースト
種族値 50-75-75-65-65-50
個体値 31-31-31-x-31-31
努力値 252-0-44-0-212-0
性格 わんぱく(特攻ダウン防御アップ)
実数値 157-95-111-x-112-70
上記は理想の値(すばやさ個体値は諸説あり)ですが、実際には違う値になっていました。攻撃個体値は「まあまあ」のままで、さらに、努力値振りが252-0-10-0-212-0となっていて防御への努力値振りが34足りていませんでした。結果、攻撃87-防御105となっていました。
テラスタイプ ノーマル
特性 いたずらごころ
持ち物 こだわりスカーフ
技 トリック かなしばり じこさいせい なげつける
<基本的な動き>
1ターン目 ヤミラミトリック 相手技A ヤミラミはHP満タンなので耐える
2ターン目 ヤミラミかなしばり 相手は技Aを使えない
5ターン目終了時 かなしばり解除 相手は技Aを使えるようになる
6ターン目 ヤミラミじこさせい 相手技A ヤミラミはHP満タンなので耐える
7ターン目 ヤミラミかなしばり 相手は技Aを使えない
相手はわるあがきの反動で倒れる 勝ち
「なげつける」は、こだわり系アイテムかとつげきチョッキ持ちを相手にするときに、勝ちを拾うためのものです。基本の動きをこれらの道具を持った相手にしようとすると、変化技を適切に使えなくなって負けてしまいます。
2回攻撃を耐えて、トリック→なげつける→かなしばりと動く方法、相手がこだわり系アイテム持ちだという前提でなげつける→かなしばりと動く方法があります。
テラスタイプは、テラスタルをしたターンに弱点をつかれないということを意識して、ノーマルにしました。ヤミラミに格闘技を使うのは相当勇気がいるはずです。
なげつけるスカトリ縛りヤミラミは、今回が初出というわけではなく、過去にも使用した方がいます。以下は、ポケモン剣盾時代の公式大会「しんそく!しんそくバトル!!」の構築記事です。ここまでの記述より、以下の記事のほうが詳しく書かれています。
今大会では、推しポケモンで戦うというルールもあるため、ヤミラミを推す要素について語ります。
<推し要素>
・推し戦術である強制わるあがきを一番やりやすい
・ポケモンふしぎのダンジョンの探検隊シリーズのストーリー上で役割を担っている
あとは世間で言われているような外見上の魅力です。
実際の対戦
基本の動きで勝ち(攻撃技固定) 7試合
基本の動きで勝ち(変化技固定) 5試合
なげつけるのおかげで勝ち 2試合
ほろびのうたの判定で勝ち 6試合
負け 4試合
1試合目 ブロロローム
主催者 トリックしたらギアチェンジ 勝ち
2試合目 チヲハウハネ
トリックしてチョッキを受け取る じしんで76ダメージで残りHP81
次のじしんを耐えて「なげつける」を使い、変化技を使えるようにしてかなしばりで勝ちかと思っていたら、じしん急所で負け レート1499
急所でなくても、防御の努力値振り忘れによって攻撃特化地震で倒される確率は25.4%から71.1%に上がっていた
3試合目 エンニュート
まもるを使われ、特性ふしょくがどくどくだまを持つとどくタイプでもどくを浴びるという光景を見せてもらう
次のターン、トリックしてだいもんじで固定し、勝ち
4試合目 ドレディア ヤミラミテラスタル ちょうのまい 勝ち
5試合目 ブロロローム再戦
ホイールスピンで114ダメージ・10xダメージ 基本の動きで勝ち
防御努力値振り忘れのせいで、はがねテラスタル攻撃特化だと12.5%の乱数一発(急所非考慮で2回とも耐える確率 : 76.6%)という状態だった
4-1 6位 レート1544
6試合目 メタモン
初手なげつける 相手はこだわり系アイテムではなかった
互いに悪タイプなので何もできない
変身したときの仕様で、相手のPPは20
12ターン目くらいで相手が降参して勝ち
5-1 3位
7試合目 キノガッサ@いかさまダイス
トリックでダイスを回収するも、くさテラスタルタネマシンガンが3発当たって負け
1発目のダメージが50で、これは陽気ASの最低乱数のときのダメージに等しいため、おそらく陽気AS
防御111なら、3発で倒される確率は18.3%だったが、努力値振り忘れの防御105だと91.4%
タネマシンガンの攻撃回数ガチャを考慮して、タネマシンガンという技で倒される確率を考えても、39.4%から63.8%への変化
大失態
9試合目 メタモン再戦 初手降参される 勝ち 7-2 4位 1571
10~12試合 マリルリ ヤミラミテラスタル ほろびのうた 倒れる順番で勝ち
3連続同一人物マッチング
最遅マリルリがスカーフを持つと、すばやさ73でヤミラミの70より速くなるため、滅びで先に倒れる
10-2 1586,1599,1612 10試合目終了後から1位
13試合目 サケブシッポ ヤミラミテラスタル ほろびのうた 勝ち 1627 1位
14試合目 キノガッサ再戦 タネガン3発 負け 1608 1位
15試合目 ドオー どくどく
5ターン目のわるあがき+どくの約7/16の削りと6ターン目(かなしばり使用ターン)のどくの約6/16のダメージで残りHPが約3/16になった後、7ターン目にじこさいせいしてHPを約11/16にしてわるあがき+どくの約9/16の削りを耐え、なげつけて残りHP1の相手を倒して勝ち
序盤のどくがあまり回っていない頃になげつけるを使うべきだったが、ドオーが遅かったので助かった
12-3 レート1622.999 1位
16試合目 マスカーニャ
あくタイプなのできつい
こだわりアイテムかつあくタイプ以外の技で変幻自在することを願ってテラスタルなげつけるでスカーフを捨てると、くさテラスタルトリックフラワー
かなしばりをすると、別の技を使われた
トリックで持ち物:タスキを確認してから降参 1603 4位
17試合目 ギャラドス ヤミラミテラスタル たきのぼり 勝ち 1616 2位
18試合目 マスカーニャ
トリックを選ぶと相手がくさテラスタルをまたしてくれたのでトリックが通る
基本の動きで勝ち
防御111ならトリックフラワー確定耐えのところ、防御105により18.8%で倒されてしまう
実際に2回目のトリックフラワーで相手からもらったきあいのタスキが発動した
2回とも157以上のダメージが出る3.5%の確率をひいていたら、振り忘れによる負けだった
19試合目 キョジオーン まもるしおづけ 勝ち1643 1位
20試合目 イダイナキバ ちょうはつ
なげつけるを3回使って、先制かなしばり→じこさいせいで降参もらう 1657
1位キープ
23:27,29,30,32
22:34 2位になり潜る
21試合目 イダイナキバ ぶちかまし
HP残り6 2回目の攻撃の急所を狙われず降参された 1670 まだ2位
23:38
22試合目 サケブシッポ再戦 勝ち
18-4 1683 自己瞬間最高レート更新 まだ2位!
対戦相手が見つかりません23:43,45
23:45
23試合目 キョジオーン 勝ち
19-4 1694 まだ2位!?
対戦相手が見つかりません23:50
23:51
24試合目 別のサケブシッポ 勝ち
20-4 1706 1位
1位キープ
23:53,55,57,58,59
大会終了
結果
きみにきめた!推しポケ杯 #ギアル杯
24試合中20勝4敗(対戦回数上限:25)
レート1706.428
1位
優勝!!!
仲間大会自己最高レート更新!!
以下の自己ベストを更新
25試合上限仲間大会の瞬間レート
25試合上限仲間大会の最終レート
仲間大会の瞬間レート
仲間大会の最終レート
景品
色違い・ウルトラボールのケロマツのタマゴ
ポケモンSVの仲間大会における初優勝を果たせました。SV仲間大会は今回が2度目でした。
嬉しいです。なかなか見たことのない25試合上限でのレート1700超えを達成できたのも良かったです(観測自体も、メタモン1on1で見た瞬間レート1700超え以来?)。
負けた4試合のうち、2試合は努力値40振り忘れがなければ、1試合は努力値振り忘れと急所がなければ、勝てていた可能性があり、ステータス5の差の重要性を再認識しました。
努力値を振り間違えて大会に参加するのはたしか初めてで、これから気をつけていかなければと思いました。
急所が出たら負けという場面5回中1回急所だったので、運が良かったということはなさそうです。逆に、5回攻撃すれば2割くらいの確率で1回以上急所にあたるので、著しく運が悪かったわけでもないです。
ポケモンHOMEデータ
順位
1位 1706.428(ヤミラミ)
2位 1704.340(サーフゴー)
3位 1606.875(キノガッサ)
4位 1597.295(イダイナキバ)
5位 1589.662
3位とのレート差が約100で、2位とのレート差の50倍ある
10 1540
15 1486
20 1459
25 1444
30 1420
32 1273
ポケモン使用率上位
サケブシッポ
キョジオーン (ここまで使用者2人以上)
ブロロローム
ヤミラミは17位 おそらく24試合しか戦っていないことが原因
今回分かった仕様
剣盾の仲間大会と違い、59分台も大会の画面(順位が表示され、「対戦する」「大会データ 確認」を選べる画面)にアクセスできる(潜れるかは未検証)
もしかしたら、大会の画面と、その手前の画面(仲間大会と公式大会が並んでいる画面)を行き来するだけだと、順位の変動を確認できないかもしれない
10分近く行き来してずっと1位だった後に、さらに手前の画面まで行ってから戻ってくるというのをしたら順位が2位になっていたことから。もちろんたまたまそのタイミングだっただけという可能性もある。
HOMEの対戦履歴に記載されている時刻は、マッチングした頃の時刻ではなく決着がついた頃の時刻
今回の戦術の振り返り
基本的には、相手の攻撃をHP満タンの状態で耐えることができるのであれば勝ちということで、強力です。わるあがきの威力は50しかないので、相手の特性がテクニシャンでもないかぎり、自己再生連打でHPを全回復できます。
弱みのうち、こだわりアイテム・とつげきチョッキについては、持ち物なし状態の相手の攻撃を2発耐えることができれば、なげつけるのおかげで勝てるので対抗できる余地があります。
あくタイプ相手はどうしようもないですが、今回のようにあくタイプが少なかったり、いてもテラスタルでタイプを変える環境においてはかなり強いです。
フェアリータイプの攻撃を受けそうなとき、テラスタルで解決できるのが今世代特有の弱みの回避方法です。
ただし、相手が普通に攻撃してくるなら1回の勝ちのために2回相手の攻撃をくらう必要があり、何試合も戦う中で、1度くらいは急所にあたって負ける試合が起きてしまいます。
また、今回はありませんでしたが、あくタイプがテラスタルを使わずそのまま攻撃してきて何もできずに負けたり、相手がこだわりアイテム持ちで攻撃2回を耐えられなかったり、ということは普通あるものなので、今回は環境に恵まれていたと思います。
おわりに
目標のSV仲間大会優勝を果たせて良かったです。
ランクバトルのほうは力を入れられないので、しばらくテラピースを消費せずに参加できる仲間大会を中心に参加しようと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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