テツポンドのブログ

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【ポケモン】かなしばり状態のターンの数え方 〜同じ4ターンでもおいかぜ状態とは違う〜

先攻かなしばりか後攻かなしばりかでかなしばり状態の終了ターンが違うの!?

 

はじめに

 

 かなしばり状態は、技「かなしばり」か特性「のろわれボディ」で発生する状態変化です。この状態のとき、その状態になるときに直前に使っていた技を使用できなくなります。

 この状態は4ターン続くとされているのですが、このターンのカウントの仕方について今回記事を書きます。

 

 

 

検証

 検証はポケモンブラックで行っています。第五世代以降の各種仕様は比較的安定しているため、変化したという情報がなければそれ以降の世代も同じ仕様である可能性が高いです。

 少し調べましたが、かなしばり状態の仕様が変更されたという情報は見つかりませんでした。

 

検証1 先攻かなしばり

 

0ターン目

自分 何か

相手 技A

 

1ターン目

自分 かなしばり

相手 攻撃(技Aなら、「かなしばりで出せなかった」となって失敗する)

 

2~4ターン目

相手は技A(かなしばりの対象となった技)を選択も使用もできない。

4ターン目終了時にかなしばり状態解除

 

5ターン目

相手は技Aを選択・使用できる。

 

 かなしばり状態になったターンの3ターン後にかなしばり状態が終了した。

 かなしばりの影響を受ける行動の回数は4回だった。

 

検証2 後攻かなしばり

 

1ターン目

相手 技A

自分 かなしばり

 

2~5ターン目

相手は技A(かなしばりの対象になった技)を選択も使用もできない。

5ターン目終了時にかなしばり状態解除

 

6ターン目

相手は技Aを選択・使用できる。

 

 かなしばり状態になったターンの4ターン後にかなしばり状態が終了した。

 かなしばりの影響を受ける行動の回数は4回だった。

 

検証3 のろわれボディ

 

1ターン目

相手の技Aによりのろわれボディが発動し、相手はかなしばり状態になる。

 

2~4ターン目

相手は技Aを選択も使用もできない。

4ターン目終了時にかなしばり状態が解除される。

 

5ターン目

相手は技Aを選択・使用できる。

 

 かなしばり状態になったターンの3ターン後にかなしばり状態が終了した。

 かなしばりの影響を受ける行動の回数は3回だった。

 

 

検証結果から

 

 状態が終了するのは、先攻かなしばり・のろわれボディだと3ターン後で、後攻かなしばりだと4ターン後。

 かなしばりの影響を受ける行動の回数は、先攻かなしばり・後攻かなしばりだと4回で、呪われボディだと3回だった。

 

 技「かなしばり」については、相手の行動4回分に干渉する技と解釈すると説明できます。 

 それをもとにして、特性「のろわれボディ」について考えます。のろわれボディが発動する瞬間は相手の攻撃の処理の途中です。この相手の攻撃もカウントすると解釈すれば、その1回分+のろわれボディの影響を受ける3回分で合わせて4回分になります。

 

 

まとめ

 

 かなしばり状態のターンは行動順が来るたびにカウントされる。カウントが4になったターンのターン終了時にかなしばり状態は解除される。

 のろわれボディが発動してかなしばり状態になるとき、その瞬間の行動も行動順のカウントとして含まれる(つまり、かなしばり状態の影響を受ける行動は3回だけである)。

 

 

その他

 

 バッグからのアイテムの使用でも行動順がきたときのカウントはされることを確認しました。

 ギガインパクトなどの技の反動で動けないときも行動順がきたときのカウントはされることを確認しました。

 

 

追記:厳密な解釈

 

 2020/12/20追記

 今回の記事を、ポケモンwiki編集者のZaggyoさんが見てくださり、関連する仕様について詳しく調べてくださいました。

 第七世代以降の状態確認画面によると、先行かなしばりをされた次のターンの行動選択時には3/4、後攻かなしばりをされた次のターンの行動選択時には4/5という表示がされるようです。

 これをもとにZaggyoさんは、行動順によってかなしばり状態が続くターンが変わるだけでターンカウントのタイミングはターン終了時であると判断し、ポケモンwikiの記述はこのようになりました。

 

かなしばり (状態変化) - ポケモンWiki

  • 第五世代以降では、かなしばり状態になった状況により、効果が続くターンが変わる。そのターン行動を終えたポケモンかなしばりを受けた場合、かなしばり状態になったターンを含めて5ターンの間かなしばり状態になる。そのターン行動していないポケモンがかなしばりを受けた場合や、かなしばりをマジックコートで跳ね返された場合、のろわれボディが発動した場合は、かなしばり状態になったターンを含めて4ターンの間かなしばり状態になる。
    • 技かなしばりによりかなしばり状態になった場合、行動順に関わらず4ターンの間技が出せなくなる効果がある。
    • かなしばりをマジックコートで跳ね返されたときや、のろわれボディでかなしばり状態になった場合は、3ターンの間しか技が出せなくなる効果がない。ただし、さいはいやおどりこによる追加行動で技が出せなくなるターンを含むときは、このときも4ターンの間技が出せなくなる効果があるといえる。

 

 本記事ではターンカウントのタイミングを行動順がきたときとして解釈していたため、記述の仕方が違いました。実際の行動を把握するだけなら本記事のまとめでの解釈でも問題はないと思いますが、ゲームの内部処理としてはこちらが近そうです。

 

 

おわりに

 

 同じ4ターンでもおいかぜ状態とは処理が違うというのがよく分かります。おいかぜ状態はどの場合も使用したターンを含めて4ターンがたつとなくなります。

 現在ポケモンwikiにて、かなしばり状態のターンの数え方はおいかぜ状態と同じような書き方がされているので、そのうち修正しようと思います。(追記:修正されました)

 

 かなしばりのターンについて気になったのは、かなしばりが関連するテーマについて、数本セットのシリーズ記事を書こうと思っていたからです。そちらもそのうち書きます。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

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