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【ポケモン】うたう1on1 事前考察・使用ポケモン・結果

うたう1on1の考察や結果について書きたい

 

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うたうピクシー

 

はじめに

 

 うたう1on1というポケモンの特殊ルールの対戦企画に参加しました。

 ルール詳細はこちらです。技「うたう」だけを覚えたポケモンが参加可能で、PPを増やすことやダイマックスすることが禁止です。最終的にわるあがきで決着がつきます。

showyu-frozen.hatenablog.com

 

 この大会に向けて考えていたことを文章化しました。大会が終わった現在でも考察は完結しておらずなかなか記事が進まないので、今回の記事は「事前考察」「使用ポケモン」「結果」に絞って書きます。

 

 

 

事前考察

 

参加可能ポケモン

()の中は、HP・攻撃・防御・すばやさの種族値を表しています。

 

 

チラチーノ  (75-95-60-115)

 

 わるあがき(威力50)が特性テクニシャンの効果適用対象であるため、このルール一番のわるあがき火力の持ち主です。火力アップアイテムを持っていない状態で、でんきだまピカチュウ以上のわるあがき火力があります。欠点は耐久力が低いことです。

 使用可能ポケモンの中で一番すばやさが高いです。これにより先にわるあがきする可能性が高いです。

 

 

マリルリ  (100-50-80-50)

 

 チラチーノほどではないですが、特性ちからもちによって攻撃実数値が2倍になるのでわるあがきの火力が高いです。耐久力もあり、バランスタイプ。ラプラス・ピクシーよりも遅いという良さもあります。

(事後コメント:アタッカーを考える場合はチラチーノの火力を念頭においていたため、マリルリはあまり考察の中に登場しませんでした)

 

 

ヒメンカ  (40-40-60-10)

 

 このルールで一番すばやさが低く、ヒメリのみの有無が同じポケモン同士のPP合戦では有利。

 前回の記事で計算したのですが、ヒメンカ(後攻側)が相手に先行わるあがき回数をさせる確率(両方わるあがきするターン開始時のわるあがき使用回数によって判定)は、58%程度でした。

tetspond.hatenablog.com

(事後コメント:相手に先行してわるあがきをさせるだけで、それがそのまま勝利につながるとは限らないということへの認識が甘かったように思います。)

 

 耐久力はそこまでなく、火力はとても低いです。しんかのきせきを持つことができますが、持ってもハチマキチラチーノのわるあがき4回で確定で倒れます。

 ヒメンカは相手のわるあがきに反応する特性を持っています。特性わたげは、強みであるすばやさの低さを消してしまうためダメ。隠れ特性ほうしは、9%でどく状態にできれば有利ですが、10%のまひ・11%のねむりは相手のPPを温存させてしまい不利な状況を引き起こすので、ダメ寄り。消去法で特性はさいせいりょくになりそうです。

 

 

ラプラス   (130-85-80-60)

 

 このルールの中でおそらく一番耐久力が高いです。普段の対戦では特殊アタッカーで使われることが多いですが、攻撃種族値も特攻種族値と同じ85あり、わるあがきの火力もある程度あります。

 特性シェルアーマーで相手のわるあがきが急所にあたることを防げます。

 

 

ピクシー  (95-70-73-60)

 

 特性のマジックガードにより、ゴツゴツメットでダメージを受けません。攻撃・耐久面ではラプラスに劣っています。

 

 

(事後コメント:プクリンについては全く考察していませんでした。

プクリンについては採用したガラナさんの記事 第一回珍獣歌う杯・優勝レポート【うたう1on1】 - ガラナガーデン 参照)

 

 

 

持ち物

 

こだわりハチマキ

 

 このルールで唯一相手に攻撃する手段である「わるあがき」で相手に与えるダメージを増やそうという持ち物です。

 チラチーノマリルリが持ちます。

 

 

ゴツゴツメット

 

 ゴツゴツメットとわるあがきの反動で、相手が1回わるあがきをするごとに相手の体力を5/12削れます。わるあがきを3回した相手は倒れることになります。ピクシーはマジックガードゴツゴツメットのダメージを防ぐことができます。

 一方的にわるあがきを受けることを考えた場合、アッキのみや回復のきのみの上位互換です。簡略化した計算ですが、1回のわるあがきで受けるダメージを60とした場合、ゴツゴツメットなら60+60+60=180。アッキのみなら60+40+40+40+40=220、1/3回復のきのみなら耐久力4/3倍なので相対的に受けるダメージ3/4と考えると45+45+45+45+45=225。

 こだわりハチマキ持ちアタッカーを反動で返り討ちにするのが主な目的であるため、高火力アタッカーのわるあがきを耐えられるだけの耐久力が求められます。ラプラスやピクシーが持ちます。

 

 

ヒメリのみ

 

 PP勝負では相当有利になります。具体的には、以前の記事(【ポケモン】うたう1on1で後攻側やヒメリのみ持ちはどれくらい有利なのかプログラミングで調べてみる - テツポンドのブログ)で計算したのですが、先攻側だけがヒメリを持てば94.5%程度先攻側が有利で、後攻側だけがヒメリを持てば97.5%程度後攻側が有利です。

(事後コメント:これもわるあがきの回数が先行するのはどちらかという話にすぎず、勝敗にそのままつながるわけではないという点は重要です。)

 

 これも前回の記事での計算ですが、PPが多くなるほど先攻後攻の影響は少なくなります。ヒメンカである利点は薄くなるため、ヒメリのみを持つならラプラスが適していると考えました。

(事後コメント:補足の計算です。ゴツゴツメットマリルリのわるあがきを受けるときにヒメンカは倒されてしまいますが、ラプラスなら5回分を耐えて勝つことができます。)

 

 ヒメリのみの弱点は、相手のハチマキ持ちのわるあがきで倒れてしまうことです。ヒメリのみ防御特化ラプラスは、ハチマキチラチーノのわるあがき5回で倒れてしまいます。ハチマキマリルリが相手の場合は、半分くらいの確率でわるあがき5回で倒れます。

 

 

とつげきチョッキ

 

 覚えている技が変化技のうたうだけなので、1ターン目からわるあがきをします。5回のわるあがきで相手を倒すことができれば勝ち、倒せなければ反動ダメージで倒れて負けます。

 持つポケモンは、最も攻撃力が高いテクニシャンチラチーノが考えられます。相手からのわるあがきを受けるより前に(=相手のPPが0になるより前に)決着がつくため、低い耐久は同じとつげきチョッキ持ちを相手にしないかぎり気になりません。以下はこのチラチーノについてです。

 耐久力が低いアタッカータイプのハチマキ持ちに対して有利です。防御努力値252振りチラチーノは余裕を持って倒せます。同じマリルリに対してもちょうど20.0%以上のダメージが入るので、倒せます。

 一方、ヒメリのみ持ちラプラスを倒せません。相手がゴツゴツメットを持っていた場合は3回しか攻撃できないため、なおさら勝てません。

 まとめると、3すくみのうちハチマキには強いですがゴツメとヒメリには弱いです。

 

 

ぼうごパッド

 

 マイナーな持ち物ですが、接触攻撃をしても接触していなかったことにする道具です。ゴツゴツメットのダメージをなくすことができます。それ以外の持ち物を持ったポケモン相手には持ち物無しと同じです。

 チラチーノマリルリが持ちます。

 ぼうごパッドを持ってゴツゴツメット持ちと戦っても、お互い道具無しで戦っているだけなので、とても有利というわけではなさそうです(ぼうごパッド側だけがわるあがきをする場合だと5回分をゴツメ持ちに耐えられて負けてしまいます)。

 

 

しんかのきせき

 

 しんかのきせき防御特化ラッキーが持ち物なしラプラスと同じくらいの耐久力。ラッキーよりも物理耐久が高い進化前ポケモンがいるかもしれませんが、耐久力1.5倍よりもゴツゴツメットのほうが良さそうだと思いました。ここは詳しく考察してません。

 

 

混乱する1/3回復きのみ

 

 混乱による行動不能によって、自らのわるあがきを先延ばしできます。ただし混乱なのでダメージを受けます。思いついたので考察の中にも入れていたのですが、強くなさそうな印象を受け詳しく考察していません。

 

 

環境予想

 

 こだわりハチマキ持ちはヒメリのみ持ちに強く(ハチマキ>ヒメリ)、ヒメリ持ちはゴツゴツメット持ちに強く(ヒメリ>ゴツメ)、ゴツゴツメット持ちはこだわりハチマキ持ちに強い(ゴツメ>ハチマキ)という3すくみなのではないかと考えました。

 

 ポケモンによる3すくみではなく、道具によって3すくみが形成されそれぞれに対して適したポケモンが所属していくという構図で捉えました。

ハチマキ:チラチーノマリルリ

ゴツゴツメットラプラス、(ピクシー)

ヒメリ:ラプラス、(ヒメンカ)

(事後コメント:マリルリゴツゴツメットを持つことについては、大会が始まるまで考えていなかった気がします。大会が始まってから、耐久力と火力を両方活かせるマリルリならゴツゴツメットと反動で相手のHPを10/12削って、自身のわるあがきで2/12削って勝つという動きを取りやすいため良いのだと分かりました。逆に、ゴツゴツメットを持ったラプラスがいなかったことは意外でした)

 

 とつげきチョッキは、ハチマキにだけ強いちょっと変わった存在として3すくみの外に置いて考えました。

 

 

 

使用ポケモン

 

ピクシー

 

NN:パァ

性別:オス

特性:マジックガード

持ち物:ゴツゴツメット

性格:のんき(すばやさ↓ ぼうぎょ↑)

個体値:31-31-31-x-x-0

努力値:244-12-252-0-0-0

実数値:201-92-137-x-x-58

技:うたう

 

 孵化したピィに順番に名前をつける予定だったのですが、孵化1匹目で理想個体が生まれてきてくれました。プゥまでしか生まれませんでした。

 兄弟の現在ですが、一人はてつのこぶしドッコラー(お先にどうぞきあいパンチ用)とのGTS交換で旅立ち、一人はポケジョブでレベルを上げて(王冠使用予定)普通の対戦用育成計画が進んでいます。

 

 ハチマキ > ヒメリ > ゴツゴツメット> ハチマキ の3すくみを前提として、同系統どうしでの対戦となった場合に有利を取れるため、ピクシーを採用しました。ハチマキ持ちとゴツゴツメット持ちに対して有利で、ヒメリ持ちに対しては不利です。

(事後コメント:3すくみの歪みについて分かっていませんでした。後述。)

 

 計算がとても複雑でしたが、対 防御特化ゴツゴツメットラプラスにおいては、相手のわるあがきが先行すればこちらの勝ち、こちらのわるあがきが1回分(0.5回分と表現すべきか)先行した場合でも勝つ可能性があります(12~15ダメージのこちらの攻撃3回で合計41ダメージ与えるか、16~19ダメージのあちらの攻撃3回を合計50ダメージ以下に抑えるかで勝ち)。

 

 

 

結果

 

対戦 

 

参加者は8人。4人ずつ2ブロックに分かれて総当たりの予選を行い、上位2名ずつの計4名で総当たりの決勝を行います。

 

 

予選1試合目 休歌さん(ヒメリではないきせき?ヒメンカ)戦

 

 豪運によりこちらが1回もわるあがきをせずに相手が3回わるあがきをして、反動で倒れました。こちらのPPを3残しての勝利でした。

 

 

予選2試合目 アインズさん(ハチマキマリルリ)戦

 

 さらなる豪運によりこちらが1回もうたうを命中させないまま(6連続はずし)相手がわるあがきを始めました。その直後にやっとこちらがうたうを当てましたが、起きた相手が2回目・3回目わるあがきをして、反動で倒れました。こちらのPPを6残しての勝利でした。

 

 

 本来はここでガラナさんと対戦する予定でしたが、決勝進出者がガラナ・テツポンドで決定しため、対戦は行われないことになりました。

 

 

決勝1試合目 ガラナさん(ハチマキチラチーノ)戦

 

 序盤はこちらに有利に進み、中盤はガラナさん有利に進みました。終盤は一進一退のPP合戦が続きました。

 ガラナさんのチラチーノのPPが0になったすぐ後にこちらの残りPP2のうたうが命中。ここでチラチーノが最長眠りしてしまいました。こちらは眠っているチラチーノへ最後のうたうを使った後2回わるあがき、HP101/201。

 起きたチラチーノがわるあがきをして、ゴツゴツメットとわるあがきでごっそりHPを削りますが、こちらは最大HPの1/4以上のダメージを受けてしまい、HPは47/201。同じターンのこちらのわるあがきでは相手を倒しきれず、反動で倒れてしまいました。チラチーノの残りHPは15%くらいでした。負け。

(事後コメント:相手が最長の3ターン眠りではなく2ターン眠りだったとしても、こちらが2回わるあがきした後の相手の2回目のわるあがきで倒れていたようです。)

 

 

決勝2試合目 キギさん(ハチマキチラチーノ)戦

 

 序盤は互角でしたが、中盤からこちらだけが一方的に寝る展開になりチラチーノがPPを大きく消費しました。そのままチラチーノが3回わるあがきをして、倒れました。勝ち。

 

 

決勝3試合目 ジョンさん(ハチマキチラチーノ)戦

 

 最初は互角でしたが、途中からこちらが大きくPPを消費してしまいます。その後相手がPPを大きく消費しますが再びこちらがPPを大きく消費してしまい、わるあがきを連発。最後に相手のわるあがきでとどめを刺されました。 負け。

 相手のパーをこちらのグーで破壊して勝ったというツイートが面白かったです。後から、こちらがパーになっているのはピクシーのニックネームがパァだったからなのではないかと気がつきました。

 

 

成績

 

予選 2勝0敗 決勝進出

決勝 1勝2敗 第3位

と なりました。

 

マジックガードが発動することは一度もありませんでした。こういうのはよくあることです。

 

 

 

簡単な事後考察

 

3すくみの歪み 

 

 3すくみのうち、ゴツゴツメットのハチマキへの「強さ」が、他の「強さ」と比べてそこまででもないということについて考えが足りていませんでした。ヒメリのみ持ちはゴツゴツメット持ちに対して9割以上先行わるあがきをさせますし、ハチマキ持ち(チラチーノ)はヒメリ持ちに99%勝ちますが、ゴツゴツメットはハチマキに9割以上勝つということはないのではないか、という話です。

 ジョンさんの記事(【第一回珍獣歌う杯】うたう1on1雑感 - 袋叩きパ普及委員会(仮))にも同じようなことが書いてあり、やっぱりそうだったよなぁと読んで思いました。ジョンさんはその考えを元に唯一3すくみを崩せる存在として採用したハチマキ持ち(チラチーノ)を中心に戦い、実際にゴツメ持ちに勝利しているため、素晴らしいです。

 

 ただ、ゴツゴツメットの立場が3すくみの中で弱いがゆえにハチマキの数が多いのならば、ハチマキに対してある程度は有利であるゴツゴツメットの良さが出てくるので、一概にゴツゴツメットがよくないとは言えません。

 だとしても、この構造についてしっかり理解していなかったのは考察不足でした。ハチマキポケモンに負けてからまともに考えはじめました。

 

 

先攻と後攻

 

 自分自身も前回の記事(【ポケモン】うたう1on1で後攻側やヒメリのみ持ちはどれくらい有利なのかプログラミングで調べてみる - テツポンドのブログ)の中で似たようなことを言っていながらもそれを強く認識をしていなかったのですが、試合ごとの「どちらもわるあがきするターン開始時の 先行側わるあがき回数 - 後攻側わるあがき回数」の平均は0なんですよね。

 わるあがきを一番最初にするのは先行側である確率が高いのはもちろんそうで、その確率は計算すると59%くらいあります。しかし、最終的にはわるあがきレースは横並びになります。後攻側のうたうで先攻側が動かない間に後攻側もわるあがきに入るなどがあるので。

 前回の記事の手番の考え方で捉えると、平均0であることがわかりやすいと思います。両者がそれぞれの手番で交互に同じ条件でPPを減らしていくなら、後手番終了時(=先手番直前)のPP差でどちらが有利というのはないです。

 

 最終的にあるターンに同じ回数目のわるあがきをする状況(=通称:同時わるあがき?)になるのが、運がどちらにも振れていないときです(たぶん)。

 "同時わるあがき"か"こちらの先行わるあがき"になる確率は約6割であるため、これらの状況なると負けであるポケモンは、勝率4割以下ということになります。具体例だと、ヒメンカは火力も耐久もなく同時わるあがき以下の状況では負けるため、勝率4割以下だと考えることができます。ヒメンカは運の下振れにとても弱いという事後意見がありましたが、そもそもヒメンカは運が上振れないと勝てない存在だったと言えます。

 

 

 関連して、次のようなことも考えています。

 わるあがき合戦の中で先攻のほうがいいのか後攻のほうがいいのかは、ヒメリやゴツメを持つ耐久型であっても一概には言えないのではないか、と。

 

 例えば、両方が3回わるあがきをして両者ともギリギリまでHPが減っている状態でターン開始を迎える場合、そのターンのわるあがきを先制したほうが勝ちます(反動で相打ちになった場合は攻撃側の勝ち)。

 この例だと先攻側が良いということになります。

 

 ただし、以下のことを考えるとやはり後攻のほうが有利なのかもしれないとも思えます。

・後攻だと、少し運がよかったときに、先攻側が1回わるあがきが多い状態で両者わるあがきするターンを迎えることができます。

・先攻だと、少し運がよかったときでも、後攻側がわるあがき→先攻側わるあがき→後攻側わるあがきとなるので同時わるあがきの後攻側になったのと変わりません。

 

 

 自分の中でも考えがまとまりきっておらず、良く分かりません。

 うたう1on1は奥が深いです。

 

 

ゴツメピクシー対ハチマキチラチーノ

 

 ピクシーが1回はやくわるあがきを始める場合、反動2回と相手のわるあがき51~60ダメージ2回を耐えられないため負けてしまいます。もっとはやく(2回以上はやく)わるあがきを始めた場合も、同様に負けてしまいます。

 ガラナさんの考察ツイートによって初めて気がつきましたが、チラチーノがはやくわるあがきする場合であっても、チラチーノわるあがき→チラチーノわるあがき→ピクシーわるあがき→チラチーノわるあがきという順番だとチラチーノが勝ちます。

 ただし、単純にチラチーノが先にちょうど2回わるあがきをしたらチラチーノが勝ちというわけではなく、ピクシーが2回わるあがきしたチラチーノを眠らせてPPを使い切りチラチーノが目覚める前にわるあがきを2回使うとピクシーが勝ちます。

 

 うたうの眠りターンやダメージの乱数など複雑な要素が絡み合い、1つのケースを考えるだけでもとても難しいです。

 それでも、ゴツメピクシーはハチマキチラチーノに対して有利ではなさそうで、3すくみの有利が発揮されていないことは分かります。

 

 

 ゴツメピクシーはゴツメ持ちにしか有利ではなく、ゴツメに対するその有利さもそこまで大きくないので、あまり強くなかったという結論が出つつあります。

 

  

 

 

雑記

 

 うたう1on1を外側で楽しんでいた方の中で、特殊ルールはルール整備が難しいということを話していた方がいました。

 うたう1on1はうまくいきすぎていますが、ゲームとして成立するかどうかという基準をクリアするだけなら、そんなに難しくもないと考えています。ある一匹が一般に対して強い性能を持っていたとしても、そのピンポイントメタが成立して、そのメタが一般に対してはあまり強くないならば、メタが回ります。すくみの中で格差があったとしても、その格差に沿ってある集団(今回ならハチマキ)が数を増やすのならば、それに有利な集団・すくみの中で本来なら弱い立場にある集団(今回ならゴツメ)が有利になるため、ある程度のバランスを保てそうです。

 もっとも、ゲームとして面白いかまで含めるとルール整備はしっかりする必要はあるのかもしれません。例えば、ゆびをふる1on1で、一般に対して強い特性のろわれボディに対しても対策が存在しますが、ゆびをふるで出た技を楽しむことを重視する場合にこの特性の存在自体が主旨に合いません。ゆびをふる大会ではのろわれボディは禁止されることが多いです。

 

 

 大会中の個体変更は可能でしたが、対戦日程が後のほうになっている自分にとって有利になってしまい、待たせている身で事前の対戦の情報を使って有利に進めるのはずるいなぁと思い、ピクシー一匹で戦いました。

 大会が始まる少し前にはヒメリラプラスを使おうかという考えが盛り上がってきた時期がありましたが、一発で理想個体で生まれてきてくれたパァくんをパートナーに選びました。

 

 

 ヒメンカは前述のとおり強くなく、「きせきヒメンカ・耐久・火力で3すくみを形成する」という意見を大会終了後に見ましたが、それはないと考えています。

 ヒメリを持つ場合は話が別ですが、3すくみに沿って耐久マリルリに勝つことを考えた場合には前述のとおりヒメンカでは耐久不足で、ヒメリラプラスが良さそうです。

 運営の醤油さんが言っていた「きせきヒメンカは後攻の尻尾ラプラスの下位互換」という考えは、なるほどなあと思いました。

 

 

 

他の方の記事・動画

 

キギさんの記事

kigipoke.hatenablog.com

 キギさんの記事が一番分かりやすいと思います。まずはこの記事から読むとうたう1on1を理解しやすそうです。

 

 

 

アインズさんの記事

luzilla.hatenadiary.jp

 

 

アインズさんの動画

www.nicovideo.jp

 アインズさんの試合が動画化されています。アインズさんVSテツポンドもあります。

 

 

ジョンさんの記事

john-poke.hatenablog.com

 

 

優勝者・ガラナさんの記事

guarana-g.hatenablog.com

 

 

おわりに

 

 特殊ルール1on1は網羅的に考察することができ、考察しがいがあります。今回もとても楽しかったです。

 

 うたう1on1についてもまだまだ考察できます。今回は考えがまとまりきらないので事後考察は少しにして記事にしたので、もしかしたらまた事後考察記事を書くかもしれません(難しすぎて書かないかもしれません)。

 

 事後考察を簡易なものにしたにもかかわらず9000字を超えました。

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

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