仲間大会で好成績を残せたので記事に記録を残したい
はじめに
先日参加した特殊ルールの仲間大会で好成績を残すことができました。面白い戦術を考えることができ、それがある程度うまくいったため、記事を書くことにしました。
大会概要
名称:ポタ会
主催者:かわポタさん
特殊ルール:必ず3ターン目にダイマックスする
形式:バトルタワールール
久々に #ポタ会(仲間大会)を開催します🐔🎵
— かわポタ@6/11仲間大会🐥鳥統一 (@kawapota) 2021年6月5日
今回は珍しく縛りが少ないので、是非お気軽にご参加いただきたいです🐥✨✨✨
(時間22時からにしちゃってすみません🙏)
ちなみに勿論FF外の方も大歓迎で~す🐧🎉
IDは後日お知らせしますので、忘れないで下さいね(笑) pic.twitter.com/03f6pmrMzI
戦術概要
1ターン目 オクタンでこごえるかぜ 相手のすばやさを下げる
ターン終了時 オクタンの特性ムラっけによる能力ダウンでオクタンの脱出パック発動・アイアントを出す
2ターン目 アイアントでなかまづくり 相手の特性をなまけにする
<2ターン目に相手が攻撃してきた場合>
3ターン目 相手がなまけるため、こちらは攻撃(相手を倒さないように、ダイサイコとダイソウゲンのうちダメージが少ない方を選ぶ)
4ターン目 相手が行動するため、こちらはダイウォール
5ターン目 相手がなまけるため、こちらは攻撃
6ターン目以降 まもるとコスモパワーを交互に使う
<2ターン目に相手が攻撃してこなかった場合>
アイアントをダイマックス(3ターン目は何を選んでもなまける)
相手が攻撃してくれたら、脱出ボタンが発動してゴチルゼル登場 あとはまもるとコスモパワーを交互に使う
相手が3ターン目も攻撃してくれなかったら、相手が居座ることを願ってゴチルゼルに交換 成功したらまもるとコスモパワーを交互に使う
最後に防御特防6段階UPのゴチルゼルの威力260タイプ一致アシストパワーで敵を倒して勝ち
今回の戦術に至った経緯
今回のルール上、1~2ターン目にダイマックスしてはいけない
→ダイマックス(なかまづくりが無効)に弱いゴチルアントが、活躍できるのでは?
→以前のダイマックス禁止大会用のデンヂムシ入りゴチルアントを元に考えたい
→いつもはデンヂムシですばやさ操作を行っていたが、今回は2ターン目までになかまづくりをする必要があるのでデンヂムシ(いとをはく+ボルトチェンジ)ではターンが足りない。1ターン目終了時に「まだ行動していないアイアント」が場に出ている状態を作りたい。アイアントの脱出ボタン誤作動もなるべく回避したい。
→すばやさ下げは諦めてデンヂムシで1ターン目に後攻ボルトチェンジだろうか。
→いや、あのダイマックス禁止大会用パーティーのもう一つの軸のほうで使われていた脱出パックオクタンがいる。そしてオクタンはこごえるかぜを覚える。
→1ターンですばやさ操作を行いつつ交代できる優秀なポケモン・オクタンを見つけたため、戦術完成。オクタン・アイアント・ゴチルゼルで決定。
→かなり戦えそう&戦術を気に入ったのでこの3匹の選出固定で戦うことも決定。
使用ポケモン
選出する3匹は、以前ダイマックス禁止ルール用に育成した個体の流用です。詳細は以下記事参照。
オクタン@脱出パック
なまいきHbD
アイアント@脱出ボタン
ようきDS
ゴチルゼル@たべのこし
ひかえめHbC
まもる コスモパワー アシストパワー エナジーボール
<見せポケ>
実際には選出されないが、見せ合いで相手の画面に登場して選出に影響を与えるポケモンたち
・天敵の一撃ウーラオスなどあくタイプの選出を抑制するフェアリータイプ2体
・オクタンの苦手なくさタイプの選出を少し抑制するひこうタイプ
・オクタンの苦手なでんきタイプの選出を少し抑制するじめんタイプ(上でひこうタイプを出してしまっているのであまり効果がなさそう)
・かげふみでキャッチできないゴーストタイプの選出を少し抑制するあくタイプ
・序盤に出てくるゴーストタイプ筆頭のドラパルトの選出を抑制するこおりタイプ&フェアリータイプ&あくタイプ
以上のように、今回の選出の中で障害となるポケモンがなるべく選出されないように見せポケを選びました。ここに関しては知見がないので、どの程度適切なポケモン選択だったのかよく分からないです。
レイド生まれポケジョブ育ちのポケモンたちです。ボックスから連れてきました。予定通り一度も選出しませんでしたが、強運ピントレンズトゲキッスは、相手のおきみやげを50%で無視できたり2ターン目に相手にあくびを入れてダイウォールで寝かせることができたりと、たまたま適合しているな、とふと思いました。
各試合
開催時間が2時間で、時間をかける戦術だったこともあり8試合しかしてないため全部流れを書いてしまいます。
1試合目
おいかぜ→いのちがけでカモネギに退場されてしまう。1ターン目にこごえるかぜが入っていたのでいのちがけを低HPのアイアントが耐える。
3ターン目、ゴチルゼルでブースターのダイバーンをダイウォール。
4ターン目、オクタンに交換してダイバーンを耐える(7割削られた!?)
5ターン目、オクタン倒される。
6ターン目、アイアントがなかまづくりをしてからフレアドライブで倒される。ゴチルゼルでキャッチ。
降参をもらい勝ち この時点で レート1516 5位
2試合目
作戦通りダイオウドウをキャッチ。ダイマックス1ターン目にダイウォールを選択してしまうミスがあったが影響なし。
エナジーボール8発くらいでダイオウドウを倒して時間切れ勝ち レート1531 4位
3試合目
作戦通りラグラージをキャッチ。クイックターンで脱出ボタンが発動すると相手が交代できない仕様が有利に働く。ダイサイコ2回をラグラージが赤ゲージで耐えてくれた(わりとギリギリで焦った)。
時間切れ勝ち レート1547 2位
4試合目
1ターン目 ペロリームのレッドカード+かるわざ警戒でオクタンはまもる
2ターン目 ミストバーストで退場されてしまう。
3~5ターン目 相手のウォーグルとこちらのゴチルゼルがダイマックス。ゴチルゼルでダイウォールを連発して、相手の能力上昇はダイナックルによる攻撃1段階のみ。
6ターン目 オクタンに交代。ウォーグルはビルドアップ。
7ターン目以降 ウォーグルにみんな一撃で倒される。アイアントはねばねばネットのせいですばやさ実数値が118になっていてウォーグルより遅く、なかまづくりできなかった。
負け レート1528 6位
5試合目
2ターン目にアイアントがなかまづくりをした後にアローラペルシアンがすてゼリフ。逃げられてしまう。とんぼがえりを覚えてもすてゼリフを覚えるならすてゼリフを採用するはずなので1ターン目のこごえるかぜは悪手だったかもしれないけれど、どちらにしてもペルシアンがすばやさを落としていたら無理だった(追記:ポケモンHOMEの大会データによるとペルシアンは性格おくびょうだったので、はやかった。本当に悪手かも)。
場に残ったアイアントが今回の大会で初めてダイマックス。相手のアーゴヨンのダイジェットで脱出ボタン発動。
オクタンでこごえるかぜ2回使えればなかまづくりチャンスがあるのでまだ分からなかったが、倒されてしまう。アイアントも倒される。ゴチルゼルを出して降参(オクタンが倒された段段階で降参したほうがよかった)。
負け レート1512 11位
6試合目
デスバーンが2ターン目におきみやげで退場するのでなかまづくりしても意味ないと読んで、2ターン目にアイアントからオクタンに交換。予想通りデスバーンはおきみやげ。
3ターン目、相手の通常フシギバナとこちらのオクタンがダイマックス。オクタンは今大会初のダイマックス。こちらダイウォール。
4ターン目、ゴチルゼルに交換してダイソウゲンを耐える。ダメージ75%くらい。
5ターン目、オクタンに交換。倒される。相手のダイマックス終了。
6ターン目、アイアントなかまづくり。フシギバナは攻撃してくれずねむりごな。アイアントには当たらず。
ここで、相手が交換するならばアイアントが居座って8ターン目に再びなかまづくりをするのが正解ですが、相手に交換を繰り返されて次のアイアントフシギバナ対面でねむりごなが当たってしまうとこちらがどうしようもないので、勇気の交換を選択しました。
7ターン目、こちらアイアントをゴチルゼルに交換。相手は居座る。フシギバナはなまけで行動不能。
8ターン目以降 まもるとコスモパワーを繰り返す
降参をもらい勝ち 1527 6位 ここまで4勝2敗
7試合目
1ターン目 相手のネイティオおいかぜ。こちらのこごえるかぜで脱出ボタンが発動してヌケニンがくる
3ターン目 ダイマックスしてお互いなまけ。ヌケニンはゴーストタイプなのでかげふみでキャッチできないことを思い出す。
4ターン目 動揺してダイウォール(攻撃して倒してしまったほうがおそらく良かった)
5ターン目 お互いなまける。
6ターン目 ヌケニンこらえる。アイアンヘッドをこらえられる(特性がなまけなので通れば倒せた)。これが続くと倒せない。
8ターン目 オクタンに交換する。相手はイカサマ。ダメージ2割くらい。
9~10ターン目 ギガドレインを耐えて、こごえるかぜ→ムラっけのすばやさUPとこごえるかぜの相手のすばやさ低下を合わせてすばやさ逆転してこごえるかぜ→ネイティオ突破(特性マジックミラーのためなかまづくりが効かない、この戦術での強敵)
11ターン目以降 メロメロどろかけハサミギロチンクワガノンにオクタンが突破される。アイアントもメロメロになってしまうので厳しいと思いながらなかまづくりすると、ギロチンをうたれて一発命中。アイアントが倒れ、ゴチルゼルを出してなまけキャッチ。
終盤 時間がギリギリだったのでコスモパワー2回の威力100アシストパワー2回でクワガノンを倒す。相手が時間切れを狙った場合時間内に倒せず負けていた可能性が高い。
相手はHP1のヌケニンのみなので時間切れで勝ち。 レート1541 5位
8試合目
3試合目のラグラージの方と再戦。今回は1ターン目にナットレイのまきびし、2ターン目にバンギラス交代という動き。3ターン目にダイアースで攻撃してくれた(交代で出てきたターンになまけになった場合次のターンは動けるのでバンギラスは行動する)ので、キャッチ成功。
コスモパワーをつみ始めるが、残り5分のあたりで相手がTOD狙いで時間を使っていることに気がつく。急いでバンギラスにエナジーボール。3割くらいしか入らなかったので気がつくのがもう少し遅かったら危なかった。残り3分頃にHP割合でこちらが有利になり、残り1分でバンギラス突破。大会の開催時間が終わる。
時間切れで勝ち
最終結果
6勝2敗 oooxxooo
レート1558
3位(参加者41人)
3位を取ることができました!
もちろん1と2のほうがいいのですが、大会のテーマとなった数字と一緒で良いですね。
1位から順番にレートが1582,1578,1558,1545,1540だったので上とも下とも差が大きかったようです。
後語り
今回、ゴチルゼルが3タテすることは一度もなく、時間切れによる勝利と降参による勝利だけでした。なまけキャッチした後は安全に勝つことができました。
防御特防最大ランクのゴチルゼルでも、急所のリスクがあったり、急所がなくてもあくタイプとの撃ち合いに負ける可能性があったり、天敵の一撃ウーラオスには文字通り一撃で倒されるなどの怖さがあります。これらの負け筋を消すことができたことが安定性につながりました。
通常のゴチルアントではなまけキャッチの前にこちらのポケモンが一体倒されていることが多く、3-2での数的勝利を狙っていくことは少ないのですが、今回のルールでは1~2ターン目に高火力技がとんでくることがなくアイアントもオクタンも生き残りやすかったため、数的有利をとることができました。大会が始まるまでこのことについては考えていなかったので、ゴチルゼルで3タテする試合がなかったのは大会前からすると意外でした。
今回初めて知ったのですが、バトルタワールールではよくある仲間大会同様総合時間15分・持ち時間7分なのですが、コマンドタイムがなんと60秒ありました。時間切れによる勝利を目指すことにあまり慣れていなかったのですが、コマンドタイムが45ではなく60だったことによって、時間の管理がしやすかったです。
2ターン目に攻撃交代技以外の交換・退場手段を使われることが苦手でした。
1試合目のいのちがけ退場でそれに気がつきました。1試合目から、ダイマックスターンをやりすごしてなかまづくりにつなぐというルートを確保できたのは良かったですが、考察不足でした。
攻撃交代技ならだっしゅつボタンの仕様によりこちらだけ交代するため問題ありません。
オクタンは流用したままタネマシンガンを覚えさせていましたが、ノーマルタイプの技を入れるべきでした。
相手が2ターン目に自主退場技を使ってくる可能性が高いときに、2ターン目にオクタンに交換して、ダイマックスターンをダイウォールとダイアタックですばやさを下げながら(相手のダイジェットの効果を相殺しながら)やり過ごし、倒された後にアイアントでなかまづくりする、という展開ができます。
雑記
ねこだまし+おうじゃのしるしなげつけるで相手のダイマックスする予定ではない先発要員を2ターンひるませて、相手の予定を狂わせるのも面白い戦術だと思いつきました。
オクタンよりオニゴーリのほうが耐久面が優秀ですが、弱点が少なく1ターン目に倒されにくい&読まれにくい&以前の個体を流用できることからオクタンにしました。オクタンはアイアントと弱点がかぶっていないため相手のダイマックスターンを交換でやりすごす動きがとりやすいのも良い。
おわりに
今までの仲間大会最高成績はダイマックス禁止の「エメラルドカップ 第一部 無限撃滅編」の9位 ( /34人)でした。トップ3入賞ができて嬉しいです。
特殊ルールの仲間大会の考察はとても楽しいです。うたう1on1の考察・使用ポケモン・対戦結果の記事も現在執筆中です。
各試合の様子を書いたので長めの約6200字でした。
お読みいただきありがとうございました。
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