ガラルヤドンはいつからランクマで使えたか調べたい
はじめに
ポケモンソードシールドの文献調査記事です。
ヤドン(ガラルのすがた)解禁の時系列を簡単にまとめた後、ガラルヤドンがいつからランクバトル(通称:ランクマ)で使えたのかについて、調べた結果を記述します。
書かれているレギュレーションとシステムが矛盾しているというお話です。
ガラルヤドンの解禁の時系列
情報解禁
2020年1月9日
23時30分〜
ポケモンダイレクトが放送され、ソードシールドのエキスパンションパス「鎧の孤島」「冠の雪原」の情報解禁とともに、ヤドン(ガラルのすがた)が公開されました。
本日23時30分より「Pokémon Direct 2020.1.9」を放送します。 #NintendoDirectJP #ポケモンダイレクト https://t.co/NpeJxH2FYR
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2020年1月9日
また、ポケモンダイレクト終了後の更新データで、ガラルヤドンに出会えるという情報も明かされました。
捕獲解禁
1月9日23時30分から1月10日0時10分までのどこか
(公式としては、1月10日となっている)
トップページ|『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』公式サイト
ソードシールド新バージョン公開
ガラルヤドンがゲットできるイベントが発生するようになる
0時12分にはヤドンゲットツイートが投稿されている
#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch
— 青鷺 (@sykktt) 2020年1月9日
ガラルヤドンゲット!! pic.twitter.com/v57DeJOG0s
ルールの話
「バトルデータ」>「配信レギュレーション」>各シーズンのシングルバトル
からの情報です。
シリーズ1
該当シーズン:シーズン1(11月後半+12月)
レギュレーション
「ガラル図鑑No.001~397のポケモンが参加できます。」とあります。
ヤドンはこのとき、解禁前で入手不可能です。
実際に、上記画像の「使用可能なポケモンリスト」を開いてヤドンのところを見てみると、ヤドンは使用できない扱いになっています。
シリーズ2
該当シーズン シーズン2(1月)・シーズン3(2月)
(総合時間制がこのシリーズから導入され、同シリーズであるにもかかわらず総合時間15分が短すぎてシーズン3が始まるときに20分に修正されたという話が少し有名です)
レギュレーション
シリーズ1と同じく、ガラル図鑑No.001~397のポケモンが参加できると書かれています。
ヤドンはガラル図鑑には載っていません。よって、これを普通に読みとれば「ヤドンは参加できない」となります。
(一応、特定集団が参加できることはそれ以外が参加できないことを論理的に意味するわけではないので、参加できると明記されたポケモン以外が参加できるのだとしても論理としては成り立つのですが、日常の言葉なら他は参加できないと読み取るのが一般的です。)
実際に、上記画像の「使用可能なポケモンリスト」を開いてヤドンのところを見てみると、ヤドンは使用できない扱いになっています。
シリーズ3
該当シーズン シーズン4(3月)・シーズン5(4月)
レギュレーション
「ガラル図鑑No.001~397と以下のポケモンが参加できます」とあり、「以下のポケモン」としてガラルヤドンが挙がっています。
このシーズンではガラルヤドンを使えると読み取れます。
その他
本筋に関係ない話
シリーズ3の一番後ろを見てみたところ、
ドラパルト(使用可能)の後、ザシアン(使用不可)、ザマゼンタ(使用不可)、ムゲンダイナ(使用不可)、ダクマ(使用不可)、ウーラオスいちげき(使用不可)、ウーラオスれんげき(使用不可)で途切れていました。
4月時点で存在が知られていないブリザポスなどだけではなく、すでに存在は明かされているバドレックスもこのリストに枠が用意されていません。ガラルサンダーの箇所を調べてみると、ガラルサンダーもリストに載っていませんでした。
12月時点で存在していなかったガラルヤドンはランクバトルシリーズ1に枠は用意されているので、不思議です。
2月のポケモンHOMEスタートのタイミングで使用可能なポケモンリストを作成し、冠の雪原スタートのタイミングでそのリストを修正と言う流れで動いていたのかなと予想しました。
<原種ギャロップ>
今回載せている使用可能なポケモンリストの画像の上の見切れているところに、原種ギャロップの枠があります。それをみると、シリーズ2では使用不可でシリーズ3で使用可能となっています。
ポケモンHOMEは2月中に解禁されていて、シリーズ2でガラル図鑑No.001~397のポケモンが使用可能と書かれていることから、ガラルギャロップと図鑑番号を同じくする原種ギャロップも使用可能であるはずなのですが、使用不可のようです。
これに関連して、ギャロップ以外のガラルのすがたがあるポケモンたちについてTwitter検索で調べてみましたが、よく分かりません。
Schwarz🔯(✘╹◡╹✘)ノ🗻 on Twitter: "@sirikoki_hiyoko ダルマは通るのね OKなやつとダメなやつの違いがよく分かってない(。-_-。)" / Twitter
こういうもの、リアルタイムで調べられるときに調べておかないと、後からだと確かめにくいです。
一応、調べた結果の個人的な結論としてはシリーズ2では使用不可でシリーズ3から使用可能だったっぽいということになりました。原種マタドガス・アローラライチュウは、ガラル生まれの個体は作れないためバトルレギュレーションマークが導入されたシリーズ5(シーズン8)から使用可能だったようです。
システムの話
ここまで、レギュレーションを読むかぎりだと、「シリーズ2ではガラルヤドンは使えず、シリーズ3から使えるようになった」という解釈になります。
しかし、システム上は違ったようです。
シリーズ2の期間中である2020年1月10日にガラルヤドンでランクバトルを行う動画がYoutubeに挙がっています。
おそらく一番有名なのがこれです。
いつものように選出画面でこの投稿者独自の編集した画面を載せていることもあり、加工してそれっぽく見せることは可能ではあるため、これだけを材料にヤドンがランクバトル出場可能だったと断定することはできません。
しかし、Twitter上やYoutube上で他にも情報がありました。
何かの大会のルールについての告知ツイート
【連絡】
— 第参回双剣杯 (@soukenhai_xx) 2020年1月10日
昨日解禁されました「ガラルヤドン」についてですが、対戦ルール「シングルバトル ランクバトル シリーズ1」でも「ガラルヤドン」を使用可能であることを確認できましたので第参回双剣杯においても使用可能とします。 pic.twitter.com/xHSZ9jimEO
ヤドン解禁直後の疑問に答える動画
11分ごろからランクバトル
これは、実際にはシリーズ2の期間中でもランクバトルで使用可能だったとみて間違いなさそうです。
シリーズ2において、レギュレーション上は使用不可でもシステム上は使用不可にならず、ランクバトルのパーティー選択画面を普通に通過できたということです。
まとめ
ヤドン(ガラルのすがた)は、
シリーズ1:期間中は存在しない
シリーズ2:レギュレーション上は使用不可だが、システム上は使用可能
シリーズ3:レギュレーション上も使用可能
でした。
豆知識
シリーズ1はキョダイマックス使用不可だが、
ダイオウドウはキョダイマックスを使えたらしい
(ローズ氏の政治力か……!?)
おわりに
ガラルヤドンについて調べているうちに、
原種ギャロップ系ポケモン・アローラライチュウ・原種マタドガス・コバルオン系統・アローラ御三家・カントー御三家・ホウエン御三家・伝説のポケモンなどがそれぞれ
いつからソードシールドに持ってくることができるのか・いつからランクバトルで使用可能か
について同様の調査を要することに気がつきました。
こういう調査、多すぎるとやる気が削がれてしまいます……マタドガスまでのランクバトル使用可否は調べて文章中に書きましたが……。
ガラルヤドキングは、冠の雪原解禁直後のまだ上位制限ルールをやっているシーズン11(10月)に使えたという豆知識があります。ただし、このシーズンでは圏外で、翌月のシーズン12から使用率150圏内に入ってきました。
すなかきウオノラゴンなんかも似たケースで、シーズン11で使用可能なのにすなかきシングル0.8%ダブル1.1%でした。翌月にはシングル4.9%ダブル36.3%になっています。
こういう「え、今これ使えたの!?」なポケモンで上位で入ることを目指すのは面白そうで、ただ上位を目指すことには価値を感じずとも、次回作で個人的にやる価値ありだなと思っています。
お読みいただきありがとうございました。
現在、ランクバトルシングルをコンセプトパーティーで戦ってみたら強かったので一度くらいは最終3桁を目指すかと真剣にやった結果、前月の最終800位台にあたるレートで保存しています。来週その記事を書きそうです。
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