平均種族値361の孵化厳選途中偽装パーティーで、禁止級伝説ありルールのマスターボール級に到達したい
(ランクバトル シリーズ11 シーズン25)
はじめに
ポケモンソードシールドのインターネット対戦にて、孵化厳選をしているような見た目のパーティーでランクバトルを戦い、禁止級伝説ポケモンが使えるルールなのにそれがいなくて進化前入り3匹のみの構築であるにもかかわらずシーズン折り返しより前のマスターボール級に行けたので、記事を書きます。
もちろん弱いのですが、思ったよりは戦えました。
孵化厳選偽装パーティー(説明後述)の文献がなかったことも記事の執筆を後押ししました。孵化厳選偽装パーティーについて扱う初の記事になりそうです。
孵化厳選偽装パーティーとは
まるで孵化厳選をしている最中かのような見ためでありながら実際は戦闘を考慮した育成を施されているパーティーのことです。「厳選偽装」「孵化偽装」「孵化作業偽装」「厳選途中偽装」などいろいろな表現があります。
マッチングした対戦相手は、「チーム選択画面でAボタン連打してたら孵化厳選中の手持ちで間違えて潜っちゃったやつか〜 余裕〜」と思い油断してくれるので、その隙をつこう!というのが"偽装"という言葉が付いている理由だと思います。
もちろんその効果などたかがしれているので、実際はコンセプトパーティー・なりきりパーティーに近いです。
勝利すると、孵化厳選偽装パーティーに負けたという屈辱を相手に与えます。
基本的な構成は、孵化歩数を短縮する特性を持ちうるポケモン(セキタンザンやファイアローなど)+タマゴからその姿で孵化するポケモン(コータスやホルビーなど)+メタモン+タマゴです。どれくらいしっかり偽装するかによって、これは変わってきます。
タマゴはバトルチームに登録することはできませんが、手持ちに入れた状態で手持ちをチームとして選択すればタマゴ入りパーティーでのインターネット対戦が可能です。少し話がそれますが、これ関連で小さな表示の不具合を発見して記事を書いたので興味があればどうぞ(【ポケモン剣盾】ソードシールドにおける小さなバグを発見 「タマゴ参加不可表示バグ」)〜。
インターネット上で探して見つかった孵化厳選偽装系統の動画は5つ(いずれも登録者数万人ポケモン動画投稿者によるもの ミューツーレイド偽装含む)で、記事は見つかりませんでした。
一番古い動画はこれでした。
厳選偽装パーティーという広げた括りで見ると、第六世代ORASのボルトロス厳選偽装パーティーが有名です。
しかし、厳選偽装に関する動画・文献の数は少ないです。孵化厳選偽装パーティーなんてもっと前からあっても良さそうなのに、ニコニコ動画を含めて調べたかぎりでは剣盾が初出でした。
パーティーメンバー
タマゴ3つ入りの基本の孵化厳選偽装パーティーです。
並びは
セキタンザン
タマゴ
タマゴ
タマゴ
リオル
です。
セキタンザンが一番上にきてリオルとタマゴが並んでいるあたりは工夫しています。リオル→タマゴ3つの順番のほうが預かった順に孵化している感じがして良かったかもしれません。
戦闘に出すセキタンザン、リオル、メタモンについて以下で言及します。
平均種族値は (510+285+255)/3 =361です。
タマゴを合計種族値0として計算に入れるなら(510+0+0+0+285+255)/6 =180.5
セキタンザン
<孵化厳選偽装パーティーとして>
特性じょうききかん、特性ほのおのからだ、が孵化に必要な歩数を短縮させるフィールド効果を持つため、孵化厳選の間に手持ちに一匹入れるポケモンとして選ばれることが多いです。シャンデラと並んでガラル地方での主要な孵化要員だと思います。
種族値 110-80-120-80-90-30 合計510
4倍弱点 じめん みず
2倍弱点 いわ かくとう
使用個体1 物理セキタンザン
今回のパーティでの55試合のうち、初めての10試合とマスターボール級昇格を含む終わりの10試合で使用
キョダイマックス個体
個体値 31-31-31-1-31-31
努力値 28-252-4-0-4-220
性格 いじっぱり
実数値 189-145-141-76-111-78
持ち物:じゃくてんほけん
技:ヒートスタンプ ロックブラスト じしん こらえる
(セキタンザンがフレアドライブを覚えて、さらにそのほうがダイマックス技にしたときに威力が高い という事実に記事執筆時に気がつきました)
ダブルバトル用に育成して用意していただけのセキタンザンをそのまま流用しました。どういうすばやさ設定にしていたのか忘れました。
この調整だとようきASランドロスのじしん(シングルダメージ)をダイマックスすると確定で耐えます。
タイプ耐性の悪さでその印象はないですが全国図鑑一般ポケモンの中で耐久無振り時の正統派総合耐久指数HBD/(B+D)が6番目に高いです(このランキングの記事はいつか書くかもしれません)。
キョダイマックス個体のセキタンザンは岩技がキョダイフンセキになります。4ターンの間相手の岩タイプ以外のポケモンに1/6のダメージを与えるため、低い火力を補えてよかったです。
ダイバーンも2発目が高火力になるため、低い火力を補えてよかったです。
初手にスイクンと対面したらねっとうを使ってきてくれたときなど、蒸気機関弱点保険の完全起動に成功したときはめちゃくちゃ強かったです。相手のミス依存なので、マスターボール級では決まりにくそうです。
地面技を耐えて弱点保険が発動した場合相手を1体倒せることが多いですが、すぐ後続に倒されて結局ダイマックス消費でダイマックス未消費の相手と11交換しただけになってしまいがちでした。ただしじしん持ちを倒すことは後述のリオルの戦術を通すうえでは重要なので良いことではあります。
使用個体2 特殊セキタンザン
今回のパーティでの55試合のうち、ハイパーボール級昇格を含む真ん中の35試合で使用
キョダイマックス個体
個体値 31-7~8-31-31-31-31
努力値 0-0-0-252-0-252
(後で努力値調整するときにやりやすいように余りを振っていなかった)
性格 ひかえめ
実数値 185-80-140-145-110-82
持ち物:
最初の10試合がパワフルハーブ
リオル以外の孵化厳選パーティーの5試合が弱点保険
最後20試合がいのちのたま(以下、珠)
技:メテオビーム、もえつきる、ソーラービーム、こらえる
特殊にすると、めちゃくちゃ選出されるランドロスを交換で出されてもいかくで火力が削がれないという利点がありました。それから後述する草技が便利でした。
さすがにセキタンザンの特性はシングル勢にも知名度はあるのか、弱点の数自体はそこまで多くないからかなのか、弱点技を耐えない場面が多いからなのか、弱点保険の発動機会が少ないと感じたため、別の持ち物を持たせました。
パワフルハーブは、なかなか消費が難しかったです。使えても、そのターンにHPを削られているのでダイマックス中に倒されやすかったりなどの問題がありました。無償で使えたときはダイマックス中の火力が上がってよかったです。
珠は、珠ダイソウゲンでHBカバルドン確定一発,HDもオボン込み確定二発・チョッキHAドサイドンも確定一発というのが良かったです。フンセキ→バーン→バーンで高耐久ポケモンをゴリ押し可能。ただしダイマックス終了後の戦闘継続能力の低さが半端なく、そこは困りました。持ち物を変えても技を変えていませんでしたがこらえるとの相性も良くなさそう。
リオル
<孵化厳選偽装パーティーとして>
進化しないポケモン・ラッキーやガラルサニーゴなどのシングルで実際に使われている進化前ポケモンだと孵化厳選を偽装している感じが強くなるので、シングルでは使われていないのでより孵化厳選感があるリオルはいい味を出しています。ダブルではリオルは普通に使われていることに後から気がついたのですがシングルなので問題ないということにします。
小さくてかわいいのでまさに進化前という感じ。
種族値 40-70-40-35-40-60 合計285
個体値 31-31-31-22or23-31-31
努力値 0-252-252-0-0-0
性格 ゆうかん
持ち物:きあいのタスキ
技:まねっこ(PP32) とびひざげり バレットパンチ あなをほる
使用個体2 こらえるあり・理想個体
個体値 31-31-31-31-31-0
努力値 92-252-164-0-0-0
性格 ゆうかん
持ち物:きあいのタスキ
技:まねっこ(PP32) こらえる バレットパンチ あなをほる
個体値・努力値ともにしっかりとさせました(調整は下記記事参照)。とびひざげりを覚えていない個体だったのでこらえるにしてみました。リオルより遅いポケモンに対してできることが少なくなるのがとびひざ無しの悪いところでした。
このリオル単体については以下記事参照です。一記事になるレベルなのでここでは簡単に説明すると、タスキを盾に一度あなをほるをして、そこからまねっこ先攻穴ほり潜伏+最遅による後攻穴ほり攻撃で無敵になるという戦術です。
今回は、このほかに「セキタンザンに強いのでほぼ必ず選出されるランドロスに対してメタモンを出したときに、メタモンを最大打点のダイジェット(そらをとぶ)で倒してくれる」という状況ができたときにリオルを出すことで、そらをとぶでまねっこリオループを形成するという動きを狙えました。
メタモン
<孵化厳選偽装パーティーとして>
うまい文章の説明ができませんが万能孵化厳選用ポケモン。
本当はタマゴを孵化させようとしているときにメタモンを連れ歩くことは少ないのですが、3匹目のポケモンとしては適任であると思います。「生まれたポケモンの半端な個体値を特定するために通信対戦のレベル50統一機能を利用しようとし、そのときに数合わせでメタモンを手持ちに入れた。または一度そのタイミングで預かり屋から引き取っていてたまたま手持ちに入れた。」という設定が可能です。
別の案としては、2系統同時厳選をしているという設定でリオルのようなポケモンを2種類用意するというのもあります。今作からは2カ所預かり屋があるためこちらも現実味はあると思います。むしろこちらのほうが偽装レベルは高いかもしれません。
種族値 48-48-48-48-48-48 合計288 (リオルより3高い)
個体値 31-31-31-x-31-2or3
努力値 252-0-0-0-252-0 b振り忘れ
性格 なまいき
実数値 155-68-68-x-110-48
持っているなかで一番遅いかわりものメタモンです。
HSメタモンを育てていなかったのでこのメタモンでしたが、同時に出てきたカイオーガやランドロスなどのスカーフ判定ができるHSのほうが強いという説もあります。遅いメタモンの利点としては同時出しの場面へんしんする→いかくを受けるという順番になるのを回避できるというものがあります。
遅いメタモンの場合は最遅推奨です。二者メタモン同時出しの場面でへんしんしないため、居座って技へんしんを使い交換で出てきた相手に変身するという選択肢を確保できます(関連?記事【ポケモン剣盾】仲間大会メタモン1on1 結果などの総括 )。
本ルールにおいて使用率10位あたりにいるだけあり強かったです。序盤ではザシアンをコピーして決着がつきがちでした。他にはランドロスをよくコピーしました。
ランクゆえか、リオルを積み技を使ってから突破するポケモンが何匹かいて、それらをメタモンでコピーして相手を全て倒すという動きが決まることもありました。
戦い方
基本的にセキタンザンが初手ダイマックスしていました。その後、メタモンかリオルでの勝利を狙っていきます。メタモンでコピーしたいけど今のダイマックス相手だと倒せないというときはリオルから出すことが多かったです。
最初にランドロスを出されたときはメタモンに交換することが多かったです。
禁止伝説一匹採用可能ルールで禁止伝説がいないことによるパワー不足を、キョダイマックス技の追加効果・弱点保険・リオループの詰め筋・メタモンのコピーで補っています。
メタモンの変身によるコピーと、リオルのまねっこによる技コピーがあるので、そこを意識する必要があり面白い難しさでした。最後に使われた技が何なのかを把握し続けることで相手の技をうまくまねっこする動きができることもあります。
<よくあるルート>
セキタンザンで一体倒してザシアン出てきて倒される→メタモンでザシアンをコピーして、交換で出てきた3匹目のポケモンを大きく削ってから倒される→リオルでまねっこして相手が使った技を先制で出して3匹目のポケモンを倒す→ザシアンにあなをほるリオループで勝ち
セキタンザンのキョダイフンセキでダイマックスイベルタルの弱点保険を発動させた後に倒される→リオルでダイマックスターンを稼ぐ→メタモンでC+2イベルタルをコピーして、キョダイフンセキの定数ダメージと合わせて相手を倒して勝ち
セキタンザンでまねっこリオループの障害となるポケモンを倒す→リオループで勝ち
削れたセキタンザンに対して出てきたランドロスにメタモンを投げる→ランドロスのダイジェットにセキタンザンを投げて倒される→リオルでまねっこそらをとぶループで勝ち
相手を2体倒した後、最後の一体を倒せないもののリオループを続け、時間切れ判定で勝ち
ランクバトルの勝敗記録
ランク9からスタートし、ラプミミノラゴン3体のみでxxoxx、初手ダイマミカルゲ+ムゲンダイナでoooxxでここまでで4勝6敗。おそらくランク9+ゲージ2/8くらいの状態からスタートしました。
孵化厳選偽装で最初に4連敗しているので、ランク9ゲージ0以下に落ちていたはずです(おそらく2敗目のタイミングでランク9ゲージ0)。よって、孵化厳選偽装パーティーの力でランク9ゲージ0からマスターボール級に上がることができたという実績を名乗れます。
途中5試合、間違って別の孵化厳選偽装パーティーでランクバトルに潜ってしまいましたが、こちらのゲージの上昇には貢献しなかったので問題なし。来年以降こちらの孵化厳選偽装パーティーでの戦いもうまくいったらそちらも記事化したいです。
以下が記録です。
ポケモンソードシールド
ランクバトル シリーズ11 シーズン25
12/6~7 弱点保険物理セキタンザン+c妥協とびひざリオル
xxxxo oxoxo 4-6
xxxxx 0-5
偽装パ合計4-11
12/7~8 パワフルハーブCSセキタンザン+c妥協とびひざリオル
xoxxo ooxxx 4-6
偽装パ合計8-17
ここでひかえめミント使用忘れに気がつき使用
12/8,11 珠CSセキタンザン+c妥協とびひざリオル
xooox oxxxo 5-5
偽装パ合計13-22
↑4試合目の3連勝でハイパーボール級にランクアップ!
孵化厳選偽装としては11-18、全体としては15-24でハイパー昇格
xxxox 1-4
偽装パ合計14-26
12/12~13 珠CSセキタンザン+理想個体こらえるリオル
xoxxx xxxxx 1-9
偽装パ合計15-35
↑1~2試合目はリオル持ち物なし(忘れ)
12/15 弱点保険物理セキタンザン+理想個体こらえるリオル
xxxxo oooox 5-5
偽装パ合計20-40
8試合目でマスターボール級到達!到達時20905位
孵化厳選偽装としては19-39、リオル入りとしては18-35、全体としては23-45でハイパー昇格
9試合目で勝利したことでマスターランクリボンをゲット
最終的には
孵化厳選偽装として20-40
リオル入りとしては19-36
全体としては24-46
ハイパーボール級ではどれだけ連敗してもランク10ゲージ0より下には落ちないので、ずっとそこにへばりついていました。進化前統一でマスターを目指した実況者も、ハイパーまで上がるとこの仕様により一息つけると言っていた気がします。
連勝するとゲージが3/8くらい伸びるので、連勝できるかどうかが重要でした。今回も突然4連勝してゲージ0の状態から一気にマスターへ行けました。ハイパー昇格も3連勝によるものだったので本当に連勝が重要。
おまけの仕様検証
今回わかったこと
タマゴ入りパーティーでマスターボール級で勝利した場合、普通のポケモンにはリボンをつけてもらえるが、タマゴにはつかない。孵化させてもリボンは付いていない。
マスターボール級に上がったタイミングおよびそこからさらに一勝したタイミングに手持ちにタマゴの状態でいたタマザラシには、孵化してもリボンが付いていませんでした。
(どんかんorアイスボディと、たくわえる,ねむる,アクアリング,まもる,みがわり,ダイビング,あられあたりを組み合わせてみたくて孵化)
おわりに
勝つたびに「変なパーティで相手に勝利するということを成し遂げた」という気持ちが湧き上がってくるので、とても楽しいパーティーでした。
ちなみに、タマゴはバトルチームには登録できないため、レンタルパーティーは公開不可能でした。
トリプルバトル界隈ではシンオウトレーナーなりきりパーティーが流行中のようですが、剣盾でのなりきりパーティーの記事でした。みんなも孵化厳選中のポケモンプレーヤーになりきろう!
お読みいただきありがとうございました。
約7400字でした。
追記 その後の孵化厳選偽装パーティー記事
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