サワムラーは格闘にて最強
はじめに
先月、かくとうタイプのかくとう技限定のしんそくシングルバトル形式(ダイマックス禁止1on1)の仲間大会「くるりん杯」に参加しました。
1on1好きとしては、既出ではない1on1記事が1つでも多くネットの海に放出されるほうが良いと考えているので、大会から間が空きましたが記事を書きます。
ルール
大会告知ツイート
【お知らせ】6/26 20:00~21:00
— 胡桃りん💜7/23ラブボ交換会 (@rin_snowflake) 2021年6月12日
かくとうタイプ限定大会やります!
詳細は画像にて!力こそパワー💪💪💪
拳だけで勝ちをもぎ取ろう!!!!!
❤️RTで拡散よろしくお願いします✨
配信チャンネルはこちら
(https://t.co/8pnke2IgHk)
#ポケモン剣盾 #仲間大会 #ゆびをふる大会 #くるりん杯 pic.twitter.com/Q5s2xB353P
・連れてくるポケモンは見せあい含め1体のみ
・格闘タイプ・格闘複合タイプのポケモンを使用すること
・伝説・順伝・幻・UBポケモンは禁止)
・覚える技は格闘タイプのみ 回復技(ドレインパンチ含む)防御技・たこがため禁止
・特性:自由
・持ち物:おうじゃのしるし・きあいのタスキ・きあいのハチマキ ・こぶしのプレート・たつじんのおび・ちからのハチマキ・ながねぎ から1つ選択
・ダイマックスなし
回復技はドレインパンチしかなく、防御技もみきりしかないので、ドレインパンチ&みきり&たこがための3つの技禁止と同じです。
ルールの文章に直接書かれていないもののとても重要なことがあります。
大会の形式がしんそくシングルバトルであるため、その仕様により、公式大会しんそくシングルバトルが開かれたときにソードシールドで使用可能であったポケモンしか使えません。ダウンロードコンテンツで追加されたポケモンは使用できないことになります。
主催者の方も把握していませんでしたが、これはしんそくシングルバトルのルールにも書かれていないことなので間違えるのも仕方がないです。しんそくシングルのルールには「ソードシールドで使用可能なポケモン」が使えると書いてあるんですよね…
事前考察
どのポケモンを使うか
使用できる技とポケモンがともに物理に偏っているため物理環境になることが予想されますが、そんな環境においてカウンターが禁止されていないこと、それから強い道具であるきあいのタスキが使用可能であることに注目し、きあいのタスキを持たせてカウンターを中心に戦っていこうと決めました。
ポケモン徹底攻略の詳細検索で、かくとうタイプかつカウンターを覚えるポケモンを検索してみると、その中にサワムラーがいました。
このサワムラーがいろいろな点で今回の戦術に適していたため、サワムラーを採用しました。サワムラーのいいところを下にまとめます。
サワムラーのいいところ
・防御が低い
相手からの物理攻撃で致命傷を受けやすいので、カウンターで相手を倒せます。HPは低いですが、今回はダイマックス禁止のためきあいのタスキが発動する攻撃を受ければ相手をカウンターで倒すことができます。
・特防は高い
カウンターで倒せない特殊攻撃中心の相手に対しても、普通に攻撃技を撃ち合って戦うことができます。
・特性かるわざ
きあいのタスキが発動した場合、すばやさが2倍になって他のどのポケモンよりもすばやさが高くなります。
・マッハパンチを覚える
タマゴ技で先制技を覚えるため、こちらのカウンターを相手がきあいのタスキで耐えてきたとしても次のターンに攻撃される前に倒すことができます。
特性かるわざが発動した状態であれば、先制技どうしのすばやさ勝負も有利です。
想定する敵
サワムラーと戦うことを決めたので、次に敵との戦い方を考えていきます。
カウンター型で戦う上で考えなくてはならないのは特殊技で攻めてくる相手です。かくとうタイプで特攻が高いポケモンは少ないですが、全くいないわけではありません。ルカリオ(とコジョンド)を考えました。
対ルカリオに関しては、特防に努力値を振れば特攻特化きあいだまとしんくうはを耐えられるようになります。
コジョンドについても考えていたのですが、途中から「形式がしんそくシングルバトルなので、ダウンロードコンテンツ追加組は参加できない」ということに気がつきました。
ここまでの考察の中で先制技の有無が重要である気がしてきたので、先制技もちをチェックしようと思いました。かくとうタイプの先制技はマッハパンチ(物理技)としんくうは(特殊技)です。
マッハパンチを覚えるのは、ローブシン系統とバルキー系統。しんくうはを覚えるのは、ルカリオ系統とドクロッグ系統とバルキー系統と、意外と少なかったです。
特殊攻撃技もチェックしました。
はどうだんは、最終進化だとサワムラー、エビワラー、エルレイド、ルカリオ、ジャラランガ。きあいだまはたくさんのポケモンが覚えすぎるのでチェックを諦めました。
ミラー(同種対決)
自分で強いと思っているポケモンを使うならば、同じポケモンと対面するミラーの場合についても考えなければなりません。VSサワムラーを考えた結果、努力値配分によってとるべき選択が変わるという結論になりました。
以下、こちらの攻撃補正はなしの想定です。
・相手が防御を下げていない場合
こちらのローキックで相手のタスキは発動しません。この場合、ローキックが正解です。次のターンにマッハパンチで倒します。
ただし、相手のほうがすばやさが高く、同じローキック→マッハパンチの行動を取ってきた場合は負けます。
マッハパンチ2回では5%の確率でしか倒せません。
・相手が防御を下げている場合
下降補正なし防御個体値11以下や下降補正あり防御個体値27以下サワムラーに対してマッハパンチ2回で確定で倒せます。この場合、マッハパンチが正解です。
ただし、相手のほうがすばやさが高く、同じマッハパンチ→マッハパンチの行動を取ってきた場合は負けます。
ローキックは相手のタスキを発動させてしまい、次のターンにかるわざが発動したすばやさでマッハパンチを撃たれてしまいます。相手のすばやさランクはローキックによって一段階下がっていますが、こちらのかるわざが発動していなければ先制されます。
採用ポケモンの他の候補
特性をぼうだんにするとしんくうは以外の特殊技を無効にできるため、面白そうでした。これによって、思い切って防御特化できます。通常の対戦でのジャラランガの個性として、ボディプレス火力1位(ツンデツンデよりもほんのわずかに高火力)というのがあり、防御特化によってその個性を活かしながら戦うことができます。ちなみに、防御特化ボディプレスよりも攻撃無振りインファイトのほうがちょっとだけ強いです。
面白そうなポケモン。
かくとう技を半減で受けつつ、フライングプレスを使えます。フライングプレスはひこうタイプの相性を組み合わせる技なので、かくとうタイプに抜群になります。
単純に強そうなポケモン。
特性がんじょうによりきあいのタスキを持つ必要がありません。カウンターをちゃんと覚えます。先制技がないことや特性かるわざの優秀さからサワムラーに劣っていると判断しました。
一番最初に採用候補に上がったポケモン。
使用ポケモン詳細
タイプ:かくとう
種族値:50-120-53-35-110-87
個体値:31-31-15-x-31-31
努力値:0-252-0-236-20
性格:おとなしい(防御ダウン 特防アップ)
実数値:125-172-58-x-176-110
特性:かるわざ
持ち物:きあいのタスキ
技:カウンター マッハパンチ ローキック (リベンジ)
戦い方
・基本は、1ターン目カウンター、2ターン目マッハパンチで倒す。
・対ルカリオは特殊型を警戒して、1ターン目ローキック、2ターン目マッハパンチで倒す。
・他のポケモンが特殊技を使ってきた場合、こちらのカウンターが失敗してしまうが、特防の高さを活かしてなんとか戦う。
努力値配分・性格補正なども含めてミラーについて考えましたが、どのような配分でマッハパンチとローキックどちらを選ぶほうが勝つ見込みがあるのか判断するのが難しかったので、とりあえず初戦はローキックを選ぶことにしました。
努力値はミラーで役に立つかもしれないすばやさ20振り、特殊アタッカーとの戦いのための攻撃特防振りです。
結果
10勝6敗 レート1554 4位
参加者 14人
負ける場合の負け方
・ばくれつパンチを受けて混乱。カウンターとマッハパンチで2回行動しなければならないところ、混乱自傷で倒れる。
・ルチャブルの威力最低きしかいせいでタスキをつぶされる(HP満タンではなくされる)。相手はかくとう半減なのでカウンター以外では勝てない。
・ドクロッグのしんくうはでタスキをつぶされる。相手はかくとう半減なのでカウンター以外では勝てない。
・ダゲキの威力最低きしかいせいでタスキをつぶされる。次のターンに普通の攻撃技読みでマッハパンチを選ぶが耐えられ、威力が上がったきしかいせいで倒される。
VSサワムラー
ローキックを持っていないし防御をおそらく下げていない個体だったため、全てローキック+マッハパンチで勝ち。
1位の方がきしかいせいルチャブルでこちらが勝てない相手、 2位の方がしんくうはドクロッグでこちらが勝てない相手、3位の方がもう一人のサワムラー使いでこちらが有利な相手でした。
大会動画
主催者の方が大会の様子をYoutubeで配信されていました。
主催者の方とは2回戦っています。動画の26分25秒~と38分40秒~がその対戦です。自分にファッションセンスがあるとは思っていなかったので服を褒められたのが本当に意外でした。
配信の中で、サワムラーがマッハパンチで敵を倒していく様子から、サワムラーがパンチの鬼であると話題になっていました。この記事のタイトルにもそれを入れています。サワムラーのもとになったキックボクサー沢村選手がキックの鬼と呼ばれていたので、それと関連していると思われます。
(ただし、ローキックもちゃんと活躍したということはここに記しておきます。)
過去に参加した1on1
関連記事を貼ります。
ここ1ヶ月、特殊ルール1on1の記事ばかりを書いていることに気がつきました。仲間大会には他にも参加していますが、1on1じゃないものはだいたい以前書いた記事【ポケモン剣盾シングル】ダイマックス禁止大会用 2種ギミックパーティー(ゴチルアント/まねっこリオループ) - テツポンドのブログの派生系であり記事執筆の優先度が低いため、このようになっているのだと自分自身の行動を推測しました。
おわりに
前回の記事と同じことを言っていると思いますが、特殊1on1が好きなのでこれからもこういうものに参加していきたいです。
7月頭をもって以前から活動されていた仲間大会まとめさんが活動終了され、しばらく仲間大会を探しにくい状態が続いていましたが、仲間大会を「ルール概要ありかつアクセス簡単」という要素を満たしながらまとめてくださる方が数日前に現れたので、ここで共有しておきます。
今回は約5000字でした。考察を書き出すと毎回そこそこの長さになります。
お読みいただきありがとうございました。
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