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【ポケモン】2020年にした仕様検証 Part2

2020年の仕様検証やwiki編集の記録をまとめておきたい② 

 

はじめに

 

 前回(下記記事)に引き続き、2020年に行ったゲームのポケモンに関する仕様検証の記録をまとめていきます。

tetspond.hatenablog.com

  

 

補足 

第四世代:ダイヤモンド、パール、プラチナ、ハートゴールドソウルシルバー

ハートゴールドソウルシルバーHGSSと表記されることがある

第五世代:ブラック、ホワイト、ブラック2、ホワイト2

第六世代:X、Y、オメガルビーアルファサファイア

 

 

へんしんをものまねできるか

 

きっかけ

  技「ものまね」は、対象が最後に使った技を、戦闘に出ている間だけものまねの代わりに自分の技にできるという技です。ものまねには、コピーできない技がいくつかあります。ポケモンwikiの「検証中」のページに「へんしんに対するものまね」という項目があり、次のような記述がありました。

2018年5月14日 (月) 22:35 (JST)

現在ものまねでコピーできない技にへんしんは入っていません。しかし第五世代第六世代第七世代においてへんしんをものまねでコピーすることができないことを確認しました。ダイヤモンドパールにおけるへんしんバグ(裏技・バグ一覧#スケッチメタモン?,en:Mimic glitch)に関連するものだと思うのですが、プラチナ・HGSSで修正された際にへんしんをものまねできない形になったのかは分かりませんでした。プラチナ・HGSSでもへんしんをものまねでコピーできないのか調べてくれる方を募ります。第四世代以前においてはへんしん (状態変化)にありますようにへんしん中のポケモンに対するものまねは失敗するため、へんしんをみがわりなどで透かしてからものまねを決める必要があると考えています。

 

 技「へんしん」のページには、2018年7月24日に第五世代以降ものまねでコピーできないという記述が追記されました。

 同じように、技「ものまね」のページの「以下の技はコピーできない」という項目には、同じ日に「へんしん(第五世代以降)」が追記されています。

 

 変化を調べたいとき、想定される変化のタイミングより前の状態がどうであったかを知るのは重要です。プラチナHGSSでの変化を調べたいときは、ダイヤモンドパールでどうだったかをまず知る必要があり、検証テーマからは逸れますがダイヤモンドで検証を行うことにしました。

 

検証

1ターン目

バリヤードはみがわり。技が成功してバリヤードのみがわりが現れる。

メタモンバリヤードにへんしん。技が成功してバリヤードに変身する。

2ターン目

バリヤードメタモンにものまね。技が成功してバリヤードはへんしんを覚える。

 

結果

第四世代ダイヤモンドで、

みがわりに対するへんしんが成功した。

へんしん状態のポケモンに対するものまねが成功した。

ものまねで技へんしんをコピーできた。

 

編集

 

 ダイヤモンドではへんしんをものまねでコピーできることを確認しました。

 加えて、上記の引用した検証依頼の最後の一文である

第四世代以前においてはへんしん (状態変化)にありますようにへんしん中のポケモンに対するものまねは失敗するため、へんしんをみがわりなどで透かしてからものまねを決める必要があると考えています。

は間違っていたことが分かりました。第四世代ダイヤモンドでは、へんしん状態のポケモンに対するものまねは失敗せず普通に成功します。また、技へんしんをみがわりで透かすことはできず、みがわりに対するへんしんが成功します。

 

  ものまねのページに、最後に出した技がへんしん(第四世代ダイヤモンド)だった場合もコピーできることを追記しました。

 へんしん状態のページには、第三世代と第四世代は他のポケモンによるものまねが失敗すると書いてありましたが、第四世代ダイヤモンドでへんしん状態に対して他のポケモンによるものまねが成功するという反例があったことを追記しました。

 第四世代でみがわりに対するへんしんが成功することは、既に技へんしんのページとみがわり状態のページに書かれていました。特に編集はしていません。

 

その後

 

 Zaggyoさんの検証によって、ハートゴールドでも技へんしん及びへんしん状態に対するものまねは有効であることが確認されました。

 へんしん状態のページには次のように書かれました。

他のポケモンによるものまねが失敗するようになる (第三世代のみ) 

 技ものまねのページには次のように書かれました。

相手がへんしん状態のとき、ものまねは

第三世代では失敗する。

第一世代第四世代以降では成功する。

 

 未解決点

 

ものまね - ポケモンWiki

 第二世代で、へんしん状態に対するものまねが成功するか

 第二世代・第三世代で、技へんしんが失敗した直後のポケモンに対するものまねが成功するか

 

 以上が未解決点として技ものまねのページに記載されています。これを読んだ方で検証できる環境がある方が検証していただけると、完成します。

 

 別件ですが、プラチナで控えと交代する技に対するものまねが成功するかという検証が未解決点として載っています。

バトンタッチ/とんぼがえりで交代した位置に対してものまねをつかうと、ダイヤモンド・パールハートゴールド・ソウルシルバーではバトンタッチ/とんぼがえりを覚えることができる(交代先のポケモンがその技を覚えているかは問わない)。第五世代以降では、ものまねは失敗する。

 

 

 

全滅時の進化 

 

きっかけ

 ポケモンのストーリーでは、手持ちのポケモン全てがひんし状態になるとポケモンセンターへ強制送還されます。

  ポケモンwikiの「検証中」のページ(ポケモンWiki・トーク:検証中 - ポケモンWiki)に次のような検証ポイントがありました。

めのまえがまっくらになった!の項目に「たとえレベルアップによって手持ちのポケモンの進化条件を満たしても、全滅した場合は進化しない」と書かれておりますが、第七世代(ムーン)で全滅しても進化することを確認しました。一方で第一世代(赤)・第八世代(シールド)は進化しませんでしたので、バージョンにより異なるのではないのでしょうか。

 

検証・編集

 第四世代(ダイヤモンド)・第五世代(ブラック)では、レベルアップで進化条件を満たしても全滅した場合は戦闘終了後のタイミングで進化しないことを確認し、編集しました。

 

未解決点

めのまえがまっくらになった! - ポケモンWiki

 第二世代・第三世代・第六世代について未検証です。

 

 手軽な検証方法です。検証お待ちしています。

 キャタピーなどの低レベルで進化間近のポケモンを先頭にして、高レベルの爆発役2体を手持ちに入れます。複数匹のポケモンを持つトレーナーとバトルします。敵の1体目に対しては、低レベルポケモンから高レベルポケモンに交換して爆発して倒します。ここでの経験値で進化レベルに達するようにします。敵の2体目に対しては、低レベルポケモンを戦わせて、低レベルポケモンをひんしにさせます。その後、2体目の爆発役が爆発します。これで、進化条件をみたしつつ全滅することが可能です。

 

 世代や主人公の性別によって、「めのまえがまっくらになった」と「めのまえがまっしろになった」があるようです。これについて、詳しい情報はページに何も載っていないので、そこも調べて追記するとより豊かなページになる気がします。

 

 

 

後攻いちゃもん

 

いちゃもん (状態変化) - ポケモンWiki

 第五世代にて、相手が技Aを使った後にいちゃもんを使い相手をいちゃもん状態にした場合、次のターン相手は技Aを使えないというのを検証して、追記しました。

 こだわり系アイテムの場合は、後攻トリックでこだわり系アイテムを受け取るときに受け取るより前に何の技を使ったかがその後の行動に影響しませんが、いちゃもんの場合はいちゃもん状態になる前に何を使っていたかが影響することが分かりました。

 

 ちなみに、前のターン技Aを使ってもう一度技Aを使おうとした相手に対して先制でいちゃもん状態にした場合、相手は普通に技Aを使えます。次のターンから、技Aを選択できません。ポケモンwikiにも書いてありますが、いちゃもんの効果は「同じ技を連続して出せない」というより「同じ技を連続して選択できない」に近いです。

  

 この後攻いちゃもんの検証については、以下の記事の中で既に触れていました。

【ポケモン】わざ「がまん」のダメージ蓄積の対象期間・その他がまん検証 - テツポンドのブログ

 

 

フリーフォールへんしんバグ

 

概要

 数々のバグを発生させるフリーフォールとへんしんがタッグを組み実現するバグがあります。

フリーフォール - ポケモンWiki

へんしんバグ

条件
フリーフォールを使用し空中にいるポケモンに対して、かわりものまたはノーガードの効果があるへんしんなどで変身する。
概要
変身対象がフリーフォールの対象にしていたポケモン(以下A)を空中に連れ去ったと同等の性質をいくつかコピーする。
解説
  • 以下のような現象が起きる。
    • 変身対象がAに対してフリーフォールを使用している間に変身使用者が場から去った場合、Aのみ先に地上に戻る。Aはフリーフォール使用者が地面に戻るまでに行動順が来た場合も行動できる。フリーフォールのダメージは通常通り受ける。1回のフリーフォールの使用に対して「<A>は フリーフォールから 解放された!」というメッセージが2回流れることになる。
    • フリーフォールを使用した敵に変身した場合、変身使用者がフリーフォールを使おうとしても失敗する。フリーフォールを使用した味方に変身した場合、変身使用者がフリーフォールを使うと、選択した対象を無視してAを連れ去る。
    • 変身使用者は相手を交代させるわざを受けても交代しない。使うと交代するわざを使用しても交代しない(バトンタッチなどは失敗する)。だっしゅつボタン/レッドカードの効果が発動しない。
  • 変身後にフリーフォールを受けたり使用したりするとこの現象は発生しなくなる。

 このバグはポケモンwikiでは第六世代と第七世代のバグとして書かれていました。コメントアウトで第五世代では未検証と書かれていました。このバグを調べてみようと思いました。

 

検証・編集

 第五世代ブラックでも同様の現象を確認しました。ただし、フリーフォールを使用した敵に変身した場合とだっしゅつボタン・レッドカードの効果発動有無については未検証です。

 上記内容のとおりに編集しました。バグの「環境」の欄を「第六世代~第七世代」から「第五世代~第七世代」に変えました。

 

 直されることなく、フリーフォールという技自体とともに最新世代の第八世代ソードシールドでは消え去っています。 

 

 

 

てんきやトレース

 

 ポワルンの専用特性「てんきや」に関わる検証です。ポワルンのフォルムチェンジに関わる特性です。

 

きっかけ

 「てんきや」のページでは、2019年2月6日の編集で「トレースは第三世代では発動するが、第四世代では発動しない」と書かれました。bulbapedia(海外版ポケモンwiki)のページをもとにしたと編集概要に書かれています。

https://wiki.ポケモン.com/w/index.php?title=てんきや&diff=prev&oldid=383660

 

 一方「とくせい」のページでは、異なる記述があります。2019年2月8日の編集でバトル中の特性の変化について表が作成されました。ここでは、「特性」と「特性を変化させる手段」が縦と横に並び、どの特性に対するどのような特性変化手段は有効かが表になってまとめられています。ここで、第三世代・第四世代の表のてんきやとトレースの該当箇所が、△(成功するが、特性は発動しない)になっています。

https://wiki.ポケモン.com/w/index.php?title=とくせい&diff=384038&oldid=383597

 

検証

第四世代ダイヤモンド

野生のラルトス相手にポワルンから普通特性を持つポケモンに交換したら、交換出しをしたタイミングでラルトスのトレースが発動した

 

 ポワルンの特性てんきやがトレース可能であるならば、既にラルトスのトレースが発動して特性がてんきやに変わっているはずで、この現象は起こりません。後からトレースが発動したということは、てんきやがトレースできなかったということです。

 

編集

 「とくせい」のページのほうが間違っていたことが分かったので、そちらを修正しました。

 

凡例 ○:成功する ×:失敗する △:成功するが、特性は発動しない。 

  こんな感じの凡例を使って表が作られていました。それから、「第三世代・第四世代」と「第五世代以降」に表が分かれていました。第三世代と第四世代の表をまとめたままにしておけるように新たに「□:第三世代では成功するが特性は発動しない。第四世代では成功しない。」を作り、てんきやとトレースの箇所を「□」にしました。

とくせい - ポケモンWiki

 

 

 

 おわりに 

 

 今回も前回の記事に引き続き5000字超えになりました。part1とpart2で字数を均等に分けられたのでちょっと満足感があります。

 前回と今回は、自分で実機検証した内容についての記事でしたが、次回はインターネット上で文章や動画を調査して編集した内容について書きたいと思います。

 

 読んでくださりありがとうございました。

 

前回の記事

tetspond.hatenablog.com

次回の記事

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