テツポンドのブログ

テツポンドのブログ

テツポンド(Twitter : https://twitter.com/tetspond)のブログです。

【ポケモンSVシングル】ディンルーキャッチの検討 ディンルーはめ可能ポケモン一覧

ディンルーをはめたい!

 

ゴースト 特性ふゆう&技ちょうはつ

 

はじめに

 

 ポケットモンスタースカーレット・バイオレットの記事です。

 環境最上位ポケモンであるディンルーを、交代封じ+無力化ではめようという目的を達成するために、いくつかのポケモンを検討します。

 

 

 

(記事公開当日夕方 修正)

 アノホラグサがとおせんぼうをタマゴ技で覚えることを見落とすという痛恨のミスをしていたため、記事の一部を修正しました。

 

 

ディンルーについて

 

種族値

HP155 攻撃110 防御125 特攻55 特防80 すばやさ45 (合計570)

 

 ポケモンSVで新登場した準伝説ポケモンで、とても耐久力が高いです。

 

特性を考慮せずとも、

総合耐久指数 HBD/(B+D) が最大19060.3 (HD特化 B4振り)

19210のクレセリアに匹敵する固さです。

 

特性を考慮すると、

総合耐久指数 HBD/(B+D) が最大21979.8 (H244 B36 D228 防御補正)

ギラティナアナザーフォルムの21073.2すらも一回り超える固さです。

 

 

 

今回想定するディンルー

 

じしん カタストロフィ ステルスロック ふきとばし

という最もメジャーな技構成の基本型ディンルーです。

 

このディンルーに対して、

ディンルー側が交代できない状態 と

ディンルー側からこちらが倒されない状況

をキープし、最終的には総合時間切れによる判定勝ちを狙います。

 

 

 

ふきとばし対策

 

 ディンルーはふきとばしを使います。

 これが厄介で、例え交代封じ技をこちらが使ってディンルーの交代を封じたとしても、ディンルーにふきとばされてしまうと、こちらが交代したことにより交代封じ効果が切れてしまいます。交代封じ効果は使用者が場にいるかぎり有効です。

 

 そのため、ふきとばしを対策する必要があります。

 対策はいくつかあります。

 

 

1 使わせない

 

技 ちょうはつ

 変化技全般を封じることで、ふきとばしを防げます。PP最大32です。

 

技 アンコール

 1ターン目にふきとばしをされることは少ないことから、ふきとばし以外の技で固定できそうです。しかし、PPが最大8であるため、24ターンしか続かないので、総合時間20分は持ちません。

 

 

2 無効化する

 

技 ねをはる

 強制交代技を無効化できます。さらに、回復手段にもなります。

 

特性 ばんけん

 強制交代技を無効化できます。

 

特性 きゅうばん

 強制交代技を無効化できます。

 しかし、SVに所有ポケモンが登場していません。

 

特性 かぜのり

 風技を無効化するため、ふきとばしも無効化できます。

 

特性 おうごんのからだ

 変化技を無効化するため、ふきとばしも無効化できます。

 しかし、交代封じ技と両立するポケモンがいません。

 

 

 

カタストロフィ対策

 

 カタストロフィは相手のHPの半分のダメージを与える技であり、連続で受けると、ダメージは少なくなってはいきます。しかし、最後相手の残りHPが1のときは1ダメージを与えるという仕様なので、無策でカタストロフィを10回程度受ければ倒されてしまいます。

 

 いくつか対策があります。

 

1 たべのこし

 毎ターン終了時に10程度HPを回復するため、カタストロフィのダメージで倒されない「HP2以上」をキープできます。

 時間ギリギリでディンルーを倒すなどしないと、かえって総合時間終了の判定で負けてしまうので注意です。

 

 

2 みがわり

 

 カタストロフィは本体のHPを参照するため、残りHPが1~3の状態でみがわりがあれば、1ダメージしか受けないので全然壊されないみがわりになります。

 残りHPが1~3の状態をキープする必要があるため、この戦術をするときは、たべのこしは持てません。

 

HP161の場合、

1ターン目 ちょうはつ ディンルーふきとばし出せず

2ターン目 みがわり(残りHP121) ディンルーカタストロフィ60ダメージ みがわり壊れる

3ターン目 みがわり(残りHP81) ディンルーカタストロフィ40ダメージ みがわり壊れる

4ターン目 ちょうはつ ディンルーカタストロフィ40ダメージ 残りHP41

5ターン目 みがわり(残りHP1) ディンルーカタストロフィ1ダメージ みがわり壊れず(みがわりHP39/40)

 

 ただし、相手がじしんとカタストロフィをうまく使い、「ちょうはつが切れるターンにみがわりを壊され、本体の体力が"1/4とちょっと"の状態で次のターンを迎える」ということが起きるとまずいことになります。

 ちょうはつを選ばないと、ふきとばしを使われたときに強制交代させられてしまい、交代封じが解除されてしまいますし、

 みがわりを選ばないと、カタストロフィを使われたときにみがわりを使えない状態になってしまいます。その後、例えばHPを20/161にされると、10 5 3 2 1 0と、6回のカタストロフィで倒されてしまいます。

 ふきとばしとカタストロフィの択です。

 

 それから、こちらも、時間ギリギリでディンルーを倒すなどしないと、かえって総合時間終了の判定で負けてしまうので注意です。

 

 

3 その他の回復手段

 

 たべのこし以外でも回復手段があれば、倒されないようにできます。

 

 

 

 

ふきとばし対策と交代封じを両立する最終進化ポケモン

 ディンルーはめ可能ポケモン一覧です。ただし、一時的なはめで良いのであれば、対象ポケモンギャラドスサザンドラ(バインドとちょうはつの両立)などもっといます。

 

ちょうはつ+交代封じ 習得

ワナイダー サーナイト エルレイド ゲンガー ウソッキー ムウマージ  ブラッキー ベトベトン マフィティフ ドンカラス ゴチルゼル ヤミラミ ルチャブル オニゴーリ ユキメノコ ドドゲザン ハバタクカミ チオンジェン パオジアン ディンルー イーユイ トドロクツキ

 

ねをはる+交代封じ 習得

チオンジェン

 

ばんけん+交代封じ

マフィティフ

 

かぜのり+交代封じ

アノホラグサ

 

 

 

何種類かのピックアップ

 

以下、何種類かピックアップします。

 

 

ポケモン検討1 かげふみ+ちょうはつ

 

ゴチルゼル

 ひこうテラスタル 

 ちょうはつ (みがわり)

 

 みがわりは、HPが1/4とちょっとのときに使うと、本体の体力を参照するカタストロフィで1ダメージ程度しかみがわりがダメージを受けないので、簡単にカタストロフィを対策することができるというものです。

 

 

<残り2枠の技スペース>

 

あまえる&いやしのはどう&持ち物たべのこし

 攻撃技がなくなってディンルーがわるあがきし始めても、ゴチルゼル自身は倒されないようにしつつ、ディンルーのことを反動で倒れないように延命できます。

 

めいそう&テラバースト

 攻撃技がなくなってディンルーがわるあがきし始めて退場してしまったとしても、後ろのポケモンが特殊なら圧倒的に有利な戦いをできます。

 

 

 

 

ポケモン検討2 かげふみ+スカーフトリック

 

ゴチルゼル

 ひこうテラスタル

 トリック いやしのはどう あまえる みがわり

 

 

1ターン目に使われた技別対処法

じしん:テラスタルで無効化できるので、あまえる連打

カタストロフィ:2回受けた後みがわりをして実質無効化し、あまえる連打

ステルスロック:あまえる連打

ふきとばし:諦める

 

 ディンルーがこだわった技を使いきってわるあがきしますが、あまえるで攻撃を下げたことによりわるあがきを受けきり、いやしのはどうでディンルーが倒れることも防ぎ、ディンルーVSゴチルゼルの状況を続けます。

 カタストロフィでこだわっていた場合、わるあがき数回でゴチルゼルが倒されてしまうので、そのときだけは仕方なくディンルーに倒れてもらいます。

 

 

 ゴチルゼルこだわりスカーフトリックは、ディンルーの前にゴチルゼルが出てきたらふきとばしを選択する人がとても多いであろうことから、成功しなさそうです。

 一応、これを逆に利用して、ディンルーこだわりふきとばしによりゴチルゼルに代わってふきとばし無効のポケモンを場に出して、相手が交代せざるを得ない状況を作り、フリーの1ターンを得るという戦術は取れます。

 

 

 

ポケモン検討3 浮いている+ちょうはつ+交代封じ

ラスタルを使わずに、じしんを無効化できるポケモンたちです。

 

くろいまなざし ちょうはつ みがわりor食べ残しを含む何らかの回復手段

 

1ターン目にくろいまなざし、2ターン目にちょうはつを使います。

 

 

ゴースト

 ゲンガーと違って特性がふゆうです。

 ちょうはつだけではなく、アンコールも使えます。

 わるだくみなども覚えます。

 

ルチャブル

 ゴチルゼルと比べて警戒されにくいという利点があります。

 アンコールも使えます。

 ビルドアップ、バトンタッチなどを覚えます。

 今回の記事のコンセプトとは離れていますが、くろいまなざし・アンコール・ビルドアップ・バトンタッチの柔軟ルチャブルを使った動画がYoutube上にあるので、その動画を参考として紹介します。当時はディンルーがいなくカバルドンやデカヌチャンを狙っていたものではありますが、ディンルー相手でも狙えそうです。

【ポケモンSV】初手ステロ?全員ハメます。ルチャブルが謎の技構成で全員起点にして打ち消す世界線 - YouTube

 

 

ドンカラス

 警戒されにくいという利点があります。

 めいそうを覚えます(意外)。

 

ムウマージ

 ハバタクカミと違って特性がふゆうです。

 めいそう、アシストパワー、いたみわけ、あまえる、ドレインキッスなどを覚えます。

 くろいまなざしは進化前限定技です。

 

 

ポケモン検討4 ムラっけ+ちょうはつ+交代封じ

 

オニゴーリ

ひこうテラスタル

とおせんぼう ちょうはつ みがわり テラバースト

 

 本体の体力が1~3になるように、みがわりを使って、相手のカタストロフィを防ぎながら、ムラっけでどんどん能力をあげます。

 ムラっけの演出で時間を稼ぐことができるので一石二鳥です。

 

 

 

ポケモン検討5 ちょうはつ+交代封じ その他

 

トドロクツキ

くらいつく ちょうはつ りゅうのまい みがわりorはねやすめ

 

 くらいつくは、攻撃技でありながら、互いを逃げられなくする効果があります。

 総合時間切れを待たずに、りゅうのまい6回後のくらいつくで無双するという戦いもできます。

 

 

エルレイド・サーナイト

くろいまなざし・ちょうはつ

候補(エルレイド)

みがわり あまえる いのちのしずく いやしのはどう ドレインキッス ドレインパンチ みねうち

めいそう ビルドアップ アンコール

候補(サーナイト

みがわり あまえる いのちのしずく いやしのはどう ドレインキッス 

めいそう アシストパワー  アンコール

 

 ドレインキッスorドレインパンチといやしのはどうを採用することによって、ディンルーがわるあがきを始めるようになっても互いに生存することが可能です。

 3ターンを1セットとすると、ちょうはつ→ドレイン→いやしと動いて、1セットあたり2回のわるあがきのディンルー側の反動とこちらの被ダメージを回復できます。

 

 やっている動画がありました。

視聴者曰く、ディンルーは嵌めて勝ち確にするもの【ゆっくり実況】【ポケモンSV】 - YouTube

 

 

 

ポケモン検討6 ばんけん+交代封じ

 

マフィティフ

特性ばんけん

ひこうテラスタル

くらいつく

 

 今までのポケモンは、3ターンに1回ずつちょうはつを使うということが必要だったため、ねむるを採用できませんでした。しかし、マフィティフはそういうことが必要でないため、ねむるを採用することができます。

 他のポケモンと同じように、みがわりを採用してもいいし、ねむるを使ってもいいです。

 

 すでに育成論があり、これは、くらいつく・あまえる・つめとぎ・ねむるという技構成です。

マフィティフ育成論 : TODマフィティフ|ポケモン育成論SV|ポケモン徹底攻略

 

 

 

ポケモン検討7 かぜのりと交代封じ

(記事公開当日夕方の修正での追記部分です。アノホラグサのとおせんぼうタマゴ技習得を見落としたまま記事を公開してしまい申し訳ないです。)

 

アノホラグサ

特性かぜのり

とおせんぼう

 

 カタストロフィで倒されないようになっていて、さらに判定勝ちする方法もあれば、技はわりと自由です。特性だけでふきとばしを対策できるので、ちょうはつが必要ではなく、上記のマフィティフに近いです。

 

 

 

ポケモン検討8 ねをはると交代封じ

 

チオンジェン

くろいまなざし ねをはる 

 

くさタイプ+高耐久でじしんをテラスタルせずとも受け切れます

防御特化チオンジェンに対して無振りディンルーの地震が8.3~10.4%で、たべのこしとねをはるの回復で補えます

じわれ(現時点で採用率1割程度)が怖いですが、

 

残りの2枠はやどりぎのタネや攻撃技など、ディンルーを削れる技にします。

 

 これもすでに動画にしている人がいました。

1ターン目で勝ち。『最悪のチオンジェン』を実際に試してみたら……【ポケモンSV】 - YouTube

 

 

 

不安点

 

 カタストロフィとじしんのPPが切れると、ディンルーがわるあがきを始めます。早めにディンルーに退場されてしまうと、後ろから出てきたポケモンに捲られる可能性があるため、時間ギリギリにディンルーに倒れてもらいたいところです。

 持ち時間7分をフルに使ったとしても、ちょうはつターンにも攻撃技を使われ続けるとちょっと怪しいかもしれません。

 

 ディンルーのふきとばし採用率は最近だと5~6割です。じめんタイプとカタストロフィ以外の攻撃技を持たれているとプランが崩壊するところが弱いです。

 上記のポケモンのうち、一部は、そんなアタッカーディンルにも対応可能なので、そこを考慮するならそれらのポケモンが優秀です。

 

 

他の動画

 

 ほぼ記事を書き終えた頃に見て、天才だ・・・となった動画です。

 のしかかりゴチルゼルで麻痺させて時間を稼ぐことで、時間切れ前にディンルーがわるあがきをすることを防いでいました。

【受けループ】初手対面で勝ちが決まる!?ディンルー対策ゴチルゼルが強すぎる…【ポケモンSV】 - YouTube

 

 

 

おわりに

 

 勝ちが濃厚な場面というのが好きなので、キャッチして有利な場面をずっと続けるということは好きな戦術の一つです。

 以下のような攻撃的戦術と真逆なようで、勝てる盤面を作るという点では一緒です。

【ポケモンSVシングル】選出固定の重力地震特化構築 〜ねばねばネットアメモース+ステルスロックじゅうりょくラッキー+じしんガブリアス〜 シーズン2構築記事 最終1839位レート1947 - テツポンドのブログ

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

 今回あまりオリジナリティが多くない記事になってしまったので、反省です。

 

 

Twitterアカウント

テツポンド (@tetspond) | Twitter 

 

実戦(構築記事など) カテゴリーの記事一覧 - テツポンドのブログ

記事一覧 - テツポンドのブログ

 

5342字 修正後6020字