スバメなどよりも優れているレベル1がむしゃら先制技使いを紹介したい

はじめに
ポケットモンスタースカーレット・バイオレット(ポケモンSV)のポケモン単体記事です。
レベル1できもったまがむしゃら&先制技を使えるポケモンとして従来最も優れていたスバメを超える逸材が、 ポケモンSVのDLC藍の円盤で登場しました。今回はそれについて書きます。
- はじめに
- レベル1スバメとは
- レベル1スバメが生まれるまでの歴史
- レベル1スバメの天下
- 第九世代DLC がむしゃらカラミンゴの登場
- フェイントだけではない先制技対策
- 育成
- 実戦
- ツイート検索
- おわりに

レベル1スバメとは
そもそも、今回比較対象になっている、レベル1スバメとは?
レベル1
持ち物:きあいのタスキ
特性:きもったま
技:がむしゃら、でんこうせっか
相手の技を受け、きあいのタスキで耐えて、残りHPが1の状態で「がむしゃら」を使い、相手のHPも1にします。次のターン、先制技の「でんこうせっか」を使うことで、相手のHP1を刈り取り、相手に勝ちます。レベル差を覆して勝てるのが魅力です。通称「がむせっか」「がむ石火」。
この動きだけなら、他のポケモン(ホルビーなど)でもできますが、スバメの良いところは特性です。特性きもったまによって、ゴーストタイプのポケモンに対しても、ノーマルタイプの攻撃技である「がむしゃら」「でんこうせっか」を当てることができます。
レベル1スバメが生まれるまでの歴史
第三世代
スバメが登場しました。
特性という仕組みが登場しました。スバメは「こんじょう」という特性を持ちました。
がむしゃらが登場しました。HPが低いことを活用する大きな手段が現れました。
ただ、このときは、きあいのタスキ、がんじょう(第五世代以降)、トリックルーム、イバンのみ、すべてがなく、低レベルを戦術に組み込むのはかなり難しかったと思われます(そのような文献を見たことがないです(不勉強だったらごめんなさい))。
第四世代
タマゴから孵ったときのレベルが5ではなく1になりました( レベル - ポケモンWiki )。
きあいのタスキが登場しました。これにより、低レベルポケモンが非常に活躍しやすくなりました。レベル1ドーブルが公式大会で活躍したのは有名な話で、検索すると出てきます。
きもったまが登場しました。ガルーラ、ミルタンクがこの特性を2つ目の通常特性として持つようになりました。
この世代で既に、レベル1きもったまガルーラが、がむしゃら(タマゴ技or教え技)・ふいうち(教え技)を覚えるため、先制技が不安定ではあるものの、のちのスバメの戦術をできる立場に唯一ありました。
※ガルーラはレベル技でもふいうちを覚えますが、♀しかいないため、それを両親からのレベル技遺伝を利用してレベル1時点で覚えることができず、教え技を頼ることになります。
第五世代
特性がんじょうに新たな性能が追加され、特性いたずらごころの登場と合わせて、レベル1戦法全体が大きく発達しました。
隠れ特性(夢特性)が登場し、スバメが隠れ特性「きもったま」を得ました。
ここで、きもったま・きあいのタスキ・がむしゃら(レベル技)・でんこうせっか(レベル技)の全てをスバメが持ち、前述のレベル1スバメが完成しました。
レベル1スバメの天下
各世代ごとに、きもったまがむしゃら使いを見ていきます。
なお、ねこだましは、先制攻撃技ではあるものの、今回の戦術では役に立たないので、覚えていても無視しています。
スバメのライバルはこれまでいたのか、調べます。
第五世代
詳細検索 - ポケモン図鑑BW (BW2/ブラック2/ホワイト2対応)|ポケモン徹底攻略
によると、特性きもったまでがむしゃらを覚えるポケモンは、
ガルーラ
ドゴーム・バクオング (ちなみにゴニョニョのときは特性びびり)
の5匹でした。
このうち、先生技は、ガルーラのふいうちとスバメ系統のでんこうせっかだけでした。
相手のHPを1削るだけのため威力は関係なく、失敗することがないでんこうせっかが上です。
よって、スバメが一番優れています。
第六世代
新たにメガミミロップ、ゴロンダ、ヤンチャムが登場しました。レベル1きあいのタスキを実現できるのはヤンチャムですが、ヤンチャムは先制攻撃技を覚えません。
既存のポケモンに変化はなく、やはりスバメが一番優れています。一応、ガルーラ側は、メガガルーラという強力な形態を手に入れたため、レベルがバレない見せあいではスバメと違いかなり戦術を予想されにくくなるという長所を手に入れています。
第七世代
何も変化がなく、やはりスバメが一番優れています。
第八世代
剣盾では、スバメがゲームに登場せず、きもったまがむしゃら使いはガルーラ・ドゴーム・バクオングだけでした。先制技使いはガルーラのみです。ただし、ランクバトルでレベル1ポケモンを使えなくなりました。
BDSPでは、きもったまがむしゃら使いは、ガルーラ、スバメ・オオスバメ、ドゴーム・バクオングでした。第五世代のときと同じで、ガルーラのふいうち、スバメのでんこうせっかという比較になり、スバメが一番優秀です。
第九世代初期
スバメはおろか、きもったまがむしゃら使いが1匹も存在しませんでした。
第九世代DLC がむしゃらカラミンゴの登場
いよいよ、本題です。
第九世代で、新しい特性きもったまのポケモン、カラミンゴが登場しました。
当初はがむしゃらを覚えませんでしたが、DLC(ダウンロードコンテンツ)後編である藍の円盤で、がむしゃらの技マシンが登場し、それにより、がむしゃらを新規習得しました。
がむしゃらカラミンゴには、スバメと比べて明らかな優位点がありました。
それが、覚える先制攻撃技が「フェイント」であるという点です。
フェイントは第四世代に登場した、優先度+2の先制攻撃技です。第四世代では、相手がまもる状態でないと失敗するという非常に使いにくい性能でしたが、第五世代からは、威力が50から30に下がった代わりに、相手の状態を問わず攻撃が成功するようになりました。
優先度+2の先制技です。
つまり、がむしゃらの次のターンに、先制技のうちあいに強いのです。これまでのスバメであれば、先制技で相手を倒そうとしたとき、相手もでんこうせっかなどを使ってきた場合には優先度+1同士のすばやさ勝負で負けて先に倒されてしまいました。しかし、優先度+2のフェイントであれば、優先度の勝負で勝って先に攻撃できます。

フェイントだけではない先制技対策
フェイントだけではありません。
カラミンゴは、「はやてがえし」も覚えます。先制技を選択していた相手に対してのみ成功する、優先度+3の先制攻撃技です。
相手が優先度+2のしんそくを使ってきた場合、優先度+2のフェイントを使うだけだとすばやさ勝負で負けて先に倒されてしまいます。
そこで、はやてがえしの出番です。相手がしんそくを覚えるポケモンであれば、一度「まもる」で様子見したうえで、きもったまによりゴーストタイプにも効く「はやてがえし」で優先度+3で先に倒せます。
育成

レベル:1
種族値:82-115-74-75-64-90 合計500
努力値:0-156-0-0-0-0
性格:さみしがり(攻撃アップ(意味なし) 防御ダウン)
実数値:12-8-5-x-6-6
テラスタイプ:フェアリー
とくせい:きもったま
もちもの:きあいのタスキ
わざ:がむしゃら フェイント みきり はやてがえし
※画像では「まもる」になっていますが、「みきり」のほうが良い場面のほうがおそらく多いです。
<詳細 ステータス>
HP:低いほうがいいですが、個体値0でも11にはできず、12になります。
攻撃:高いほうがいいです。個体値31なら努力値156、個体値7なら努力値252を振ると実数値8になります。個体値6以下だと無理ですが7でも正直ほぼ影響ありません。
防御・特防:どちらかといえば低いほうがいいですが、対レベル50ならどちらにせよきあいのタスキが発動するので関係ないです。そのため、レベル1統一ではないチームで戦うときのことを考えて、ダウンロード調整で防御<特防にしています。
すばやさ:相手の攻撃を受けてからがむしゃらを使いたいので、遅いほうがいいです。しかし、レベル50最遅ゴンベ(すばやさ種族値5)の実数値9より低ければあまり意味はないです。個体値19以下だと実数値6になります。
<詳細 テラスタイプ>
レベル1ポケモンは、しんそく・でんこうせっかなどを防ぐためにゴーストテラスにすることが多いですが、このカラミンゴは相手の先制技に強いので、連続技対策にテラスを割きます。スケイルショットとドラゴンアローを無効にできるフェアリーテラスにしました。
<詳細 まもるとみきり>
がむしゃらフェイントでポケモンを倒した次のターン、龍舞アンコカイリューにフェイントをアンコールされるとまずいです。そこで、みきりを挟めば、みきり→みきりをアンコールされ後攻みきり→みきり成功→みきり1/3成功→アンコールされ後攻みきり・残りPP0でアンコール解除→がむしゃら と動いてうまくいけばカイリューにもがむしゃらを叩きこめます。
みきりはレベル技であり、新規でタマゴから育てなおさないといけないので、この画像ではまもるで妥協しています。
<他の技の候補>
ちょうはつ
おいかぜ
ワイドガード:こだわった範囲技に対して連打できる。
その他のデバフ系の技:じごくづき、とびつく、どろぼう、ひやみず、ローキック、とびかかる、フェザーダンス
実戦
このポケモンは、1VS1には強いですが、他のポケモンとの助け合いの性能はなく、1匹で全抜きする性能もないです。このことから、レベル1統一に入るにはあまり向いていないと考えています。レベル1統一についてはあとで記事を書く予定ですが、そちらに登場するサボネアのほうが、レベル1統一のタスキ枠としては優秀だと考えています。
ということで、普通のレベル50のパーティーにピンで入れてみました。
レベル1のまま参加できるカジュアルバトルで、おいかぜエルフーン+メガネカイオーガの2匹と一緒に出しました。カラミンゴが先発です。
何もせずやられた試合として、まもるでニトロチャージを見て、テラスを使わずにがむしゃらを使ったらスケイルショットを使われて倒された回がありましたが、その他は、数戦やっていつも仕事をできました。
ステロふきとばしディンルー相手には削るだけで終わりますが、ディンルーをごっそり削れるだけでえらいです。
良いシーン
@no_TL
— テツポンド (@tetspond) 2025年11月5日
レベル1カラミンゴ
がむしゃらフェイントで、先制技を覚えるゴーストタイプの伝説ポケモンを倒す pic.twitter.com/V8SJJbvjiP
かげうちを覚えるゴーストタイプの禁止級伝説のポケモンであるギラティナを、がむしゃらフェイントで倒すことができました。カラミンゴの強みが一番発揮されている場面だと思います。
ツイート検索
「カラミンゴ "レベル1"」で検索したところ、レベル1カラミンゴのがむしゃら+フェイントに目をつけている人は見つからなったので、起源主張をできるか……?
と思いましたが、「カラミンゴ がむしゃら フェイント」で検索すると結構ヒットするので、レベル50カラミンゴの型としてはありふれていることには注意が必要です。

おわりに
以下記事で書いたとおり、レベル1戦法を楽しみにくくなりそうなので、今楽しんでいます。
レベル1戦法の記事が増えてきました。
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お読みいただきありがとうございました。
大昔に知ってすごい!!!と思った戦法で記事を書けて、嬉しいです。
実戦(構築記事など) カテゴリーの記事一覧 - テツポンドのブログ
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