うずしおを受けたときっていつまで交代できないの?
はじめに
バインド状態は、「まとわりつく」「うずしお」などの技で発生し、交代を妨げて拘束ダメージを数ターン与える状態変化です。
「バインド状態は4~5ターン持続する」
これは、ゲーム内の技「うずしお」などの説明からも分かります。しかし、このターンの数え方はどのようになっているのでしょうか。
ポケモンのターンの数え方にはいろいろあります。同じ4ターンでも、おいかぜとかなしばりでは数え方が異なります。かなしばりのターンの数え方については、記事を書いています。先攻かなしばりか後攻かなしばりかで、何ターン後に終わるかが変わります。
バインド状態も、「4~5ターン」と書かれただけではわかりません。調べていきます。
検証
ポケモンブラック(第五世代)で実験しました。以降の世代でターンに関わる仕様が変わっていれば、どこかでそれについての情報を探せそうですが、それがなかったので、今も第五世代と同じ仕様と見て良いのではないかと思います。全体的に見て、第五世代以降は仕様は比較的安定しています。
検証1
1ターン目
ホエルオー うずしお
カブルモ こわいかお
拘束ダメージが入る
2~5ターン目
終了時 拘束ダメージが入る
6ターン目
終了時 バインド状態解除(拘束ダメージなし)
こちらが先制してバインド状態にしたときに、5回ダメージが入って5ターン後のターン終了時までバインド状態が続いた。5ターン後というのは、バインド技を使ったターンを1ターン目とした場合の6ターン目にあたる。
検証2
1ターン目
敵 攻撃
ホエルオー うずしお
拘束ダメージ
2~4ターン目
拘束ダメージ
5ターン目
終了時 バインド解除(拘束ダメージなし)
バインド技の対象ポケモンの行動の後にバインド状態にしたときに、4回ダメージが入って4ターン後のターン終了時までバインド状態が続いた。4ターン後というのは、バインド技を使ったターンを1ターン目とした場合の5ターン目にあたる。
検証3
1ターン目
ホエルオー 味方にうずしお
味方 何か
拘束ダメージ
2~4ターン目
終了時 味方に拘束ダメージ 味方は交換できない状態
5ターン目
このターンの行動選択でも交換できない
終了時 バインド解除(拘束ダメージなし)
先制してバインド状態にしたときに、4回ダメージが入って4ターン後のターン終了時までバインド状態が続いた。4ターン後というのは、バインド技を使ったターンを1ターン目とした場合の5ターン目にあたる。
6ターン目
味方交換
ホエルオー うずしお はずれる
7ターン目
味方何か
ホエルオー うずしお
拘束ダメージ
8~11ターン目
拘束ダメージ
12ターン目
バインド解除(拘束ダメージなし)
バインド技の対象ポケモンの行動の後にバインド状態にしたときに、5回ダメージが入って5ターン後のターン終了時までバインド状態が続いた。5ターン後というのは、バインド技を使ったターンを1ターン目とした場合の6ターン目にあたる。
13ターン目
味方 何か
ホエルオー うずしお
拘束ダメージ
14~16ターン目
拘束ダメージ
17ターン目
バインド解除(拘束ダメージなし)
バインド技の対象ポケモンの行動の後にバインド状態にしたときに、4回ダメージが入って4ターン後のターン終了時までバインド状態が続いた。4ターン後というのは、バインド技を使ったターンを1ターン目とした場合の5ターン目にあたる。
検証結果から
先攻だったときも後攻だったときも、ダメージを与える回数は4回と5回があった。解除は4ターン後か5ターン後。
先制かどうかで分けたのは、かなしばりについては実際に先制かどうかで終了ターンが変わるからです。
バインド状態のターンの数え方は、かなしばりなどと違い、その状態になったターンの行動が前か後ろかは関係ないことが分かりました。
トリックルームなどの技は効果が「5ターン」と書かれていますが、技を使ったターンを含んで5ターンであり、4ターン後のターン終了時に消えます。
しかし、バインド技はターンが技の説明文でいう「5ターン(ターン数が長いほう)」になったときは、技を使ったターンを含めると6ターンの間続いて、5ターン後のターン終了時に消えます。別の言い方をすると、技を使ったターンを含めずに5ターンの間続きます。
バインド状態はトリックルーム式ターンカウントでいうと5~6ターン続くことが分かりました。
まとめ
バインド状態になった場合、4ターン後または5ターン後のターン終了時までバインド状態が続く。バインド状態が終わるターンはダメージを受けないが、それ以外のターンはターン終了時にダメージを受ける。
つまり、行動選択画面で交代を制限される回数は4回か5回、ダメージを受ける回数は4回か5回である。
おまけ
今回の作業中に発見したことです。
第五世代にて、左側のポケモンの行動で右側に道具を使い、右側のポケモンを交代すると、交代の後に道具が使われ、交代先のポケモンに道具が使われます。
おわりに
まとめを見ると、ゲーム内の説明の通りじゃん!ってなりそうですが、かなしばりやトリックルームなどのターンの数え方と比較すると、これは自明ではありません。トリックルーム式カウントなら5~6ターンであると書けばそれだけでこのややこしさが分かります。
ここの仕様について実験結果をまとめている文章が他に見つけられなかったので、こういう記事を作れてよかったと思っています。のめりこまないように最新ゲームを買うのを控えているため、第五世代での検証になったのは良くないですが…。
そのうち、ポケモンwikiの記述をここの内容をもとに分かりやすくしたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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