最強の盾と最弱の盾が見たいPart2
はじめに
ステータス最大値最小値第五弾です。
今までの四回で、すばやさ・こうげき・ぼうぎょ・とくこうの最高と最低を求めてきました。
【ポケモン】実現可能なすばやさの最大値・最小値はいくつ? - テツポンドのブログ
【ポケモン】実現可能なこうげきの最大値・最小値はいくつ? - テツポンドのブログ
【ポケモン】実現可能なぼうぎょの最大値・最小値はいくつ? - テツポンドのブログ
【ポケモン】実現可能なとくこうの最大値・最小値はいくつ? - テツポンドのブログ
今回は、とくぼうについて考えます。特防最大値と特防最小値はいくつになるのでしょうか。
※ソードシールドに登場していないポケモン・道具も含めて考えます。今回の最大値は第七世代以前で実現可能な値となっています。
※形式はダブルバトルに限定します(2021/2/25追記)。
- はじめに
- ツボツボで最大値実現?
- ガードシェア
- とくぼう補正
- とくぼう最大値
- 最大値の実現方法
- とくぼう最小値
- ソードシールド冠の雪原環境での最大値
- トリプルバトル・マックスレイドバトルでの最大値
- おまけ(案の供養)
- おわりに
ツボツボで最大値実現?
とくぼう種族値が一番高いのはツボツボです。すばやさ最小値・こうげき最大値・ぼうぎょ最大値のときにも登場したツボツボ。出番が多いです。レベル100で特防特化した場合、実数値は614になります。
しかし、過去4回と同様、より大きな補正をかけられる専用道具がやはり強いので、ぼうぎょ最大値を実現するのは別のポケモンです。ツボツボはぼうぎょ最大値のときの同じようにサポートに回ります。
ガードシェア
ぼうぎょのときと同じく、ツボツボがレベルアップで覚える技「ガードシェア」に注目します。これは、相手と自分のぼうぎょ・とくぼうをそれぞれ両者の平均値にする技です。例えば、とくぼう200の相手に対してとくぼう50のポケモンがこの技を使うと、相手と自分のとくぼうは125になります。
レベル100で特防特化のツボツボはとくぼうの実数値が614。ツボツボがガードシェアを特定のポケモンに使う→交換して能力をリセットしてからまた登場 の動きを繰り返せば、任意のポケモンのとくぼう実数値を613まで上げることができます。多くても10回行えばMAXの613になります(【ポケモン】実現可能なこうげきの最大値・最小値はいくつ? - テツポンドのブログ参照)。
とくぼう補正
実数値の方は準備ができたので、補正を考えていきます。上昇する補正は以下のものなどがあります。
ランク補正:最大4倍(6段階上昇)
持ち物:2倍 「しんかいのウロコ」(パールル専用)
1.5倍 「しんかのきせき」(進化前専用)
その他: 1.5倍「フラワーギフト」 (味方に効果がある特性、天候が「ひざしがつよい」のとき) 1.5倍「すなあらし」(岩タイプに効果がある天候)
いつものとおり、専用道具に目をつけます。天候についてはどちらでも倍率が同じですが、タイプ変更の手間がない分楽なので、フラワーギフトを採用し、「ひざしがつよい」とします。
とくぼう最大値
・パールルは道具「しんかいのウロコ」を持つ
・技「どわすれ」を3回してからメタモンにバトンタッチ(ノコッチなど)。
・チェリムが技「にほんばれ」で特性「フラワーギフト」発動。
・ツボツボが「ガードシェア 」→ 交換 の動きを10回ほど繰り返す。
これにより、とくぼう実数値613で、ランク6段階上昇で4倍、しんかいのウロコで2倍、フラワーギフトで1.5倍、
613 x 4 = 2452
2452 x 2 x 1.5 = 7356
とくぼう最大値は7356
ちなみにぼうぎょ最大値は9808でした(【ポケモン】実現可能なぼうぎょの最大値・最小値はいくつ? - テツポンドのブログ)。
最大値の実現方法
ガードシェアと交換を繰り返すので少し手間がかかります。
味方4体で30ターンかけて実現します。ぼうぎょのときのメタモンと違ってパールルは暇潰ししやすいので、すばやさのときほどではないですが簡単な手順です。とくこうのときとは違いダブルバトル形式の味方だけで実現できるため、そこにこだわって行動を組みました。
使用ポケモン
パールル@しんかいのウロコ(ねむる、アクアリング、リフレッシュ)暇つぶし用の技
ノコッチ(どわすれ、バトンタッチ)
ツボツボ(ガードシェア)
チェリム(にほんばれ)特性フラワーギフト
パールルのとくぼう実数値は102以上にしておきます。こうすることで、ツボツボガードシェア が9回で済みます。
動き
1~3ターン目 ノコッチはどわすれ。 ツボツボはひまつぶし技(まもるなど)
4ターン目 ノコッチはパールルにバトンタッチ。ツボツボはパールルにガードシェア
5ターン目 以降パールルはひまつぶし技。ツボツボをチェリムに交換。
6~29ターン目 下記の「3ターンで1セットの動き」を8回繰り返す。
チェリムをツボツボに交換。
ツボツボはパールルにガードシェア。
ツボツボをチェリムに交換。
30ターン目 チェリムはにほんばれ。フラワーギフトが発動。とくぼう最大値実現!
とくぼう最小値
とくぼう種族値最下位はコイキングなどです。種族値は20。他にデオキシスアタックフォルムやキャタピーもいます。このようなポケモンをはじめとして、種族値49以下・個体値0・努力値0・レベル1・とくぼうが下がる性格なら、実数値は4です。
ランク補正以外に下げる補正はありません。ランク6段階下降の場合の倍率1/4をかけて、1。
とくぼう最小値は1
ソードシールド冠の雪原環境での最大値
ソードシールドには、パールルがいません。よって、道具を「しんかのきせき」にして、ポケモンは任意の進化前ポケモン(=しんかのきせき対象ポケモン)にする必要があります。
この場合、道具による補正が2倍から1.5倍に減るので、最大値は5517になります。
トリプルバトル・マックスレイドバトルでの最大値
(追記 2021/2/25)
コメントで指摘をいただきました。今回の上記記事はダブルバトルに限定した場合のものでした。味方にチェリムを複数体並べることができる状況だと、フラワーギフトの効果を重複させることができるので最大値を増やせるケースがあります。
トリプルバトルの場合
ダブルバトル時の最大値の条件に加えてチェリムが1体味方にいると、最大値は11034になります。フラワーギフト1つで最大値が1.5倍になります。
マックスレイドバトルの場合
交換ができず、10ターンだけという制限があります。特防特化ツボツボ・チェリム3体・ランク最大(あまのじゃく+からをやぶる)という状況は、敵からの邪魔がなければ10ターン以内に交代なしで実現できます。
614*4=2456, 2456*(1.5^3)=8289より、最大値は8289です。
ちなみに、しんかのきせき適用ポケモンの中でとくぼうが一番高いサマヨールのとくぼうの1.5倍(394*1.5)よりもツボツボのとくぼう(614)のほうが大きいです。
おまけ(案の供養)
フラワーギフトの存在を思い出す前は、すなあらしによるとくぼう上昇を利用しようと考えていました。パールルはいわタイプではないので、タイプを変える必要があります。
タイプを変える手段として、最初に思いついたのは、特性マジックミラーをパールルに渡して、オムスター(みず・いわタイプ)が技「ミラータイプ」をパールルに対して使う案です。ミラータイプは自分のタイプを相手のタイプと同じにする技です。マジックミラーによってそれが跳ね返されれば、パールルがオムスターにミラータイプを使うことになり、パールルがいわタイプを得ます。しかし、マジックコート状態ではミラータイプは反射できないことがポケモンwikiから明らかになりました(ちなみに「なかまづくり」は反射して、反射された側が反射した側の特性になります)。
他の方法を探した結果、カクレオンの技「スキルスワップ」でパールルに特性「へんしょく」を渡す案ができました。特性「へんしょく」のポケモンは攻撃を受けるとその攻撃の技のタイプになります。カクレオンが技「げんしのちから」を使うことで、パールルをいわタイプにできます。
いろいろ模索しましたが、フラワーギフトの存在を思い出し、天候の関係でどちらかしか発動できないので、チェリムがにほんばれするだけのフラワーギフトのほうを取りました。
おわりに
特防最高は7356、特防最低は1でした。おまけで書いた没案などを考えるのが楽しかったです。仕様上できませんでしたが、マジックミラー&ミラータイプを思いついたときには興奮しました。
3ヶ月前の11月下旬に記事はほぼ完成していましたが、先に公開したい他の記事に優先的に取り組んでいたら時が流れていました。
年が明けたあたりから、本ブログでは毎週末に記事を一本ずつ公開する流れが生じています。特にルールを決めたわけではないのですが、せっかくの流れなので苦になるまでしばらく続けてみます。就活中であんまり時間をかけられないので、最近は記事のストックを使いがち(すぐに終わる兆候では?)。
お読みいただきありがとうございました。他の最大最小シリーズもどうぞ。
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