ゲップ・ほおばる・とっておき・アイアンローラーの仕様検証をしたい
チャンピオンズの初手わるあがき最高火力を見つけたい

はじめに
ポケモンチャンピオンズ(『Pokémon Champions』、略称ポケチャン)の仕様検証記事です。
前回:【ポケモンチャンピオンズ】トリックルーム中にすばやさ1809以上だと低速ポケモンより先に動く現象についての仕様検証 - テツポンドのブログ
今回は、このブログのポケモン記事の約1/5を占めるわるあがき関係の記事でもあります。わるあがきに関係する仕様を検証していきます。
- はじめに
- 前提:SVまでの初手わるあがき
- 検証のきっかけ1
- 「ゲップ」の仕様検証
- 「ほおばる」の仕様検証
- 検証のきっかけ2
- 「とっておき」の仕様検証
- 「アイアンローラー」の仕様検証
- 「ねこだまし」「であいがしら」の仕様変更
- 初手わるあがき最高火力(チャンピオンズ)
- わるあがきに関して検証済みの事項
- おわりに
バージョンの明記がない事項は、Ver1.02までのどこかで検証されたものです。
前提:SVまでの初手わるあがき
(定義) 場に出て最初の行動でわるあがきを出すことを、本ブログでは「初手わるあがき」と呼んでいます。
SVまでの初手わるあがきの方法については、以下の記事にまとめられています。
SVのランクバトルで可能だった初手わるあがきの方法は、以下の3つでした。
・覚える技を変化技だけにして、とつげきチョッキを持つ
・覚える技をほおばるだけにして、きのみを持たない
・覚える技をゲップだけにする
検証のきっかけ1
剣盾、SVで、初手わるあがきにはたくさん楽しませてもらいました。
過去には、初手わるあがき限定の1on1仲間大会を開いたことがあります。
【ポケモン】仲間大会わるあがき1on1 結果などの総括 - テツポンドのブログ
また、初手わるあがきだけで敵を倒す構築で、SVランクバトルでハイパーボール級からマスターボール級に到達したこともあります。
【ポケモンSVシングル】わるあがきで3タテしたい! フワライド&ハッサムからストリンダーへのバトンリレーでハイボ級からマスボ級に到達 - テツポンドのブログ
(タイプ相性で半減されずPP切れを起こさず必中の技という情報だけ見れば、こだわりワンウェポンで相手を全員倒すための技としてとても強そうです。実際、想定どおりの展開になれば相手をポンポン倒していました)
チャンピオンズがリリースされた翌日、初手わるあがきをチャンピオンズでも一度やっておこうと、いつもどおりゲップだけ覚えたポケモンでカジュアルバトルを一試合やってみることにしました。
すると、なんと!!!

ゲップだけを覚えたポケモンが場に出ている状態で「たたかう」を押すと、これまではわるあがきがその時点で選択され、行動選択が終了します。わるあがきが出ます。
しかし、今作では、技選択画面まで来てしまいました。
仕様変更です。
調べることにしました。
「ゲップ」の仕様検証
まずは、「ゲップ」です。
SVまでは、この技以外を覚えていない状態かつきのみを消費していない状態で「たたかう」を押すと、わるあがきになりました。
しかし、チャンピオンズでは違う仕様でした。
この技以外を覚えていない状態かつきのみを消費していない状態でも、技選択画面に進み、「ゲップ」を選択することができました。
技説明には、「戦闘中にきのみを食べていない場合 この技は失敗する。」とあります。

実際に、「ゲップ」を選ぶと、


「〇〇は きのみを食べていないので 技が 出せない!」と出て、失敗しました。
「戦闘中にきのみを食べていない場合 この技は失敗する。」という技説明とは矛盾しない挙動です。
すべて書くなら、 「戦闘中にきのみを食べていない場合 この技は失敗する(この技を選択することはできる)」という説明になります。
SV以前の技説明は、 「相手に 向かって ゲップを 浴びせて ダメージを 与える。 きのみを 食べないと だせない。」でした。このときは「だせない」という表現ですので、これを「技を選択できない」と解釈すれば、当時の仕様とは一致した説明になっています。
「ほおばる」の仕様検証
次は、「ほおばる」です。 ゲップと並ぶ初手わるあがき御用達の技でした。
SVまでは、この技以外を覚えていない状態かつきのみを持っていない状態で「たたかう」を押すと、わるあがきになりました。
しかし、チャンピオンズでは違う仕様でした。
この技以外を覚えていない状態かつきのみを持っていない状態でも、技選択画面に進み、「ほおばる」を選択することができました。
技説明には、「きのみを持っていないと この技は使えない」とありますが、

選択することはできて、


「きのみを 持っていないので 技がだせない」と出て、失敗しました。
(参考:ゲップのときは、
「〇〇は きのみを食べていないので 技が 出せない!」でした。
表記の統一にまで手が回っていないのでしょう。)
解釈によっては、「きのみを持っていないと この技は使えない」という技説明と矛盾した挙動となっています。 「使えない」=「技を繰り出せるが失敗する」と解釈するなら矛盾していませんが、「使えない」=「技を選択できない」と解釈するなら説明と挙動が矛盾しています。
ゲップの説明と揃えて正確に書くなら、「きのみを持っていない場合 この技は失敗する(この技を選択することはできる)」という説明になります。括弧部分は省略するにしても、本当はこういう説明がほしいです。
SV以前の技説明は、 「持っている きのみを 食べて 防御を ぐーんと あげる。」で、そもそもきのみを持っていないときのことに関する説明がありませんでした。
それよりは良いです。
検証のきっかけ2
前述のとおり、チャンピオンズリリース翌日の4月9日に、ゲップ・ほおばるによる初手わるあがきができなくなっていることを見つけ、驚きつつがっかりしていました。
そんな中、4月11日に、一つの投稿に出会います。FFの方の投稿です。
猫とっておきガルーラ、肝っ玉シルクのスカーフで採用するとなんかメガゲンガー吹き飛ばしたりして気分いいぞ
— 休歌 (@pokemononly354) 2026年4月11日
ガルーラに猫撃たれると悪あがきし始める悲しい生命体が産まれるけど
SV時代にアイアンローラーで初手わるあがきをできるという誤解をしていた方だったのでまた誤解なのではないかと思いつつも、実際に使っているような様子だったため、半信半疑で仕様検証をしてみました。
「とっておき」の仕様検証
「ねこだまし」と「とっておき」だけ覚えたガルーラの1ターン目の技選択画面です。
とっておきの技説明は、「他に覚えている技を 全て使っていない場合 失敗する」です。

SVまでの仕様であれば、ここで「とっておき」を選択すること自体はでき、実際に技を繰り出すときに技が失敗しました。
今回、これを選択しようとすると、

「この 技は だすことが できない!」という表示が出て、選択できず、技選択画面に戻ります。
仕様が変わっていました。
「とっておき」が、条件を満たしていないときには選択すらできないという仕様になりました。
これにより、「とっておき」だけを覚えたポケモンは、初手わるあがきをできます。
技説明のとおりなら、「他に覚えている技を 全て使っていない場合 失敗する」のとおり、選択はできそうですが、実際には選択をすることすらできません。
本当は、「失敗する」ではなく「使えない」と書くほうが挙動に合います。こう書いてほしいです。
ちなみに、チャンピオンズでも、とっておきをまねっこで出した場合であれば、とっておきが失敗する様子を見ることができることを確認しています(Ver1.0.2)。まねっこ使いが覚えている技がまねっこだけだったときも同様に失敗します(Ver1.0.2)。
まねっこ使いが覚えている技がほかにもあって、その技が使われているときは、とっておきが成功しました(Ver1.0.2)。最速ガルーラと無振りメガミミロップを並べてねこだまし×2→とっておきまねっこと動くと、メガミミロップのとっておきが成功しました。
「アイアンローラー」の仕様検証
「とっておき」が変わったとなると、「アイアンローラー」も変わった可能性が出てきます。
「アイアンローラー」についても検証しました。
「アイアンローラー」だけを覚えた状態で「たたかう」を押すと、

普通に技選択画面に移行しました。わるあがきにはなりませんでした。
選択でき、失敗します。

アイアンローラーの仕様は従来のままです。
「場にフィールドがない場合 失敗する。」という説明とも完璧に一致しています。
「ねこだまし」「であいがしら」の仕様変更
初手わるあがきには関係ありませんが、「ねこだまし」「であいがしら」も仕様変更があったことが他の人によって発見されています。
SVでは、どちらも、最初の行動のときだけ成功するものの、その後でも選択することはできる技でした。攻撃技がねこだましだけのゴチルゼルが挑発を受けても、わるあがきにはなりませんでした。
しかし、チャンピオンズでは、 「であいがしら」は、2回目の行動以降では選択すらできなくなりました。上の画像のように「であいがしら」だけを覚えた状態で2ターン目に「たたかう」を押すと、

わるあがきをします。

ちなみにこの実験を1回だけしたときにたまたまマスカーニャが先発で、マスカーニャが居座ったため、であいがしらでワンパンできました。
ねこだましも同じです。
初手わるあがき最高火力(チャンピオンズ)
ポケモンチャンピオンズの初手わるあがき最高火力を考えます。
これまでは、ゲップだけを覚えてこだわりハチマキを持ったテクニシャンストリンダーが、初手わるあがき最高火力でした(チョッキハッサムより強い)。
しかし、ゲップ・ほおばるの仕様変更があり、それからそもそもストリンダーがチャンピオンズにいません。
そして、現状、とつげきチョッキがなく、初手わるあがきの方法は、現在発見されている中だと、「とっておき」だけを覚えた状態にすることしかありません。
その中で一番強いのは・・・

ルガルガン(たそがれ) A種族値117
特性かたいツメ
いじっぱり 攻撃32振り
です。
※かたいツメがわるあがきに乗る仕様が変わっていなければ
とっておき使いの中で、一番攻撃種族値が高いのはブースター(A130)ですが、それよりもかたいツメ補正ありのルガルガンのほうが強いです。なお、マジックミラースキルスワップからのどくびしでブースターのこんじょうを発動させるというような、他のポケモンの助けを受けた火力増加は禁止とします。
火力増強特性でいうと、メガガルーラ(A125)もいますが、初手わるあがきするとき、メガシンカを選択できないため、メガと初手わるあがきの両立は不可能であり、除外されます。
ルガルガンの火力指数は、
185×65で12025です。 こだわりハチマキがないため、火力が低いです。
こだわりハチマキテクニシャンストリンダーの火力指数は18525です。特性による補正倍率が低下した分を素の種族値でほぼ補えているものの、鉢巻分で差がついています。
今後、とつげきチョッキが登場すれば、
変化技だけを覚えたとつげきチョッキテクニシャンハッサムが一番になります。
火力指数は15000です。
しかし、こだわりハチマキが登場すれば、
再びルガルガンが一番になります。
火力指数は18005です。
ほぼストリンダーに並びます。
しかし、エテボースが登場すれば、
エテボースが一番になります。
火力指数は18750です。 (鉢巻あり)
ちなみに、仕様変更がなかった場合のチャンピオンズの現状の初手わるあがきの最高火力は、素のカビゴンになります。火力指数8900です。
わるあがきに関して検証済みの事項
・4n+1のときに反動がnであることは確認しました。チャンピオンズでもわるあがきを5回使えます。
他の、わるあがきに乗る補正、乗らない補正についての検証などはできていません。すてみが引き続きわるあがきを例外として除外するのかなどが気になるところです。
おわりに
現状だと、初手わるあがきだけで敵を倒す構築でマスターボール級に上がるのは難しそうですが、フワライド・ペンドラーorバシャーモが揃えば、可能性が見えてきます。
お読みいただきありがとうございました。
(チャンピオンズ近況)
シングルもダブルも、マスターボール級に上げることができました。さらに、ダブルで、初めてのレート2000を達成することができました。
Pokémon Champions ダブル
— テツポンド (@tetspond) 2026年4月18日
メガカイロス・キョジオーン入りのギミックパーティーで初のレート2000到達
(記事は来月以降に)#ポケモンチャンピオンズ pic.twitter.com/36DDYCBsR8
引き続き、面白い戦い方を開拓していきます。
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