所持する技のPP合計についても最大値と最小値を求めることができるので考えてみたい
はじめに
今まで、最大最小カテゴリでステータスなどの最高値と最低値について記事を何本か書きました。
最大最小シリーズの新しい回として、「<1匹のポケモンが所持する技>の最大PPを合計した値」について考えてみることにしました。この数は、戦闘でポケモンが行動できる回数を表します。
PPの基本
PPは、技ごとに設定されている「その技を何回使えるか示す値」です。
「残りPP」/ 「最大PP」の形で表記されることが多いです。「残りPP」は最初は「最大PP」と同じ値であり、そこから技を使う度に1ずつ減っていき、0になるとその技を使えなくなります。
ポイントアップを使うことによって最大PPを1段階増やすことができます(最大3回まで)。毎回、一段階で上がるPPは最大PPの1/5です。例えば、元々の最大PPが10の技は10→12→14→16と上がります。
つまり、最大PPは元々の8/5倍(1.6倍)の数まで増やせます。
PPの最大値
現在ポケモン本編に存在している技の中で一番元々のPPが多いのは、元々のPPが40の技です。例としては、「バトンタッチ」があります。
これらの技はポイントアップを最大まで使うとPPが64まで上がります(40→48→56→64)。
一つの技のPPの最大値は64です。
最大PP合計の最大値
一つの技のPPの最大値が64であることが分かりました。ポケモンが一度に覚えられる技は全部で4つであるため、PP64の技を4種類覚えられるポケモンを見つけることができれば、1匹のポケモンが覚えている技の最大PP合計の最大値は 64 x 4 = 256 であることが分かります。
探すと… いました。
ピクシーは「なきごえ」「まるくなる」「はねる」「バトンタッチ」を覚えます。
これらの技は全て元々のPPが40、つまり増やすとPP64です。
よって、このピクシーの所持する技のPP合計は256です。
所持する技の最大PP合計の最大値は256
今回は、「はねる」の修得者あたりから見当をつけて、PP最大技を4つ持っているポケモンを手当たり次第探して最初にピクシーを見つけました。他にもいるかもしれません。検索では探しにくかったです。
最大PP合計の最小値
ポケモンは技を1つだけ覚えている状態にすることができるため、1匹のポケモンが覚えられる技の最大PP合計の最小値は、技の最大PPの最小値と等しくなります。
PPが最も少ない技は「スケッチ」です。PPは、1。
他の技はPPが5の倍数であり、最小でも元々の最大PPが5です。しかし、この技だけは例外です。コピーした技を永久的に覚えるという特殊な技ゆえに、このようなPP設定になったのでしょう(「へんしん」「ものまね」は普通のPPだけれど)。
ちなみにこの技に対してポイントアップは使えず、PPを増やすことはできないようです。
「スケッチ」だけを覚えたドーブルが存在するとき、その所持PP合計は1です。
所持する技の最大PP合計の最小値は1
ドーブルは最新作ソード・シールドには登場していません。ソード・シールド内では所持する技の最大PP合計の最小値は5であり、これは様々なポケモンで再現可能です。
備考
無限PP
PPが尽きないかどうかだけで言うと、技を256回使っても1000回使ってもPPが無くならないポケモンというのを育てられます。
ヒメリのみ(PPが0になるとPP10回復)を持ち「リサイクル」を覚えたポケモンは、リサイクルを繰り返していればPPが尽きることがありません。
ちなみに、ガラルバリヤードは「リサイクル」を覚え、「バトンタッチ」「いやなおと」「こうそくスピン」という3つのPP64になる技を覚えます。
また、特性しゅうかくで「にほんばれ」を覚えたオーロットなどは、ヒメリのみを持ってにほんばれを繰り返していればPPが尽きることがありません。
所持する技のPP合計
「所持する技の"最大"PP合計」ではなく「所持する技のPP合計」の最小値を考えると、これは全ての技のPPが0になったときの0です。最大値は最大PPのときと同じです。
所持する技のPP合計の最大値は256
所持する技のPP合計の最小値は0
関連したコンテンツ
以前見た面白い動画のURLを貼っておきます。
第七世代の持ち時間制バトルで、PPの多さを活かす戦術です。
ピッピ系統は、第四世代・第五世代では野生で出てくるときにヒメリのみを50%の確率で持っているらしく、この動画といい今回の記事といい何かとPPにゆかりのあるポケモンのようです。
おわりに
毎週末記事投稿がついに年度末まで続くといういいことがありつつも、最近どんどん投稿時間が遅くなっている・軽めの記事しか書いていないというのもあるので、ゆっくり重めの記事を書くのをまたやりたいものです。
お読みいただきありがとうございました。
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