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【ポケモン】トリックルームの壁を越えるすばやさ1809以上を実現する方法 #1809現象再現編

トリックルーム中にどのポケモンよりもはやく行動するすばやさ1809以上のポケモンを見たい〜 

 

 

はじめに

 

 前回の記事で、トリックルーム中にすばやさ1809〜8191のポケモンは他のポケモンよりも速く行動するというの仕様(ブラックホワイト以降)を紹介しました。

 ここでは「1809現象」と呼ぶことにします。

tetspond.hatenablog.com

 

 今回は、1809現象を再現するためにすばやさ1809以上に到達する方法について考察します。なお、相手からは攻撃その他の妨害を受けないものとします。このような前提での考察なので、対人戦での使用は想定していません。

 

 注:実際のすばやさ補正計算では、小数の扱い(すばやさ - ポケモンWiki)に気をつける必要があります。しかし、今回は整数倍しか扱わないため、簡略化して計算を一つの式にまとめて表示しています。

 

目次

 

 

レベル100使用可の場合

 

 レベル100が使用可能な場合、ランク補正のみで1809に到達することができます。

 

 すばやさのランク補正の最大は6段階上昇です。このときすばやさは4倍になります。4倍して1809以上になるためには、453以上である必要があります(1809/4=452.25)。

 

 すばやさ実数値が453以上であるためには、種族値は157以上必要です。以下は計算。

 すばやさ実数値は、

[ { (種族値x2 + 個体値 + 努力値÷4 ) x レベル ÷ 100 } + 5 ]  x 性格補正

という式で決まります(小数点は出るたびに切り捨て)。

 すばやさがなるべく大きくなるような、個体値努力値とレベルと性格にすると、

[ { (種族値x2 + 31 + 252÷4 ) x 100 ÷ 100 } + 5 ]  x 1.1 

整理して (種族値x2 + 99 ) x 1.1

これが453以上になるためには、種族値は157以上である必要がある。

 

 すばやさ種族値が157以上なのは、テッカニン(160)と、デオキシススピードフォルム(180) だけです。

 この2体のポケモンは、実数値を最速にしてすばやさランクを最大まで上げれば、すばやさ1809以上になれます。

 追記:2020/10/23  すばやさ種族値200のレジエレキが登場し、仲間入りです。

 

 テッカニンの場合、シングルバトルでも1809現象が再現可能です。

1ターン目:味方が「トリックルーム

2ターン目:テッカニンに交代

3ターン目:テッカニンは「こうそくいどう」ですばやさ2段階上昇、ターン終了時に特性「かそく」で1段階上昇

4ターン目:同上。これですばやさが合計6段階上昇

5ターン目:トリックルーム中にテッカニンが最初に行動する(1809現象)。

 

 

レベル50で実現する場合

 

 レベル50であっても、すばやさ1809以上に到達することはできます。しかし、実数値とランク補正だけでは足りません。そこで、とくせい・持ち物・技「おいかぜ」などを利用します。

 

 例1:

すばやさ実数値が151のフローゼル

すばやさ4段階上昇で3倍

特性「すいすい」で雨のとき2倍

おいかぜ状態で2倍 

151 * 3 * 2 * 2 = 1812

1809こえ!

 

 例2:

すばやさ実数値が134(レベル50の最速)のグラエナ

すばやさ4段階上昇で3倍

特性「はやあし」で状態異常のとき1.5倍

持ち物「こだわりスカーフ」で1.5倍

おいかぜ状態で2倍

134 * 3 * 1.5 * 1.5 * 2 = 1809

1809ぴったり!

 

 

 第七世代のサンムーン以降は「スピードスワップ」というすばやさ実数値を交換する技があるため、特性を交換する「スキルスワップ」や「おいかぜ」状態、すばやさのランク上昇を受け継ぐバトンタッチなどと併用することで、すべてのポケモンのすばやさを1809以上にすることが可能です。

 トリックルーム中に好きなポケモンをすばやさ1809以上で行動させるための具体的な手順の例としては、以下のようなものがあります。

 

レベル50のテッカニンシンボラーを出す。

1ターン目 テッカニンこうそくいどうシンボラーテッカニン(すばやさ実数値233)にスピードスワップテッカニンかそく。

2ターン目 テッカニンこうそくいどうシンボラーは何かする。テッカニンかそく。

3ターン目 テッカニンはすばやさ6段階上昇を任意のポケモンにバトンタッチ。シンボラーはバトンタッチで出てきた任意のポケモンにスピードスワップ

4ターン目 任意のポケモンは何かする。シンボラートリックルーム

5ターン目 シンボラーはおいかぜ。任意のポケモンは何かする(第八世代ならすばやさの変更がすぐに適用されるためおいかぜの直後に行動)。

6~8ターン目 任意のポケモントリックルーム中で一番速く行動する(1809現象)。8ターン目においかぜとトリックルームが終了。

 

 以上のようにして、すばやさ実数値233がランク補正で4倍、おいかぜ状態で2倍で、任意のポケモンのすばやさは1864になり1809を超えます。

 レベル1の最遅ツボツボ(すばやさ4)もこの方法を使えばすばやさ1809以上になります。ちなみに、すばやさ4なら普通はトリックルーム中に一番はやく動けるのであまり違いはないです。

 

 

おわりに

 

 すばやさ1809以上でトリックルームの壁を越えるという現象を再現する方法を紹介しました。今回は、対人戦を想定せずにこちらだけの世界ですばやさ1809に到達することを考えましたが、次回はなんとか対人戦で到達できないか模索しようと思います。

 ご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

前回・理論編

tetspond.hatenablog.com

 

次回・実戦(実践)編

tetspond.hatenablog.com

 

 

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